8月4日(一日目)
本日は、快晴です!(参加者:21名)
渓流WG委員である中井先生(国士舘大学)から渓流環境調査マニュアルの指導を受けてから、調査体験を行いました。
渓流環境調査の目的
(渓流環境調査マニュアルから抜粋)
ここでいう渓流環境とは、水流の状況、渓流の連続性、砂礫の状況など、生物の生息とかかわる環境をさします。それは、渓流環境の生物多様性保全や渓流と森林(森林動物を含む)との関わりの保全を検討するために必要な情報です。
この調査は、広い範囲の渓流環境をざっくりと把握することを目的としています。広い範囲を定性的な方法で、多くの渓流に関心のある方々の協力を得て、調査を行いたいとの考えのもと、この調査マニュアルと調査票は作られています。
この調査の結果、赤谷プロジェクトの渓流で、どこにどのような環境があるのかを把握し、図示していきたいと考えています。
また、魚類や水生昆虫、カワネズミといった渓流の生物に関する調査を実施する際に、調査地の選定のための材料や調査地での生物と環境の関係を検討する材料となります。そしてそれらの結果が、赤谷プロジェクトエリアの渓流保全につながります。
ということで・・・今回は小出俣沢で調査体験です。日向は刺すような日差しでしたが、沢筋に入るとほっと一息。沢筋は半分以上が木陰となっていて、川面に映る木漏れ日が涼しさを演出してくれていました。
調査ポイントの決め方、川幅の見方、石礫の大きさ、樹冠の様子・・・なかなか調査項目も多いですねぇ~。
質問 「先生、あっちとこっちでずいぶん川の状況が違うのですが、どうやって調査ポイントを決めればいいのでしょうか?」
先生 「はい。それは、エイヤッ!と決めて下さい。」
途中、蝶やカジカガエルに見とれながらも、全部で3箇所の調査を行いました。
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