2020年
皮むき間伐体験会 ~伐倒編~ 22日
第1回渓流環境復元WG会議 17日
赤谷の日 8日
職員紹介
所長 佐藤健司 (さとちゃん)
自然再生指導官 玉井宏 (たまちゃん)
自然再生指導官 中園昭博 (ぞの)
主事 伊藤彰伸 (いとうちゃん)
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2020年8月22日
「赤谷の森で皮むき間伐体験会~伐倒編~」を開催しました。
8月22日(土曜日)はNPO法人「森の蘇り」の大西相談役と難波氏を講師に招き、皮むき間伐の体験会を開催しました。
皮むき間伐とは、立木に手鎌と竹べらを使ってスギやヒノキの皮むきを行い、立ったまま木を枯らすことで、森に光を入れる間伐の方法です。葉が付いたままの木を皮むきにより枯らすことで、木の水分が抜けて軽くなり、容易に運材できるようになります。「森の蘇り」が掲げる、地域の森林を地域住民が自ら手入れを行い、森林資源を有効活用するというコンセプトは、赤谷プロジェクトが目指す「生物多様性の復元と持続的な地域づくり」に繋がるものと考え、赤谷センターでは平成29年9月に第1回目の皮むき間伐体験会を開催しました。当時は木を枯らすことを目的とした皮むき作業のみを行いましたが、今回の体験会では、それから約3年が経過し、木の水分が抜けきり伐倒適期を向かえたことを受け、伐倒編というかたちでの開催となりました。
体験内容 まず始めにいきもの村にて開会式(写真1)を行ったあと、大西相談役と難波氏による講義が行われました。「森の蘇り」についてや、皮むき間伐の意義、500年後の森づくりなど、興味深いお話をたくさん聞かさせいただきました(写真2)。 その後、いきもの村から車で現地まで向かい、実際に伐倒の仕方について、実演を踏まえながら教えていただきました。特に興味深かったのは、受け口と追い口を入れた後の、処理の方法です。間伐は林内に木が密にはえている状態のため、多くの場合でかかり木が生じてしまいます。かかり木はその処理が大変なため、「森の蘇り」では、かかり木が生じないように、木の板と短い丸太使って、伐倒木の元口側を伐倒方向とは反対方向に引っ張りながら倒していきます(写真3、4)。普通に倒すよりも手間はかかりますが、こうすることで、かかり木を防ぎながら伐倒することができます。また、傾斜によって複数の伐倒方法があることも教えていただき、とても興味深く拝見しました。伐倒したら、その場で枝払いをし、長さ約2.1mに玉切ります。玉切った木は、軽トラックに積み込むため、そこまで運ぶ必用がありますが、水分が抜けた木は、生木と比較して非常に軽く、大人なら一人で肩に担ぐことができるほどです(写真5、6。これには、参加された多くの皆さんが、驚かれていました。また、力の無い子供や女性でも、伐倒した末口側の丸太を利用して簡単に引っ張りながら運ぶ方法も教えていただいたところで午前中は終了しました。 お昼休憩を終えると、実際にかかり木になってしまった場合の処理の仕方を教わりました。生木より軽いとはいえ、かかり木1本は十分に重く、ただロープで引っ張るだけではびくともしませんが、てこの原理を利用した方法と同時に行うことで、処理することができました(写真7)。かかり木の処理は人力では非常に体力を使うため、手間はかかってもかかり木を生じさせない伐倒方法が重要だと感じました。その後は、チェーンソーの扱い方についても教わりました。「森の蘇り」で考案されているより安全で女性でも疲れにくい体勢(フォーム)について、手取り足取り教えていただきました。実際に「森の蘇り」が行っている研修では、各作業ごとのフォーム固めを大切にしており、習得するまでに3日間が必用だそうです。今回は小型のチェーンソーを使用し、女性や子供にもそのフォームを体験してもらいました。足や手の位置関係や、小型といえど重量のあるチェーンソーに苦戦しながも、皆さん積極的に扱い方を教わっていました(写真8、9)。 そうこうしているうちに、雷鳴とともに雨が降り出したので、現地での体験はそこで切り上げ、最後はいきもの村で意見交換会を行いました。参加者の皆さんからは、「こんな方法があることを知れて興味深かった」「チェーンソーについて学べてよかった」「面白かった。皮むきの体験もしたいと思った」などの感想をいただきました。また、「森の蘇り」では、皮むき間伐をした木から製品を作り、販売までを手がけており、その際の製材機等について興味を持たれている方もおられました。 最後に、「森の蘇り」では、皮むき間伐のことを「きらめ樹」と称しており、そのポーズをしながら記念撮影をして終わりです(写真10)。最後は雨で少し残念でしたが、皆さん怪我なく終わることができて何よりでした!
