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赤い谷のブログ 

2014年8月

基本構想改定懇談会(第2回) 27日

ほ乳類WG会議(第1回) 27日

みなかみココイラ(プレイベント) 25日

21世紀の森フェスティバル 24日

猿ヶ京温泉赤谷湖上花火大会 23日

プレスリリースしました! 4日

基本構想改定懇談会(第1回) 2日

8月赤谷の日 2日

職員紹介 

  

藤澤将志 

所長:藤澤将志 ♂

(スマイリー!フジサワ?) 
 

藤木久司

自然再生指導官:

藤木久司♂

(フジッキー?)

 

栗田喜則

自然再生指導官:

栗田喜則♂

(栗ちゃん?)

 

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スケッチ11月表紙

利根沼田森林のスケッチブック

2014年8月

2014年8月27日 

赤谷の森基本構想改定懇談会(第2回)

 平成26年8月27日(水曜日)18時45分~21時15分 東京農工大学において、赤谷の森基本構想改定検討会(第2回)が開催されました。   

「赤谷の森・基本構想」(以下、基本構想)は赤谷プロジェクトの成果に基づき策定される、赤谷プロジェクトのマスタープランです。

今年は、策定から5年目を迎えるためこれまでの成果を踏まえて、基本構想を改定することにしました。現在、検討会を編成し、改定作業を進めています。

 

【赤谷の森基本構想とは】

http://www.nacsj.or.jp/akaya/ap_masterplan.html

 

【赤谷の森管理経営計画と赤谷の森、基本構想の関係】

「赤谷の森管理経営計画」は、赤谷プロジェクトがめざす、生物多様性復元と持続的な地域づくりを実現するために、赤谷の森を将来にわたってどのような森林としていくかの基本的な考え方を構想として取りまとめ、平成21 年度プロジェクト中核3 団体で合意した「赤谷の森・基本構想」を基に、利根上流森林計画区に係る地域管理経営計画の一部として策定するものです。 

 

[東京農工大学教授] 専門家 土屋

[赤谷森林ふれあい推進センター]藤澤

[日本自然保護協会]朱宮、出島、藤田

出席者 5名

 

懇談会の議事次第

①改定スケジュールの確認
②みなかみ町民との懇談会について
③赤谷プロジェクトサポーター懇談会(8/2開催)で出された意見等について
④基本構想改定の内容について

遅い時間帯での開催となりましたが、現状の整理と今後についての有意義な話し合いが行われました。 
 

報告者:基本構想はまかせて安心! Byフジサワ 

 

これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。

また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。

http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html  

AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより   

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2014年8月27日 

ほ乳類WG会議(第1回)及び「ニホンジカ管理検討チーム会議(第1回)」

 平成26年8月27日(水曜日)13時30分~17時30分 東京農工大学農学部1号館4階402号会議室において、ほ乳類ワーキンググループ会議(第1回)及びほ乳類WGの中に設置した「ニホンジカ管理検討チーム(第1回)」が開催されました。 

  

【ほ乳類WG会議の目的】

赤谷の森は、今までの調査からほ乳類の生息環境として比較的良好な状態で保たれていると考えています。赤谷の森がほ乳類の生息環境としてよりよくなるよう、”ほ乳類を指標とした生態系の現状評価手法の確立”“野生動物と人間の関係のあり方を探る”ことを目的として、様々な調査活動等を行っています。

 

【赤谷プロジェクト・ニホンジカ管理検討チームについて】

1 目的
 ニホンジカの被害対策は、一般的に被害が酷くなってから実施され、回復事業を行っても元の状態に回復できないことも多い。そのため、ニホンジカの侵入の初期段階において総合的な対策を行うことが重要であると考えられる。
 本検討チームでは、ニホンジカの侵入初期段階にあたる、「生物多様性復元」と「持続的な地域づくり」を目標とした赤谷プロジェクト・エリア(群馬県みなかみ町)において、ニホンジカ侵入初期段階における総合的な対策を検討することによって、将来的に懸念される生態系等への悪影響を回避することを目的とする。
 なお、本検討チーム会議は、林野庁関東森林管理局受託事業「平成26年度三国山地/赤谷川・生物多様性復元計画推進事業」の一環として行われるものである。


