2016年9月3日
9月赤谷の日
平成28年9月3日(土曜日)は赤谷の日です。天候:晴れ、参加者:17人
9月のホストは赤谷センターです。
赤谷プロジェクトでは、毎月第1週目の週末を「赤谷の日」と名づけ、サポーターとプロジェクト関係者による協働作業日にしています。赤谷の日は、プロジェクトの拠点であるいきもの村の環境整備や、森のこと、生き物のこと、そして、赤谷の土地に育まれた伝統技術をみんなで学ぶ場であり、この活動に毎月赤センターも参加しています。
【9月赤谷の日メニュー】
1.歩道整備
歩道整備はいきもの村内の施設周辺、散策路などの草刈りを進めました。
2.里山整備
ススキの刈り払い、雑木林の落ち葉や枯れ枝等の除去を行いました。
3.ホンドテンモニタリング
ムタコ沢で14サンプル、旧三国街道では2サンプルのテン糞を採取しました。糞の内容は動物のほかウワミズザクラの種の痕跡が確認されました。
4.南ヶ谷湿地会議
現地で湿地の状態を確認し、今年度の湿地の活動を振り返り、いきもの村に戻り今後の活動方針について検討を行いました。
南ヶ谷湿地チームからは、湿地の水位が近年減少傾向にあること、カヤの拡大していること、クロサンショウウオやモリアオガエルの産卵数も減少傾向にあること、今年行ったカヤの刈り払いや湿地の浚渫の結果等について報告がありました。
今後の活動方針については、基本的にはこれまでの作業内容や範囲を継続し湿地の環境のモニタリングを続けることが妥当であるが、現地の調査結果のデータを再整理した上で、一部新たな作業を行うかを再検討するという結論になりました。
5.ニホンジカライトセンサス
夜に赤沢スキー場でニホンジカのライトセンサスを行いました。若いシカ(おそらくメス)一頭をゲレンデ下で確認しました。

南ヶ谷湿地の状況とこれまでの活動結果の確認

湿地の水面に映るサワギキョウ カヤを刈ったところに咲くアケボノソウ

いきもの村でこれまでの活動結果と今後の活動内容を確認

いきもの村のシュレーゲルアオガエル 夜のニホンジカライトセンサス
南ヶ谷湿地は、どの部分を保全のコアゾーンとするか、どの程度人の手を加えるべきか、また推移を自然なものとして捉えるべきかなど、判断が難しい点があるため、これからもモニタリングと保全活動のあり方の検討を継続していくことが必要です。
赤谷の日のライトセンサスでは3回目にして初めてニホンジカを確認しました。シカの食害という観点からは喜ばしくはないのですが、私も含めみんな発見して楽しそうな様子でした。
報告者:うお所長
これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。
また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。
http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html
AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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