※今回の「皮むき間伐」ですが、赤谷プロジェクトにおける地域づくりの一環として紹介しているもので、国有林として普及を進めているものではありません。
報告者:いとうちゃん これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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2020年8月17日
第1回渓流環境復元WGを開催しました。
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2020年8月1日
8月赤谷の日を開催しました。
8月1日は赤谷の日です。 天候:曇りのち晴れ、参加者:11名、ホスト(赤谷の日運営担当):赤谷森林ふれあい推進センター
【赤谷の日とは?】 赤谷プロジェクトでは、毎月第1週目の週末を「赤谷の日」と名づけ、サポーターとプロジェクト関係者による協働作業日にしています。赤谷の日は、プロジェクトの拠点であるいきもの村の環境整備や、森のこと、生き物のこと、そして、赤谷の土地に育まれた伝統技術をみんなで学ぶ場であり、この活動に毎月赤谷センターも参加しています。
(活動内容) 関東甲信で梅雨明けがようやく発表されたこの日、雨が心配だった赤谷の日も、天候に恵まれ活動日和となりました。集まった皆さんも、これまでの長雨からやっと解放され、早く活動したくてうずうずされているようでした。
1 南ヶ谷湿地環境保全活動(センター:中園 サポーター:和田、前田) 南ヶ谷湿地では、近年の水位低下を防ぐために、水辺周辺の倒木等を利用して堰を造ったり、湿地に流れ込む落ち葉や土の浚渫作業を行ったりしています。この日は、各箇所にある堰の点検や補修、鍬を使った浚渫作業の他、動植物の観察を行いまし。今年の湿地は、連日の雨によって水位が比較的高く保たれているようでした。観察では、クロサンショウウオが水中から出てくる様子が見れたほか、この時期に多く咲いているヤマユリやコオニユリ等のユリや、アカバナの花を見ることができました。
2 いきもの村環境整備(地域協議会:長浜、高橋、松井) いきもの村で快適に活動するために欠かすこのできない環境整備。この日は、歩道や駐車スペース、小川へ下りていく道周辺の草刈り作業をメインに行いました。下草が生い茂っていると、どうしてもそこから奥に入りずらくなってしまいますが、刈り払うことで生き物の観察地点まで行きやすくなります。特に高橋さんは電動刈払機を使い、いつもきれいに整備してくださるので、本当に助かっています。
3 センサーカメラのデータ回収(自然保護協会:萩原 サポーター:永田) (株)ニコンが行っている植生復元地に設置しているセンサーカメラのデータ回収を行いました。
4シカ罠設置 一昨年から行っているシカ捕獲の取り組み。今年も10月から11月にかけて、くくり罠による捕獲を実施します。場所の選定は、これまで行ってきた鉱塩によるシカの誘引状況から判断して、南ヶ谷3箇所、富士新田1箇所、仏岩1箇所の計5箇所で設置することとなりました。昨年度は罠を設置した際の周辺の改変や罠の臭いにシカが警戒したのか、罠設置後にそれまで鉱塩に多く集まっていたシカが、ぱったり来なくなった経緯があります。そこで、今年は捕獲予定期間より前から罠を作動しない状態で設置し(仮設置)、シカを罠に慣れさせる対策を実施することとしました。使用するくくり罠は、シカ以外を捕獲しにくい仕様のもので、一般的なものよりもサイズは大きめです。
この日私はシカ罠設置を担当しましたが、今回のようなタイプのくくり罠の設置は初めてで、仕様も若干複雑なため、設置が難しかった印象です。あくまで仮設置の段階ですが、本番ではもう一度、細部を調整して捕獲にいどみたいと思います。
告者:いとうちゃん これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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