2021年
JICA研修の受入れ 16日
群馬テレビに出ちゃいました。 15日
シカの行動把握調査 経過報告 14日
職員紹介
所長 佐藤健司 (さとちゃん)
自然再生指導官 玉井宏 (たまちゃん)
自然再生指導官 中園昭博 (ぞの)
主事 伊藤彰伸 (いとうちゃん)
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リンク情報
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赤谷の森語ログ
赤谷を含む群馬県北部の国有林を管理する利根沼田森林官署のブログも山の魅力満載!↓
利根沼田森林のスケッチブック
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2021年9月16日
JICA研修で国有林の現地視察の受け入れを行いました。
【研修の目的】 海外留学生に国有林野事業について理解を深めて貰う。
【受講者】2名 【同行者】1名(通訳)
(概要) 研修では、最初にパワーポイントを使った赤谷プロジェクトの概要や取り組みについて説明しました。マレーシアからの研修生でしたが積極的で質問も多く、また、通訳も介しての講義となることから時間が足りなくなり、もう少しポイントを絞っての説明にするべきだったと反省しております。質問もサポーターの「モチベーションとは」、「収入にならないのになぜ参加するのか」など今までとは違った視点からの質問が多く、勉強になりました。その後は、イヌワシの狩り場創出試験地を案内し、ニホンジカのGPS追跡調査も見せたところ大変興味を持って頂きました。海外からの研修生を受け入れるのは久しぶりで、不慣れな点も多かったですが、この経験を生かして今後の研修に取り組みたいと思います。
報告者:さとちゃん これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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2021年9月14日
ニホンジカの行動把握調査の経過を報告します。
赤谷プロジェクトでは今年度「ニホンジカの低密度下における捕獲試験」を6月1日から6月30日の間で実施しました。その際、25日に捕獲したメスジカ1頭にGPS首輪型発信器(以下、発信器)を装着して放獣し、以降、行動の軌跡や分布を把握する調査(以下、行動把握調査)を行っています。今回は、この行動把握調査について、発信器を装着した6月25日からこれまでの調査結果についてご報告します。捕獲試験や発信器装着時の詳細については7月1日の記事をご覧ください(こちら)。 シカに装着した発信器ですが、2時間おきの頻度で人工衛星により位置情報を取得します。取得したデータは発信器に蓄積されますが、専用のアンテナとスマートフォンを使うことで、そのデータを得ることができます。しかしそのためには、シカの半径2kmの範囲内に近づく必要があります。発信器からは3秒間隔でビーコンが出ており、それをたよりに先のアンテナとスマートフォンでシカを探します。シカを放獣した直後は、そのシカがどこに行ったのか全く分かりません。初めのうちは、とりあえずシカを放獣した付近の山の林道沿いを探し回りましたが、ビーコンを捉える事ができませんでした。これは長期戦になりそうだと思っていたのですが、周囲の尾根が見渡たせる見晴らしのよい地点をいくつか当たっているうちに、7月14日にようやくビーコンを捉え、それまで発信器に蓄積されていたデータを無事に取得する事ができました。使用している発信器ですが(株)サーキットデザインのもので、取得したデータはインターネット上にアップロードすることで、アニマルマップと呼ばれる専用のサイトにて軌跡や分布を簡単に見ることができます。その結果、小出俣林道付近で捕獲されたメスジカは、小出俣沢と赤谷川に挟まれた十二社ノ峰にいることが分かりました。一度場所が確認できれば、冬までの間、基本的に大きな移動はしないため、以降の調査は楽になります。そして、現在は9月7日までのシカの行動が分かっており、今も十二社ノ峰を中心に活動しているようです。 行動把握調査の最大の目的は、赤谷の森のニホンジカの越冬場所や、そことの移動経路を明らかにする事です。これからの繁殖期や冬期にかけては、行動圏が大きく変わる事が予想されるため、シカを見失わないように注意しながら調査を続けていきたいと思います。 また、赤谷プロジェクトでは10月にも6月と同様の捕獲試験を実施し、別な地点で捕獲されたシカに対しても行動把握調査を行いたいと考えています。今後も10月の捕獲試験と合わせて行動把握調査の経過を随時報告していきます。
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