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関東森林管理局

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    赤い谷のブログ2022年7月


      

       

    2022年

    自然散策(夏)
    30日

    環境教育WG
    25日

    地域づくりWG
    19日

    赤谷プロジェクト
    みなかみ町連携会議
    7日

    谷川岳山開き
    3日

    赤谷の日
    2日

    シカ捕獲試験終了
    1日

    職員紹介 



    所長
    上野文紀
    (ぶんちゃん)


    自然再生指導官
    玉井宏
    (たま)


    主事
    神垣崇郎
    (がきお)


    主事
    伊藤彰伸
    (いとうちゃん)

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    スケッチ11月表紙

    利根沼田森林のスケッチブック

     

    2022年7月30日

    赤谷の森自然散策(夏)を開催しました。 

    こんにちは、たまです。コロナ禍ではありましたが、今回も納涼のムタコ沢で夏の自然散策をしてきました。
    ここのところ雷雨が続いておりまして空模様が気になるところでしたが、上野赤谷森林ふれあい推進センター所長ならびに、みなかみ町地方創生室の竹内室長からの期待膨らむ挨拶のあと、一斉にスタートしたのでありました。
    まずは、沢沿いの林道をゆっくりと歩きます。途中からは自然林の木漏れ日が揺れる樹林に覆われ涼しげです。
    道脇からは摂氏12℃の湧き水がこんこんと出ていて、ムタコ沢が水源エリアとして機能していることがよく分かります。
    今回、自然散策をより楽しんでいただこうと赤谷の森に棲んでいる生き物を捕まえて観察しようという企画を立てていました。
    会場には、種類の違うトラップを事前に仕掛けて置きました。ベイトトラップ、バナナトラップ、網での捕獲など。
    赤谷の森自然散策は自然を観察して知識を得るとともに、自然環境のしくみについても学んでいただいています。
    今回は、赤谷センター職員4名がそれぞれ、昆虫の話、キノコの話、水の話、ニホンジカの話をしました。
    ガイドさんからは、「トンボが多くなるこの季節には、トンボがブヨを食べてくれるのでブヨに刺されなくなる」という話や、「三国街道に近いこの地域では定期的な測量が行われており、年平均1.4mm隆起している。これが100万年経つと2100mも高くなることから、谷川岳は富士山より高くなるらしい??」などの話をしていただき、参加された皆さんは興味津々でした。
    お昼の時間には、木陰でお弁当を食べた後、赤谷の森自然散策では恒例のお菓子の配布がありました。
    今回は、帰れマンデーでも取り上げられたみなかみ町の「気ママ屋」さんのブルーベリーのマフィンを用意しました。
    ジャムも自家製、一部に生の果実が入っているそうで、かなり評判がよかったです。ごちそうさまでした。
    午後からは、センサーカメラに撮影された動物の写真を確認した後、沢に下りて水棲生物の採取を始めました。
    しかし、ここで突然の豪雨となってしまい、急遽、散策会を中止することに…。
    陸生昆虫のトラップ観察もする予定でしたが、あいにくの天候でカブトムシやクワガタの姿をじかに見ることは出来ませんでした。
    今回、読売新聞が取材に来ていましたが、雨が降ってきたら真っ先に帰ってしまいました。滞在時間も短かったのですが、果たして記事として掲載されたのでしょうか…。
    突然の降雨で、予定していた半分の内容しか案内出来ませんでしたが、皆さん楽しんでもらえたのかなあ。
    次は天気に恵まれて赤谷の森を存分に楽しんでもらいたいです。参加された皆さん、ありがとうございました。
    また、赤谷の森でお会いしましょう(^_^)



