2016年11月9日
平成28年度環境省自然保護官研修Ⅲ
平成28年11月9日(日)、環境省環境調査研修所(埼玉県所沢市)において、環境省の若手の自然保護官等8名を対象に、「林野行政に見る地域協働~赤谷プロジェクトを例に」をテーマに、赤谷プロジェクト協定3者がそれぞれの立場から赤谷プロジェクトの歩みや現在の取り組みについて講義を行いました。また、自然環境モニタリング会議委員である土屋教授からは、「赤谷の経験が国立公園の協働型管理に貢献するか」をテーマに講義を行いました。
【研修参加者】
環境省自然保護官等(8名)
【講師】
地域協議会:林 泉(会長)
日本自然保護協会:出島誠一、松井宏宇
関東森林管理局:小林安雄(計画課)、魚住、松井(赤谷センター)
自然環境モニタリング会議委員:土屋俊幸(東京農工大学教授)
【講義内容】
1.講師:赤谷森林ふれあい推進センター所長 魚住悠哉
●赤谷プロジェクトの概要
●赤谷プロジェクトエリア
●協定三者による国有林を舞台とした森林生態系管理
●赤谷プロジェクト各WG活動について
●赤谷森林ふれあい推進センターの役割等
●赤谷プロジェクトと地域の関係
2.講師: (公財)日本自然保護協会:出島誠一
赤谷プロジェクトの取組
● (財)日本自然保護協会とは
● 赤谷プロジェクト総合事務局について
● 各WG活動
● 地域での協働の取組(MAPづくり等)
● 赤谷プロジェクトサポーターについて
● 赤谷の日について
3.講師:赤谷プロジェクト地域協議会 会長:林泉
赤谷プロジェクト地域協議会の取組
● 赤谷プロジェクト地域協議会の発足と経緯
● 赤谷プロジェクト地域協議会とは
● 赤谷プロジェクト地域協議会の取組
4.赤谷プロジェクト自然環境モニタリング会議委員 土屋俊幸(東京農工大学教授)
有識者から見た赤谷プロジェクトの取組
【主な質問・感想】
○渓流環境WGの茂倉ダムのような取り組みは今後拡げていくのか。
○地域協議会の林会長はなぜプロジェクトに関わろうと考えたのか。
○国立公園は行政主導で地域の力が弱いが、赤谷プロジェクトの地域協議会の会員はどのように構成されているのか。どのように組織の若返りを図っているのか。
○協働の取組のモチベーションを維持し、運動を続けていくためには何が必要か。
○国立公園は土地所有者の協力など地域の方に関わってもらわないと成り立たないが、赤谷プロジェクトで国有林に地域の人が関わらなければならない理由はあるのか。
○みなかみ町のようなエコパーク申請と比べ、国立公園に関しては地域の反応が低い。

魚住所長の講義 自然保護協会出島氏の講義

地域協議会林会長の講義 自然環境モニタリング会議委員土屋教授の講義

質疑応答の様子
若い自然保護官の皆様は、これまでに例のない新たな取り組みを進める上で必要なことや、地域をどのようにまきこんでいくか、活動を継続していくか、という点について特に関心が高く、講義後は活発な意見交換となりました。お互い自然保護・活用の現場でこれからも頑張りましょう!
報告者:うお所長
これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介しますので、よろしくお願い致します。
また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。
http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html
AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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