2012年5月18日(金曜日)
森林生態系S研修(;一_一)
関東森林管理局の職員(森林官等)を対象に平成24年度森林生態系スペシャリスト養成研修が、赤谷で実施されました。
これは、「森林生態についての知見を有する職員の養成を図り、業務の円滑な運営を図る」ことを目的としているとか?
とある日のこと!
H所長:栗田指導され官も研修に参加し、よう~~く勉強してくるのだ!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
栗ちゃん:了解しました。
そんな訳で研修日誌です!
2012年5月14日(月曜日)
研修初日は、関東森林管理局計画課長から、「生物多様性に関する最近の動向」と題して、生物多様性国家戦略2010のポイント!や農林水産省生物多様性戦略見直しのポイント!さらに国有林野事業における生物多様性保全の位置づけ!について赤谷プロジェクトを含めた事例を交えた特別講義がありました。
また、計画課森林施業調整官からは、「赤谷の森の管理経営計画の概要」について、講義があり、
I調整官:赤谷の森の管理経営計画について読んだことがある人は挙手して!
研修生:パラパラ挙手!栗田ちゃんぼーとして挙手でおくれ~~~!
I調整官:栗ちゃん読んでないの~~~!
栗ちゃん:すみません!挙手が出遅れました。しっかりと熟読しております。(あたりまえだよ~~!)
そんなこんなで初日終了!
2012年5月15日(火曜日)会場:赤谷
森林土壌調査等のスペシャリスト!長島先生登場!
赤谷プロジェクトでも大変お世話になっている長島先生からは、
これは、実際に現地で20m×20mのプロットをとって植生調査を行いました。
調査項目は、高木層B1、亜高木層B2、低木層S、草本層Kの各階層ごとの植被率と出現する植物等(いっぱいです)について調査しました。(長島先生雨の中ご指導ありがとうございました)
その後、植物の生育と光量(相対照度)、生物多様性などに関する考え方を教えていただきました。
写真撮る余裕もなく、文字だけでごめんなさい(@_@;)
2012年5月16日(水曜日)会場:赤谷
この日は、小出俣林道を歩きながら、「森林のしくみと生態」と題して、長島先生から現地実習を受けました。


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長島先生からは、日本の森林帯の考え方の変遷や植物の水平及び垂直分布について
各森林帯(亜熱帯林、暖温帯林、冷温帯林、中間温帯林、亜寒帯林)や太平洋側と日本海側の植物層の相違などについて
ササ類の分布と生活形について
説明を受けました。
← 長島先生から、森林の分布や森林の遷移について説明を受けています。
研修中は、赤谷プロジェクトで行っている、人工林から自然林への移行のためのモニタリング調査の考え方や様々な樹木等の見分け方、渓畔林の成り立ち等について指導を受けました。
最後は、大きなカツラの木の説明を受け終了しました。
長島先先ご指導ありがとうござました!来年もよろしくお願い致します!
← 隠れ所長?見つけました(^.^)
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2012年5月17日(木曜日)会場:赤谷
この日は、「野生動物の生態」がテーマです。講師は、㈶日本自然保護協会 出島先生と辻村先生です。
よろしくお願いします。


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辻村先生から、「猛禽類調査の基本と実践」の講義を受けました。
内容は、
- なぜ猛禽類を調査するのか
- 生態系の健康状態
- 猛禽類の分布及び見分けのポイント
- 繁殖成功率など
実習をとおして、猛禽類に興味が湧きました(*^_^*)
また、トビ、ハチクマを見ることができました。
←辻村先生から双眼鏡の使用方法と指導受けている様子
出島先先からは、「野生動物と森林管理」について講義を受けました。
内容は、国有林及び森林生態系の管理者として、知ってほしいこと(管轄内にいる動物、タゴガエル等)やフィールドサインの見方、センサーカメラの活用方法、赤谷プロジェクトでの事例を交えて、ツキノワグマ、ニホンジカ、両生類等赤谷で設置したセンサーカメラの画像を交えた指導を受けました。
←いきもの村のセンサーカメラが捉えた動物を説明している様子。キツネの親子はとてもカワイイ~~!
辻村先生、出島先生ご指導ありがとうございました。
※ 研修生は赤谷の日に参加するのだ!BY栗ちゃん
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2012年5月18日(金曜日)
研修最終日は、2年目の研修生から、自主研修課題「既に作成されている自署等の土壌図と現況の森林を観察した結果と将来の森林の姿を考察する」と題して、1年間?の課題について発表がありました。
来年の課題は「我が森林事務所等管内の森林帯区分及びそこに生育する野生動物(推定も含む)の生育環境としての森林との関係について考察する」です。
テーマは、長いが、栗ちゃん流に解釈するとキーワードは、森林帯区分・野生動物・生育環境の3つを組み合わせ森林との関係をレポートにまとめると理解! 間違ってたら・・・・企画官殿ご指導を待ってます。
最後に、この課題に悩んでる研修生は、赤谷の日(毎月第一土日)に参加するのだ!
参加することによって課題の道はひら~か~れ~る!とのこと!(出島・辻村両先生の懇切丁寧な指導があ~る?)
そんな訳で、一週間分を一気に書き上げた栗ちゃんでした。赤谷プロジェクトは、新しい人材を待っているぞ!
これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。
また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。
http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html
AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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