    今回のチラシです。新型コロナウィルス対策として参加者は群馬県内在住の方限定、参加人数を20名としました。



    タマゴダケを見つけました。名前の由来、食用でオムレツやスープに入れると美味しい話をしました。

    剥いたばかりのクマ剥ぎ。
    赤谷の森ではまだ被害は少ない。

    山から湧き出た水場の観察。この日の水温は12℃。
    真夏なのにかなり冷たいです。

    キノコがあったのでキノコの話。


    動物の痕跡。ネズミの巣穴を観察。


    なかなか採れない水棲生物。


    開会式の様子。今回は参加者15名、スタッフ9名での開催となりました。


    最初はこんな風景。道の左側は自然林に復元している場所です。


    咲いていたのはミゾソバ。ほかに咲いていたのはキツネノボタン、ハギ、ノリウツギ、エゾアジサイくらいだったかな。

    見つけたヤマガエルを拡大鏡で観察しました。


    きれいな渓流で釣り人多数。岩魚がたくさん釣れるらしい。

    昆虫トラップを仕掛けた場所では、虫の話。
    様々な種類の虫がいて、奈良の公園では糞虫がシカの糞を食べることで環境美化に繋がっているという話もしました。

    岩盤を見ながら、隆起している山の説明。


    この直後に豪雨に見舞われました。

    参加者の皆さん、お疲れ様でした。豪雨の中、迎えの車を回送するまでの間、お待たせしてすいませんでした。
    その後の体調はいかがでしょうか。風邪を引かれていないことを祈るばかりです。
    また、これに懲りずに赤谷の森にお越しいただき、自然の空気を思いっきり吸って、たくさん楽しんでいただきたいと思っております。 

     

    報告者:たま
       
    これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。
    また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html  
    AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより

     

    2022年7日25日

    第1回環境教育WGを開催しました。

    7月25日(月曜日)、みなかみ町観光センターにて環境教育WGを開催しました。

    【出席者】
    [林野庁関東森林管理局計画課]番場誠(企画官(自然再生))、十川陽香(主事(生態系保全係))
    [林野庁関東森林管理局技術普及課]森川真紀(課長補佐)
    [赤谷森林ふれあい推進センター]上野文紀(所長)、玉井宏(自然再生指導官)、神垣崇郎(主事)、伊藤彰伸(主事)
    [赤谷プロジェクト地域協議会]林泉、松井睦子、石坂克之

    [日本自然保護協会]出島誠一、武田裕希子
    [みなかみ町総合戦略課]鈴木紀哉(課長補佐)、須田啓介(主任)
    [新治小学校]加藤正一(校長)

    【議題】
    1. 新治小学校5,6年生の取組み報告、今後の体系化に向けて
    2. 赤谷の森どんぐり事業案について

    3.赤谷プロジェクトに関わる各環境教育の共有と評価
    4.みなかみ中学校へのアプローチについて
    5.その他(谷川岳エコツーリズム推進協議会等との連携、20周年記念事業等)


    会議の様子

      今回の環境教育WGでは、各出席者で取り組んでいる環境教育の実施状況の報告と、新治小学校での赤谷プロジェクトに関わる体験学習の体系化案について議論しました。オブザーバーである加藤校長からは、体験の場としての赤谷プロジェクトの協力に感謝の意が
    あったほか、現在は探り探りで作成している教育活動計画について今後整理していく必要性などが述べられました。
      また、赤谷プロジェクトへの新治小学校の協力の一環としての「赤谷の森どんぐり事業案」や、今後連協を強化していきたい「みなかみ中学校」への赤谷プロジェクトからのアプローチ方法、谷川岳エコツーリズム推進協議会との連携、環境教育からみた赤谷プロジェクト20周記念事業での取組み等についても話し合いました。

    報告者:ぶんちゃん

    これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。
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    2022年7日19日

    地域づくりWGを開催しました。

    7月19日(火曜日)、みなかみ町観光センターにて地域づくりWGを開催しました。

    【出席者】
    [座長]林泉(赤谷プロジェクト地域協議会会長)
    [委員]土屋俊幸(東京農工大学大学院名誉教授)、茅野恒秀(信州大学准教授)
    [林野庁関東森林管理局]番場誠(企画官(自然再生))、十川陽香(主事(生態系保全係))
    [赤谷森林ふれあい推進センター]上野文紀(所長)、玉井宏(自然再生指導官)、神垣崇郎(主事)、伊藤彰伸(主事)
    [赤谷プロジェクト地域協議会]松井睦子、本多結、山口長士郎、根津安臣、長壁総一郎、北山
    郁人
    [日本自然保護協会]出島誠一、武田裕希子、高橋美裕
                               
    【午前の部(現地視察)】※雨天のため会議に変更
      大源田外2国有林240の1林小班の現地視察

    【午後の部(会議)】
    1. 地域づくりWGに
    かかわる赤谷プロジェクトの状況報告
    (森のおもちゃの家、カスタネット、イヌワシ木材、桐植栽、環境影響評価) 
    2. 視察を踏まえた意見交換