2 アウトプットのイメージ
 1)ニホンジカ管理のための植生指標の作成
   (どのような植生・摂食状況になれば、ニホンジカ管理および被害対策を開始すべき進入初期段階と判断できるか?)
 2)赤谷の森におけるニホンジカ被害の現状及び、植物群落ごとの感受性を考慮した総合的対策
 3)ニホンジカ侵入初期段階における大規模伐採地の取扱指針

○出席者

委員:梶光一(座長:東京農工大学)、長池卓男(山梨県森林総合研究所)、吉川正人(東京農工大学)、赤坂宗光(東京農工大学)
関東森林管理局:藤澤将志、藤木久司(赤谷森林ふれあい推進センター)、生方啓司、坂本朋美、高氏均(関東森林管理局)
オブザーバー:坂庭浩之(群馬県林業試験場)
事務局 :出島誠一、藤田卓(日本自然保護協会)、篠田悠心、東海林百子(記録係)
以上 14名

次第
昨年度設定した管理目標および課題の共有、ほ乳類WGの検討項目、運営スケジュールの確認(報告)

  1. 赤谷の森のほ乳類の現状評価の検討
  2. ニホンジカの摂食状況の現状評価方法の検討、モニタリング計画の検討
  3. 管理ツールボックスを用いたニホンジカ対策手法の検討

 

配布資料

  • 1―1.昨年度設定した管理目標および今後の課題
  • 1-2.2014年度のほ乳類WGの開催日程および議題
  • 2.改訂版・赤谷の森基本構想(赤谷の森のほ乳類の現状評価(ほ乳類WG担当分)
  • 3-1.赤谷の森におけるニホンジカの摂食状況の現状評価方法(案)
  • 3-2.2014年度のほ乳類WGモニタリング計画
  • 4.管理ツールボックスを用いたニホンジカ対策手法の検討

 

 

報告者:シカとしません! byフジッキー( ..)φメモメモ 

 

これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。

また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。

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2014年8月25日 

みなかみココイラ「ネイチャークラフト教室~マツのコデラックス豪華版!~」

平成26年8月25日(月曜日)、泊まれる学校「さる小」(群馬県みなかみ町相俣1744-15)において、みなかみココイラ2014のプログラム№28ネイチャークラフト教室「マツのコデラックス豪華版!」プレイベント(マスコミ向け)を実施しました( 参加者8名)。

※本番は10/15(水)です。

人と自然とのつながりをわかりやすく伝え、赤谷プロジェクトの目標である持続的な地域づくりを推進するため、昨年度から、みなかみココイラ(旧オンパク)にパートナーとして参画しています。

 今回、マスコミ向けイベントとして実行委員会が37プログラムの中から選出したココイラの代表プログラム2つのうちの1つに、見事、「マツのコデラックス豪華版!」が選ばれました!「マツのコデラックス豪華版!」は、ネーミングが特に面白かったそうです。 

  

 

みなさま みなかみ町の地元の宝をは再発見するべく「みなかみココイラ」に是非、ご参加ください!

みなかみ温泉泊覧会「CoCoira(ココイラ)」 のホームページは、こちらです

http://cocoira.jp/ 


赤谷森林ふれあい推進センターからは、プログラム「№8森の探検ウォークラリー~火起こし体験と探検隊カレー~9/27(土)」「№18センカメ仙人と行く赤谷の森~旧三国街道の巨木に会おう~10/5(日)」「№28ネイチャークラフト教室~マツのコデラックス豪華版!~10/15(水)」全部で3プログラム提供します。

 遊びに来てね! 

 

※ みなかみ"cocoira"(ココイラ)とは、地元の人が地元の人を案内して、みんながこの町を大好きになるための小さなプログラムの集まりで、温泉地として地域の活気とつながりを再生するまちづくりイベントです。  

ネイチャークラフト教室のはじまりです!  

マツのコデラックス豪華版!

松ぼっくりやドングリなどの木の実とビーズ等を使って、豪華なクリスマスデコレーションツリーを作成します。

完成度の高い作品を作りながら、自然の素材の良さを体感します。今年は、友人に自慢できる作品を作りましょう!
 ※お茶とお団子付き。(中学生以上対象)

http://cocoira.jp/028.html

 

お手本!

お手本!「オーロラの雫とベビースノーマン」栗田作

会場レイアウト

会場レイアウト 

会場のレイアウト

会場レイアウト

使用する材料!いっぱい!(^^)!

