4月赤谷の日は地域協議会がホストで、長浜さんの司会進行のもと進められました。
年度当初ということ、初参加の方が多い(初々しい大学生が3人も来てくれました)こともあり、参加者全員が自己紹介をしました。藤澤前所長も朝のミーティングに来てくれ、異動(転出)のご挨拶をもらうことができました。
その後、風はまだ冷たい中でしたが、いきもの村の環境整備や各種調査に入りました。
1. 初回案内
初参加の方が3人も来てくれたこともあり、自然保護協会の出島さん、松井さんを案内役に、午前中はいきもの村、午後は小出俣の自然林復元試験地を案内しました。初参加の方からは、「これこそ、ザ・自然!感動した!」とのうれしい感想をいただきました。
2. 里山環境整備
ヒルのいない、子供が安心して遊べる広場を目指し、すすき原の根起こし、落ち葉かきを行いました。
3.水生生物の生息環境保全
「コブナ池」で水生昆虫の生息状況を観察しました。オニヤンマのヤゴ、黒ゲンゴロウ、ムラサキトビケラなどの生息を確認しました。
4. 歩道整備
雪解け後の歩道とその周辺の点検と歩道脇の危険な枯損木の処理などの整備を進めました。
5. 南ヶ谷湿地のモニタリング調査
暖冬の影響か、例年と異なり、雪はなく、水位も低い状態でした。クロサンショウウオの卵塊が50個ほど確認できました。
6. ホンドテンのモニタリング(糞のサンプリング調査)
ムタコ林道にサンプリングに入りました。なんとびっくり、40サンプルも採取!半分以上は毛が混じっていたりしたことことから動物食のものと推定しました。植物食では、ツルウメモドキ、サルナシを食べたものが多くありました。

ホンドテン・モニタリング、テン糞の中のツルウメモドキの種子を根気よ~く一粒一粒丹念に採取しています

まんず咲く、マンサクの花です。なんて質素なんでしょう
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