今回の赤谷の日は、サポーターの竹村さんの「赤谷の日フィールドノート」から抜粋させていただきました。
2月2日(土曜日)快晴
今回は参加者が少なく、10時20分には星野さん以外は集まったので定刻前ではあるが炭出し作業を始めることにする。
今年は窯にひびが生じず、順調に進んできたので大丈夫でないかと期待をするが若干心配も。
出島さん、金井さん、長浜さんが入口の粘土を崩しブロックを取り除くと白い灰を被った炭が立ち並んでいるのが現れ、オーッという声が上がる。
そこに星野さん到着。
最近何年かは藤代さんが一人で炭窯の中に入って作業する係を担当してきたので、今年は誰がするのかと思ったら、金井さんは自分から手をあげ、中に入ってくれた。
手前側に残っていた小さな炭に続き、立てかけて並べた時の状態で残っていた炭の部分になると、炭化してない部分が残っているのが次々とでてきた。
最初はよい炭と炭化しきれていない炭に分けて紙袋に入れていたが袋が足りなくなり麻袋を追加補充。
炭化しきれていないものが次々と出てくるが軽い、大部分は大丈夫ではないかとの声。小屋の柱に叩き付けて割ってみると、使える部分があることが判明。
*1月の窯の火入れのとき、モトヤスさんが窯を見て小屋の屋根が窯部分だけを覆っており、窯に続いている堆積物の山から水分が窯の中に入りやすい構造になっていると指摘を受けた。また、石坂さんが火入れ前日に窯の中に入ったとき、そこが濡れていたとのこと。
小屋の前は雪が積もっているので、後で選別すことにし、炭を入れた袋をいったん倉庫まで運ぶことにし、小休止。
星野さんが金井さんに替わって窯の中に入ると言ってバトンタッチ。目黒さん、藤代さんに続き炭窯小僧(娘)3代目誕生。
11時10分過ぎ、窯だし終了。いきもの村で炭の選別作業等をするグループとムタコでテンモニ等をするグループに分かれる。

いい炭できましたか?
11時25分 長浜さん、星野さんと自分にお3人はムタコに行くことになる。
合瀬への分岐で昼食をしてからムタコに向かう。気温が上がったことから路面の凍結部分はなくなり、赤沢スキー場入口から歩いたがムタコ入口に向かう路面の積雪も溶けて1月3日くらいになっており、今朝の苦労は一体何だったのか、信じられない。
動物の足跡は温度が一気に上昇したことと朝方雨がぱらついたことから不明瞭になり、同定が困難な状況になっていた。
雪の上にはセッケイカワゲラが何匹も見つかったが、今回もリスの姿は確認できなかった。
ヤマドリの足跡は多数見つかり、飛び去るのも視認できた。糞も大きく紛らわしい。道沿いにタヌキと思われる足跡がずっと続いていた。
テンモニで採取できた糞は4個(うち1個はヤマドリ?)
例年雪崩の発生する下の湿地付近は、斜面に小さな雪崩の跡はあるが道路までは達しているものはなく、下の湿地は雪に埋まり、開放水面は2か所見えるだけ。 カラマツ林の手間でコガラ、エナガの混群は現れたのでじっくり観察。ここで引き返すことにする。
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