ミニ森林教室のはじまりです!

さる小校長挨拶

さる小校長挨拶!

 

初めは、赤谷森林ふれあい推進センターの紹介、さる小校長の挨拶、スタッフ紹介から進め、3つのタネの話をした。(手品のタネ、樹木タネ、話のタネ)

手品?

栗ちゃん!手品? 

 手品は思ったよりもうまくいったかも?

ネイチャークラフト

作業中です!

 おやつの時間で~す!

おやつの時間です! 

お団と一口饅頭のバイキング!

 

1串にダンゴ2個の一口サイズです。

お茶は、間伐材を使用している紙の缶!カートカンのお茶

お皿は、シナノキの経木を使っています(*^_^*)

予想以上に好評でした(*^_^*)

そう~れから!作業後半!

ネイチャークラフト

完成は近い?

 

完成した作品紹介!

完成した作品

某事務局長さん!

自然の素材を自然のままに活用しています。

 ブラボー!!!!!!!!!!

完成した作品

テーマ「アナと雪の女王」?

 左部分のエルサの住むお城と右下側のアナの港の感じが上手いですね!

栃の実を使ったオラフ!最高です(^^)v

よくできました(^-^)こってるるぅぅぅ(@_@;)

完成作品

テーマ「森の温泉!」 ココイラ実行委員長作!

森の中の露天風呂!源泉かけ流し!いい湯加減ですかぁ?

 

うまくできたかな!(*^_^*)

←完成!す・ご・い!

 う~~ん!いい仕事していますね~!(-。-)y-゜゜゜

 最後の挨拶

 じっくりと時間をかけて、満足の行く作品を作っていただきました。たぶん?友人知人、お子様・奥様等に自慢できる作品に仕上がったと思います。

 

また、途中のティータイムは、恒例のお団子バイキングを実施。(姉山の家の天ぷらと蕎麦が豪華で、あまり)食が進まなかったようです!) 

報告者

 赤谷森林ふれあい推進センターらしく、木を使った気配り?(;一_一)

              by木使い達人栗ちゃん(^_^)v

 

これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。

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2014年8月24日 

21世紀の森フェステバル

昨日に引き続き、本日は、群馬県立森林公園「21世紀の森」に参加しました。

21世紀の森フェステバルには、例年、利根沼田森林管理署からブースを出して、しおりづくりを行っています。一昨年から赤谷プロジェクト広報活動の一環として運営にも協力しています。 

21世紀の森フェスティバル公式HPhttp://www.fm-oze.co.jp/morifestival/

 21世紀の森フェスティバル

天候!曇り&小雨&お日様?のもとたくさんの来場者がありました。

利根沼田森林管理署ブース!

利根沼田森林管理署ブース

準備万端です。

 

ヒノキの球果のストラップづくり

赤谷森林ふれあい推進センターの出し物

  • 漢字クイズ (漢字クイズの解答の裏面に赤谷の森自然散策を挿入)
  • ヒノキの球果のストラップづくり 

昨年に引き続きテント半面をお借りして、ヒノキ球果のストラップづくりを行いました。

はじめての方もゆっくり作れるように、30分10人ごとに予約制にて実施しました。

準備万端

赤谷森林ふれあい推進センターも準備万端!

ヒノキ球果のストラップ

お客様入ります!

お客様入ります!

テグスの締め方の説明。

ヒノキ球果のストラップ

完成!かわいいでしょう!

ヒノキ球果のストラップ

完成一歩手前!もうちょっと!

 

 

ヒノキ球果のストラップづくりは、

1回目10時開始~15時ごろまで!9回実施しました。

体験者数は、大人77人、子供11人 計88人

 

また、来年来てください(T_T)/~~~

暑い中、皆様お疲れ様でした。

 

イベントは、任せて安心!赤谷商会BY栗ちゃんより 

  

利根沼田森林管理署のしおり作り! 

押し花のしおり作りだよ!

押し花のしおり作り

しおり作りも大賑わい!

押し花のしおり作り

ラミネートで挟みます!

押し花のしおり作り

手取り指導中?