    3.赤谷の森の木材地域内活用に向けた課題や可能性
    4.その他


    会議の様子

      今回の地域づくりWGは、午前中に赤谷林道沿線の伐採予定地の視察を予定していましたが、残念ながら雨天のため実施出来ませんでした。このため、座長の林さんにご協力いただき、川古温泉での会議に変更して実施しました。会議では、赤谷センターから視察箇所の状況や公売に関しての説明等をさせていただきました。
      午後の会議では、WEBによる新たな参加者も加わり、各関係どころの取組状況を報告していただきました。赤谷の森の木材の有効活用や、継続的な小規模伐採を実施していくため、地元の自伐型林業の参画の重要性等が話し合われたほか、有識者や木材の生産・加工・販売に係わる事業者など、様々な分野からの活発な意見交換も行われました。

    報告者:ぶんちゃん

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    AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより

    2022年7日7日

    赤谷プロジェクトみなかみ町連携会議を開催しました。

    7月7日(木曜日)、みなかみ町中央公民館にて、みなかみ町との意見交換会が開催されました。
    この会議は赤谷プロジェクトに対する地元みなかみ町の意見を取り入れ、より充実した内容にするために行うものです。

    【出席者】
    [林野庁関東森林管理局]
    諏訪実(計画保全部長)、杉崎浩史(計画課長)、番場誠(企画官(自然再生))、十川陽香(主事(生態系保全係))
    [利根沼田森林管理署]中村昌有吉(署長)
    [赤谷森林ふれあい推進センター]上野文紀(所長)、玉井宏(自然再生指導官)、神垣崇郎(主事)、伊藤彰伸(主事)
    [赤谷プロジェクト地域協議会]林泉(会長)、河合明宣(副会長)、鈴木美香、山口長士郎、根津安臣、松井睦子
    [日本自然保護協会]出島誠一、朱宮丈晴、武田裕希子
    [みなかみ町]
    鬼頭春二(町長)、宮崎育雄(副町長)、田村義和(教育長)、山田庄一(議会議長)、森健治(議会副議長)、本多公保(産業観光常任委員長)、桑原孝治(総務課長)、林市治(総合戦力課長)、入澤はるみ(子育て健康課長)、中澤聡(農林課長(代理:次長))、高野明夫(観光商工課長)、河合博市(学校教育課長)、丸山浩文(生涯学習課長)、竹内理恵(地方創生室長)、鈴木紀哉(企画係長)、須田啓介(企画係主任)

                               
    【議事】
    1. あいさつ
    2. 赤谷プロジェクトの取組について
      (1)ニホンジカの低密度管理に向けた取組
      (2)環境教育関連
      (3)イヌワシ狩場試験、イヌワシ木材等
      (4)桐植栽関連
    3.意見交換


    会議の様子

      今回の会議は、今年2月に開催予定だった当会議が、新型コロナウイルス感染予防対策の影響により参加人数を大幅に縮小して開催されたこと、また、感染状況が全国的にも落ち着いたことなどを踏まえ、あらためて赤谷プロジェクトの活動報告と意見交換をする場として設定しました。
      会議では、
    赤谷プロジェクトに関する様々な取組について紹介した後、みなかみ町の皆さんとの意見交換を行いました。ニホンジカ対策や環境教育関連についての質問や感想があったほか、取組に対する感謝の意が述べられるなど、意義のある意見交換の場となりました。
      これからも毎年このような場を設けて、みなかみ町の発展につながる活動が出来るように取り組んで行きたいと考えています。

    報告者:ぶんちゃん

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    2022年7月3日

    谷川岳山開きに参加しました。

      7月3日(日曜日)、谷川岳山開きならびに安全祈願祭に招待をいただき参加しました。一昨年、昨年の山開きは、新型コロナウイルス感染予防対策の影響を受け、中止や参加規模を大幅に縮小しての開催でしたが、今年は2年ぶりに通常どおりでの開催となりました。
    早朝4時から行われた神事には、地元みなかみ町の町長をはじめ、国、県、警察、山岳会などから多数の関係者が参列し、今年の谷川連峰における登山の安全を祈願しました。また、式典の最後には、登山者の安全を願い「くぐり輪」の儀式も行われました。
    その他、東京からの登山客を乗せた夜行列車が運転され、モグラ駅で有名なJR土合駅から会場までの間を「かがり火」や「キャンドルタワー」の灯火で出迎えたり、勇壮な三国太鼓の演奏披露などの催しが行われ、多くの関係者、
    登山者で賑わいを見せていました。




    早朝の会場の様子(キャンドルタワーの灯火)



