4月赤谷の日は赤谷センターがホストで、フジッキーの司会進行のもと進められました。
年度当初ということもあり、新メンバーの紹介のあと、所長から赤谷プロジェクトの平成27年度活動内容やイベント等のお知らせがありました。
その後雨降る肌寒い天候でしたが、いきもの村の環境整備や各種調査に入りました。
1. 里山環境整備
今後の整備について現地検討を行い、ヒルのいない、子供が安心して遊べる広場を目指し、また、カブトムシやここで増えることも期待しながら、今後予定している落ち葉かきの落ち葉をためる場所作りを始めました。
2.水生生物の生息環境保全
昨年試作した「新コブナ池」が融雪とともに土などが流れ込み、このままでは維持が難しいことから、拡張とその保全の検討を始めました。また、「新コブナ池」ではオニヤンマのヤゴやヤマアカガエルの卵塊、ゲンゴロウなど6種の生き物を確認しました。
3.歩道整備
雪解け後の歩道とその周辺の点検と今後整備していく箇所の検討をしました。歩道脇の危険な枯損木の処理などの整備を進めていきます。
4.南ヶ谷湿地の状況を確認
林道入り口から湿地までの間、人工林沿いなどの深いところでは80cm、湿地周辺も20cm程度の残雪がありました。モリアオガエルの産卵はまだ見られませんでした。

ヤマアカガエルの卵塊

ヤマビルが!!
【いきもの村初体験 まっちゃん の感想】
初「いきもの村」でいきなりカモシカを非常に間近でじっくり観察することができました。カモシカとの睨み合いになり、どっちも引かず、緊迫した睨み合いの中、我々が接近を試み目を離した隙に逃げられてしまいましたが、泰然自若としたカモシカの姿はかっこよかったです。
新コブナ池ではオニヤンマのヤゴやヤマアカガエルの卵塊、マツモムシ、ゲンゴロウなど、いるわいるわ、多様な水生生物の生息を確認できました。まさに「いきもの村」!
西日本などは桜満開ですが、ここ「いきもの村」はハルニレ、フサザクラなどの花が満開で、それらの花は控えめに咲き、里山らしい美しさを醸し出していた。また、ヤナギ類がまさに芽吹きの時期を迎えており、その新緑の淡い緑が非常に美しかったです。
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