  

 

これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。

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2014年8月23日 

 猿ヶ京温泉赤谷湖上花火大会

 平成26年8月23日群馬県みなかみ町まんてん星の湯前の広場において、猿ヶ京温泉まつり実行委員会主催の猿ヶ京温泉赤谷湖上花火大会のイベントに赤谷プロジェクト地域協議会と合同で参加しました。

 昨年に引き続き、地域協議会からの協力要請を受けて、地元のイベントに参加することとしました。 

当日は、体験メニューは以下のとおり

  • ヒノキの球果を使用したストラップ作り
  • 森のかけらストラップ作り
  • ロケットリーフ(新規)

 

体験者数内訳
プログラム名 大人 子供
   ヒノキの球果を使用したストラップ作り 17 20 37
   森のかけらストラップ作り 20 23 43

  ロケットリーフ

21 34 55
                計 58 77 135

協力者

地域協議会:松井・星野・宮崎・原沢・河合、林泉(基本的に地域協議会の皆様は様々な役割で協力しています)

サポーター:青木・小濱・坂西・星野(莉紗)  

赤谷センター:藤澤・栗田 

ぐんまちゃん

赤谷プロジェクトブースにぐんまちゃんが応援に来てくれました。 

ヒノキの球果のストラップづくり

ヒノキ球果ストラップ
ブースの賑わい!
参加者増えてます
だんだん体験者増えてます(@_@;)

赤谷プロジェクトブース!紹介

パネルの展示
ポスターの展示状況
地域協議会の松井さん、星野さんの手作りです!

森のかけらストラップづくり

スギの木片を活用して、ストラップを作ります。

森のかけらストラップづくり

 星野さんの糸鋸さばき!\(^o^)/すご~い!

森のかけらストラップづくり

だれか~~応援お願い!順番待ち!頑張る星野さん(@_@;)

 ロケットリーフ体験

空飛ぶ種子の模型作り体験です!

ロケットリーフ体験

ロケットリーフ受付の様子
応援団

 

地元の子どもたちや花火大会に来たお客さんたちに、体験を行っていただきました。

イベント開始と同時にたくさんのお客様にきていただき、スタッフ不足等で、ご迷惑をお掛けしたりもしましたが、体験者の皆様には喜んでいただけました。  

 

今後も地域協議会及びサポーターの皆様と協力しながら継続できればと思いました。

 地域行事を盛り上げるために毎年ご参加いただいているサポーターの皆様をはじめ、ご協力いただいた皆様お疲れさまでした。

 

ネイチャークラフトは、任せて安心!BY栗ちゃん(^^) 

 

これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。

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2014年8月4日 

プレスリリースしました!(イヌワシが狩りをする環境の創出試験を開始

平成26年8月4日(月曜日)14 :00 ~15 :00 環境省記者クラブ  (東京都千代田区霞ヶ関 1-2-2 中央合同庁舎  5号館 25F )において、今年度(2014年度9月)から開始する 『イヌワシのハビタットの質を向上させる森林管理手法の開発』の取組の意義と先進性等を世の中に広くPRするためにプレスリリースを行いました。   

   国有林の生物多様性復元と持続的な地域づくりを目指す赤谷プロジェクト(群馬県利根郡みなかみ町)は、森林の生物多様性の豊かさを指標する野生動物としてイヌワシのモニタリング調査を続けてきました。今回、これまでの調査結果をもとに、人工林165haを対象として、イヌワシが狩りをする環境を創出するとともに、この地域本来の自然の森に復元する試験を開始します。まず、スギ人工林2haを皆伐(*)する第1次試験地を設定し、今年9月から伐採1年前のモニタリング調査を開始します。その後も調査結果を踏まえて3~5年毎に順次試験地を設定していきます。試験で得られた成果を発信し、絶滅の危機にある全国のイヌワシの生息環境の向上に役立てることを目指しています。

(*)「皆伐」は林地内の全ての樹木を伐採する方法で、「間伐」は林地内の樹木の3割程度を伐採する方法。

 

<特徴>

1.20年間の観察データに基づく試験地の設定

 対象のイヌワシペア(つがい)の行動を20年間観察したデータ(過去に狩りに使われていた場所や、主要な飛行ルート、止まり場所 等)から、潜在的に狩りに利用できる場所を抽出しました。その中から、特に多くの餌動物が必要な子育ての期間(抱卵育雛期)に利用することが期待できる人工林165haを対象として試験地を設定していきます。このような科学的根拠に基づく試験地の設定は前例がありません。

 