    登山者の安全を祈願して「くぐり輪」を抜けます

    報告者:ぶんちゃん

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    2022年7月2日

    7月赤谷の日を開催しました。

    7月2日は赤谷の日です。
    天候:晴れ、参加者:16名、ホスト(赤谷の日運営):日本自然保護協会

    【赤谷の日とは?】
      赤谷プロジェクトでは、毎月第1週目の週末を「赤谷の日」と名づけ、サポーターとプロジェクト関係者による協働作業日にしています。赤谷の日は、プロジェクトの拠点であるいきもの村の環境整備や、森のこと、生き物のこと、そして、赤谷の土地に育まれた伝統技術をみんなで学ぶ場であり、この活動に毎月赤谷センターも参加しています。

    (活動内容)
      この日は、いきもの村の環境整備と南ヶ谷湿地の保全活動の2つをメインに行いました。チーム活動の前に、いきもの村の近くにある通称トンボ池に全員で向かい、トンボやヤモリなどを観察しました。

    1 いきもの村の環境整備
      いきもの村は夏になると雑草が一面を覆ってしまうため、定期的な除草作業が必要です。普段はセンター職員や地域協議会のメンバーで行っていますが、赤谷の日はサポーターにも協力いただいて実施しています。この日は、道下の駐車スペース、どんぐりの苗畑周辺、道上の桐植栽地を中心に、電動刈払機と大鎌を使って行いました。おかげで、周辺はとてもきれいになりました。桐植栽地では、今年に入り新しく苗を5本植栽したので、こちらも順調に育ってほしいと思います。

    2 南ヶ谷湿地の保全活動
      南ヶ谷湿地では、モリアオガエルの卵塊数を調査しました。湿地では6月ごろから樹上に産卵されたクリーム色で泡状の卵塊を見ることができるようになります。ただ、今年は記録的な猛暑の影響か、卵の数も例年と比較して少なく、卵の表面が干からびて固くなっているものがほとんどでした。これでは、孵化した幼生が卵塊の外に出ることができません。長年調査されてきたサポーターの皆さんも「こんなことは初めてだ」と心配されていました。ちなみに昨年は、雨の影響でふやけたものが多く、赤谷の日に状態のよい卵塊をなかなか拝めずにいます。この日は、6月の赤谷の日に改修した堰の確認や、別の堰の補修作業なども併せて実施しました。改修した堰はしっかり機能していましたが、上流で水が水路から溢れ出てしまっていたので、今後はそちらの対策も必要になりそうです。


    いきもの村近くの通称トンボ池で生き物を観察


    モリアオガエルの卵塊調査


    比較的新しいモリアオガエルの卵塊


    干からびてしまっているモリアオガエルの卵塊


    雨で流されてしまった堰の補修


    湿地に咲いていたノハナショウブ


    湿地内でたくさん見られたミズチドリ


    6月の赤谷の日に改修した堰の様子を確認


    大峰林道付近にある通称バイカモ池を観察


    数輪の花がみられたバイカモ


    いきもの村(どんぐり苗畑)の刈り払い後の様子


    いきもの村(桐植栽地)の刈り払い後の様子

    報告者:いとうちゃん

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    2022年7月1日

    ニホンジカの捕獲試験を終了しました。

      6月1日から実施していたニホンジカの捕獲試験(詳細はこちら)ですが、6月30日をもって終了となりました。結果ですが、今回は残念ながら捕獲0頭に終わりました。ただし、全く成果がなかった訳ではありません。5箇所で実施した足くくり罠による捕獲では、2箇所で鉱塩による高い誘引が確認され、少なくとも4回の罠の踏み抜きがありました。すべて空弾きとなり捕獲には至りませんでしたが、シカの頭数が低密度にあって、惜しい結果となったことは前向きに捉えたいと思います。空弾きとなった原因は、足をくくるためのワイヤーの劣化と水分を多く含んだ重い土による罠のバネの跳ね上がり力の低下が考えられるので、今後はそのあたりを改善していく必要があります。 また、2箇所で実施した箱罠ですが、5月までは箱の中に入っていたシカが、試験開始とともに中に入らなくなってしまいました。6月が捕獲期間であるということを認識しているのかもしれません。今後は、罠の改善や捕獲期間を見直し、9月以降に2回目の捕獲試験の実施を検討したいと思います。

    報告者:いとうちゃん

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    お問合せ先

    赤谷森林ふれあい推進センター

    ダイヤルイン:0278-60-1272