2016年8月6日
8月赤谷の日
平成28年8月6日(土曜日)は赤谷の日です。天候:晴れ、参加者:8人
8月のホストは、(公財)日本自然保護協会です。今回は少人数での開催になりました。
赤谷プロジェクトでは、毎月第1週目の週末を「赤谷の日」と名づけ、サポーターとプロジェクト関係者による協働作業日にしています。赤谷の日は、プロジェクトの拠点であるいきもの村の環境整備や、森のこと、生き物のこと、そして、赤谷の土地に育まれた伝統技術をみんなで学ぶ場であり、この活動に毎月赤センターも参加しています。
梅雨も空けて赤谷の森にも夏の日差しが照りつけます。この日は、いきもの村の環境整備と南ヶ谷湿地の調査、夜にはニホンジカのライトセンサスも行いました。
赤谷の日メニュー
1.歩道整備
歩道整備はいきもの村内の施設周辺、散策路などの草刈りを進めました。
2.いきもの村の環境整備
たくみ小屋の大掃除、毛布や寝袋の虫干しを行いました。
3.南ヶ谷湿地調査
チョウ・トンボの調査、湿地の観察を行いました。
4.ニホンジカライトセンサス
夜に赤沢スキー場でニホンジカのライトセンサスを行いました。今回ニホンジカの姿は確認できませんでしたが、猿ヶ京の国道を走行中に若いイノシシが道路を横断する姿を間近で見ました。

朝のミーティング たくみ小屋の片付け

毛布や寝袋も虫干しします。これでよい仮眠がとれる? 長靴も洗いましょう。
【南ヶ谷湿地調査】
(南ヶ谷チームの報告より)
・湿地は最近の降雨や6月の浚渫の効果のためか、水位が回復していた。
・ヨシ刈りをしたところではその後ヨシは殆ど生えておらず、モウセンゴケの花、チダケサシとアカバナの大群落などが確認できた。
・一方、ヨシ刈りをしなかった部分の中はシダだけであり、ヨシ刈りの効果が確認できた。
・湿地周辺にはまだ白いモリアオガルの卵塊が1個ずつあった。8月に確認できたのは初めてと思われる。
・例年シシウド、イケマ等の花に見られるミドリヒョウモン等のチョウは殆ど確認できず、オニヤンマ、アキアカネ以外のトンボも確認できなかった。

ミヤマサナエ ハナホウキタケ

クモガタヒョウモン ヤマユリ
小屋の大掃除は何時以来なのか・・。だいぶすっきり気持ちよくなりました。たまには掃除もしっかりやらなければいけません。
野生動物も人間も営巣環境の保全は大事であると改めて認識した8月赤谷の日でした。
報告者:うお所長
これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。
また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。
http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html
AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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