2.人工林の“皆伐”によって狩りができる環境を創出し、自然の森を復元

イヌワシは草原のような開けた環境で狩りを行い、ノウサギなどを主な獲物としています。そのため、狩りをする環境を創出する場合は、間伐(*)よりも皆伐が望ましいと考えられてきました。イヌワシが狩りをする環境を3~5年毎に皆伐によって創出するとともに、この地域本来の自然の森を復元する計画は日本初のものです。

 

3.多様な主体によりモニタリングを実施し、成果を全国に発信

この試験の実施過程と成果を、絶滅の危機にある全国のイヌワシの生息環境の向上に役立てるために、多様な主体(専門家、自然保護団体、行政機関、地域住民、ボランティア、民間企業 等)の連携によりモニタリングを実施するとともに、その成果を発信していきます。

 

プレスリリースの詳細→関東森林管理局ホームページ

http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/koho/press/index.html

<日本におけるイヌワシの現状>

イヌワシは北半球の高緯度地域に広く分布する大型猛禽類で、6亜種が認められています。日本に生息するのはその中で最も小型のニホンイヌワシ(Aquila chrysaetos japonica)です。この50年程度の日本の山地帯における森林環境の劇的な変化により絶滅の危機に瀕しています。

日本におけるイヌワシの生息ペア数は150-200ペア、個体数は約500羽であり、1981年から2012年までに77ペアが消失したと報告されています(日本イヌワシ研究会 2012)。また、繁殖成功率(少なくとも1羽の雛が巣立ったペア数/繁殖成否が明らかになったペア数)は近年著しく低下し、平均巣立ち雛数も、他国と比較して少ない状況にあります。このような状況に陥った要因の1つは、1950年代からの拡大造林政策によって、イヌワシが狩りをする場所として利用していた成熟した落葉広葉樹林や草地などが、スギやヒノキなどに植え替えられ、さらに、市場価値の低下によりスギやヒノキなどが伐採されないために、イヌワシが狩りに使えない環境が続いていることがあげられます。

 

これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。

また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。

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2014年8月2日 

 赤谷の森基本構想改定懇談会(第1回)

 平成26年8月2日(土曜日)16時30分~18時30分猿ヶ京多目的集会所において、赤谷の森基本構想改定懇談会(第1回)が開催されました。   

「赤谷の森・基本構想」(以下、基本構想)は赤谷プロジェクトの成果に基づき策定される、赤谷プロジェクトのマスタープランです。

今年は、策定から5年目を迎えるためこれまでの成果を踏まえて、基本構想を改定することにしました。現在、検討会を編成し、改定作業を進めています。

改定作業にあたっては、サポーターの皆さんと2回の懇談会(8月赤谷の日、10月赤谷の日を予定)を実施致します。

8月の今回は、「サポーターにとっての赤谷の森の意義」等をテーマに懇談会を行いました。

検討会に専門家として入って頂いている土屋俊幸(農工大教授・自然環境モニタリング委員)さんにもご出席頂き、赤谷の森のより良い管理を実現するために意見交換が行われました。

 

【赤谷の森基本構想とは】

http://www.nacsj.or.jp/akaya/ap_masterplan.html

 

【赤谷の森管理経営計画と赤谷の森、基本構想の関係】

「赤谷の森管理経営計画」は、赤谷プロジェクトがめざす、生物多様性復元と持続的な地域づくりを実現するために、赤谷の森を将来にわたってどのような森林としていくかの基本的な考え方を構想として取りまとめ、平成21 年度プロジェクト中核3 団体で合意した「赤谷の森・基本構想」を基に、利根上流森林計画区に係る地域管理経営計画の一部として策定するものです。 

 

専門家 土屋

[赤谷森林ふれあい推進センター]藤澤、栗田、藤木

[日本自然保護協会]出島

[赤谷プロジェクトサポーター]竹村、林、平井、青木、小濱、和田、前田、小林、川端                                                  出席者 13名

 

懇談会の議事次第

  1. 基本構想改訂の説明
  2. 基本構想に書き込むべきことの検討

  ・サポーターにとって赤谷プロジェクトとはなにか

  ・その他 

 

主な意見  

  • 名称「赤谷の森基本構想2015」は赤谷の森の基本構想か、プロジェクトの基本構想かわかりづらい。「赤谷プロジェクト基本構想2015」とかの方がわかりやすい。
  • たたき台に「多種多様な視点の提供」とあるが、今の赤谷の日のやり方等多種多様なものを求めていないような感じ。しくみができていない。
  • サポーターの意見をくみ上げる仕組みができていない、生きていない。
  • サポーターがそれぞれに目的を持って独自に行動しようとすることはすばらしいこと。これを生かす体制を整えてほしい。
  • 今まででわかったこと、成果を周りに生かす方法を赤谷プロジェクトで考えてほしい。
  • やってきたことのまとめ、評価をしているのか見えない。成功か失敗かわからない。
  • 赤谷の自然だけでなく赤谷プロジェクトがやっていることの特異さ、独特の魅力を発信していくべき。(独特の魅力とは自然と人との関わり方ではないか。)
  • サポーターの目的や意欲は多数あり、全部をメインとして取りくんでいくことは経済的な理由等により難しく、協定3者が線引きをすることは必要なことだが、そこまでの成果等を取りまとめしフィードバックすることは必要なこと。
  • もっと地域と密着していきたい。活動として地域のデータ、資源を掘り起こしていくべき。
  • 各ワーキングにプロが入って進めていることをサポーターに知られていない。プロと一緒に活動をしてその中で知見を得たい。  

 

報告者:2代目現場代理人 Byフジッキー 

 

  

これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。

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AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより   

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2014年8月2日 

8月赤谷の日

平成26年8月2日(土曜日)は赤谷の日です。天候:晴れ(朝から強い日差しで熱中症が心配なほど)   参加者:16人

8月のホストは、日本自然保護協会です!

   

赤谷プロジェクトでは、毎月第1週目の週末を「赤谷の日」と名づけ、サポーターとプロジェクト関係者による協働作業日にしています。赤谷の日は、プロジェクトの拠点であるいきもの村の環境整備や、森のこと、生き物のこと、そして、赤谷の土地に育まれた伝統技術をみんなで学ぶ場であり、この活動に毎月赤谷森林ふれあい推進センターも参加しています。     

赤谷の日メニュー

いきもの村環境整備

 赤谷の日では、いきもの村を環境教育の場として更に充実させるための整備活動をはじめています。いきもの村の中に、活動のタイプごとに多様な自然環境がモザイク状に存在するエリアとして利用管理し、近い将来に来訪者がセルフガイドで歩けるコースにしたいと考えています。  

活動報告

1.里山環境整備

  先月より始めている展望箇所の刈り払いで、葦の勢いも少し弱まった感じです。このまま続けていけばここ場所が活用できるようになる日も近いと思います。(K氏午前中の作業で熱中症になりました!)

 

2.歩道整備

県道から山側エリアと里山の展望箇所の刈り払いを進めました。 

3.チョウ生息環境保全

  散策路(県道下エリア)の刈り払いおよびチョウの生息調査を進めた。約十種のチョウが確認されました。 

4.水生生物の生息環境保全

先月試掘した箇所の状況を確認、ミズカマキリやオタマジャクシ等数種類が見られました。 

5.テンモニ調査およびジャノメチョウ探し、ニホンジカ調査(自主活動)

〈テンモニ〉

三十数個の糞が採取され、中に昆虫や木の実等が確認された。おおよそ例年同様のものが食べられているようでした。

〈ジャノメチョウ〉

赤沢等でジャノメチョウは確認できなかったが全部で二十数種のチョウが確認されました。

  〈ニホンジカ〉

  調査者が、急ぎで東京に帰ったため報告はありませんでした残念! 

6.その他

  赤谷の森基本構想改定懇談会が本日16時30~18:30に開催されます。

 

 今日の猿ヶ京温泉の気温は、13時頃で31度と夏真っ盛りの中での活動となりました。

ひたすら暑い!熱い!アツい!あつい!っといった感じです。

うだるような暑さの中で特に目につくのがチョウの飛翔でした。人間から見ると非常に短い時間を暑さにめげず精一杯生きている感じがしました。(蝶は暑さを感じるのか?)

 私も蝶になって!涼しい山の上まで飛びたい(T_T)  

 

報告者:2代目現場代理人 Byフジッキー  

 

  

これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。

また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。

http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html  

AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより   

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お問い合わせ先

赤谷森林ふれあい推進センター 
担当者:自然再生指導官 栗田喜則
ダイヤルイン:0278-60-1272
FAX:0278-24-5562

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