7月2日は赤谷の日です。
天候:晴れ、参加者:16名、ホスト(赤谷の日運営):日本自然保護協会
【赤谷の日とは?】
赤谷プロジェクトでは、毎月第1週目の週末を「赤谷の日」と名づけ、サポーターとプロジェクト関係者による協働作業日にしています。赤谷の日は、プロジェクトの拠点であるいきもの村の環境整備や、森のこと、生き物のこと、そして、赤谷の土地に育まれた伝統技術をみんなで学ぶ場であり、この活動に毎月赤谷センターも参加しています。
(活動内容)
この日は、いきもの村の環境整備と南ヶ谷湿地の保全活動の2つをメインに行いました。チーム活動の前に、いきもの村の近くにある通称トンボ池に全員で向かい、トンボやヤモリなどを観察しました。
1 いきもの村の環境整備
いきもの村は夏になると雑草が一面を覆ってしまうため、定期的な除草作業が必要です。普段はセンター職員や地域協議会のメンバーで行っていますが、赤谷の日はサポーターにも協力いただいて実施しています。この日は、道下の駐車スペース、どんぐりの苗畑周辺、道上の桐植栽地を中心に、電動刈払機と大鎌を使って行いました。おかげで、周辺はとてもきれいになりました。桐植栽地では、今年に入り新しく苗を5本植栽したので、こちらも順調に育ってほしいと思います。
2 南ヶ谷湿地の保全活動
南ヶ谷湿地では、モリアオガエルの卵塊数を調査しました。湿地では6月ごろから樹上に産卵されたクリーム色で泡状の卵塊を見ることができるようになります。ただ、今年は記録的な猛暑の影響か、卵の数も例年と比較して少なく、卵の表面が干からびて固くなっているものがほとんどでした。これでは、孵化した幼生が卵塊の外に出ることができません。長年調査されてきたサポーターの皆さんも「こんなことは初めてだ」と心配されていました。ちなみに昨年は、雨の影響でふやけたものが多く、赤谷の日に状態のよい卵塊をなかなか拝めずにいます。この日は、6月の赤谷の日に改修した堰の確認や、別の堰の補修作業なども併せて実施しました。改修した堰はしっかり機能していましたが、上流で水が水路から溢れ出てしまっていたので、今後はそちらの対策も必要になりそうです。
報告者:いとうちゃん
これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。
また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html
AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより