赤い谷のブログ2022年4月

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2022年
シカの行動把握調査 27日
クロサンショウウオの 卵塊調査 25日
着任のご挨拶 15日
新年度のご挨拶 8日
赤谷の日 2日
職員紹介
 所長 上野文紀 (ぶんちゃん)
 自然再生指導官 玉井宏 (たまちゃん)
 主事 神垣崇郎 (がきお)
 主事 伊藤彰伸 (いとうちゃん)
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利根沼田森林のスケッチブック
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2022年4月27日
ニホンジカの行動把握調査の現状を報告します。
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2022年4月25日
クロサンショウウオの卵塊調査を行いました。
4月25日(月曜日)、南ヶ谷湿地にてクロサンショウウオの卵塊調査を実施しました。この調査はサポーター活動の一環で、毎年この時期に実施しています。この日は、赤谷センター4名、地域協議会2名、サポーター6名の計12名で実施しました。調査方法は、湿地を7つのエリアに分け、各エリアごとにカウンターで数を計測して合計しました。卵塊は水中に房状に産み付けられており、ほかの卵塊で隠れて見えないものもあるため、計測には苦労します。卵塊数が数百に及ぶエリアでは、人によって計測数が大きく異なるため、計測者全員の平均値をそのエリアの個数としています。 結果は後日、サポーターの和田さんが直ぐに取りまとめてくださいました。その結果、湿地とその周辺を合わせて計2892個の卵塊がありました。卵塊は白色でアケビの果実のような形で、中には数十の卵が入っています。クロサンショウウオは1匹のメスがこの卵塊を1対生むので、どれだけ多くの個体がこの湿地にいるのかが想像できます。オスはメスの倍以上いるとされているので、全体ではもの凄い数です。 この湿地は近年水位の低下が著しく、その影響で2012年からは卵塊数が減少傾向にありました。2015年には1000個ほどにまで減少しています。それでも、サポーターの皆さんが水の流出をくい止める堰を造ったり、湿地に入り込んだ土砂や落ち葉を取り除く作業を行うことで水位の低下をくい止めています。その成果もあって、卵塊数も最近は回復傾向にあります。 一昨年は新型コロナの関係で参加できないサポーターもいらしたので、職員のみで行ったこともありました。今回は多くの皆さんと一緒に活動ができて有意義な時間を過ごせました。今後はモリアオガエルの卵塊調査も実施予定ですので、こちらも数が増えていることを期待したいです。
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2022年4月15日
新メンバー着任のご挨拶
4月4日(月曜日)上野所長が着任しました!
 皆さん、どうぞよろしくお願いします。 |
皆様、はじめまして。 令和4年4月1日付けで、関東森林管理局赤谷森林ふれあい推進センター所長として着任しました上野文紀(うえの ふみのり)です。 前任地は、関東森林管理局技術普及課で、群馬県内における勤務は今回で3箇所目、沼田・赤谷エリアを中心とする勤務は初めてとなります。 赤谷プロジェクトの取組については、同局保全課に勤務していた当時、ほ乳類ワーキンググループにてニホンジカの低密度管理手法に関する検討等にも参画させていただいたことがあります。当時、赤谷地域におけるニホンジカの生息密度は、群馬県内でも低密度地域であったことから「このような地域でのシカ対策をどのように進めていくべきか」という課題から、様々な視点での検討を進めていたと記憶しています。その後、低密度という環境の下、被害が発生する前段での取組みとして、シカの誘引試験や捕獲の実施、試験捕獲したシカにGPS首輪をくくり付け、その行動を把握するなど生態管理の情報収集をする一方で、三国山周辺におけるニッコウキスゲの食害被害を防ぐための防護柵の設置にも協力するなど、ニホンジカによる環境への影響を最小限に抑えるための様々な取組について、地元関係者の協力も得ながら進めています。 また、赤谷の森における生態系を保全するための取組や、地域の子供達を対象に実施する森林環境教育の活動などでは、本プロジェクトの中核でもある日本自然保護協会や地域協議会の皆様、さらには2017年にユネスコエコパークにも登録されたみなかみ町やサポーターの方々とも連携しながら取り組んでいることから、引き続き、生物多様性の復元や森林環境を通じた地域づくりにも協力していきたいと思っています。 ちなみに、ここ数年は新型コロナの影響もあり、予定していたイベント等を自粛するなど、赤谷センターの活動にも少なからず影響があったと聞いていますが、みなかみ町がSDGsの未来都市に指定されていることもあり、森林環境への関心の高さや取り組みの需要は、今後もさらに高まるものと感じています。 まずは、赤谷の森や三国山など各地のフィールドに赴き、その地域の特徴や知識を学ぶとともに、地域の皆様との交流やふれあいを契機に、赤谷の魅力を発信していけたらと思っています。 これから、いろいろとお世話になりますが、よろしくお願い致します。
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4月6日(水曜日)神垣主事が着任しました!
 皆さん、どうぞよろしくお願いします。 |
令和4年4月1日付けで赤谷森林ふれあい推進センターに赴任しました、神垣崇郎(かみがきたかお)です。 前任は会津森林管理署の坂下森林事務所で主事を担当していました。同じように現場で森林整備に携わる役割ですが、これからは木材を生産するための山づくりとはまた違った視点が求められるので、プロジェクト関係者の皆様からのご意見を積極的に取り入れながら、業務を進めていきたいと思います。 趣味は博物館巡りで、特に古生物関連の展示に関心があります。群馬県には魅力的な博物館が多々ありますので、折りを見て回っていきたいと思います。 コロナ禍で大規模なイベントの開催が難しくなっているご時世ではありますが、赤谷の森の役割や魅力を多くの方々に発信できるよう努めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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赤谷プジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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2022年4月8日
新年度のご挨拶。
4月1日(金曜日)から新年度を迎えました。赤谷センターは”さとちゃん”と”ぞの”の2人が栄転し、新たに上野(新所長)と神垣が加わり新メンバーでスタートします。
東京や前橋では満開のピークを過ぎているサクラですが、センターのある沼田市は咲き始めといった感じです。昨年は4月1日時点で見ごろとなっていた赤谷センター敷地内の桜も8日時点では一分咲き程度。数日前の冷え込みで開花が遅れたようです。見頃となるのが待ち遠しいところですが、年度初めの何かと忙しいこの時期、この桜のように慌てることなく落ち着いて業務をこなしていきたいと思います。一方で、昨年度はイベント関連の業務が思うようにできず、新型コロナに泣かされた一年でした。今後もコロナ前のようにはいかないと思いますが、インターネットや動画を活用した新しい形のイベントを実施し、皆さんに楽しんでいただきたいと思います。 また、赤谷プロジェクトは2023年度に記念すべき20周年を迎えます。これも長きに渡る皆様のご協力の賜物です。今後も、関東森林管理局、(公財)日本自然保護協会、赤谷プロジェクト地域協議会との3者で連携を取りながら、プロジェクトの推進に取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いします。  赤谷センター敷地内の桜(2022年4月8日) 昨年は4月1日でほぼ満開でしたが、今年は開花が遅れています。
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2022年4月2日
4月赤谷の日を開催しました。
4月2日は赤谷の日です。 天候:晴れ、参加者:19名、ホスト(赤谷の日運営担当):日本自然保護協会
【赤谷の日とは?】 赤谷プロジェクトでは、毎月第1週目の週末を「赤谷の日」と名づけ、サポーターとプロジェクト関係者による協働作業日にしています。赤谷の日は、プロジェクトの拠点であるいきもの村の環境整備や、森のこと、生き物のこと、そして、赤谷の土地に育まれた伝統技術をみんなで学ぶ場であり、この活動に毎月赤谷センターも参加しています。
(活動内容) 新型コロナの感染拡大により3月が中止となったため、12月以降4ヶ月ぶりの開催となった赤谷の日。サポーターは新規3人を含む14名と多くの方々に参加していただきました。 この日の活動は、炭の窯出し、いきもの村の環境整備(桐の獣害対策ネット外し、ニセアカシアの除去)、南ヶ谷湿地環境保全活動です。まずは全員で炭の出来上がりを確認してから、いきもの村チームと南ヶ谷チームに分かれて活動を行いました。
1 炭の窯出し(全員) 3月24日に火入れをした炭焼き窯(詳しくはこちら)。翌25日に窯を閉めてからいよいよ中を確認する日を迎えました。以前は、窯にできた隙間から空気が入り込んでしまうため、炭を上手く焼けなかったこの窯。一昨年にセンター職員で改修を行いましたが、その後はこれが初めての炭焼きでした。以前は炭ではなく灰になったという失敗があるだけにドキドキでしたが、見事にきれいな杉炭が出来上がっていました。前回の失敗を経験している地域協議会の長浜さんも、これにはとても感心していました。今回の炭焼きは、高尾センターで経験のある玉井さんが中心となって行ったもので、「さすが玉井さん!」といった感じです。
2 いきもの村の環境整備(センター:玉井 自然保護協会:萩原、武田 地域協議会:長浜 サポーター:永田、鈴木親子、小林、鈴木、水野、国安、ベネット親子) (ア)桐の獣害対策ネット外し いきもの村の桐の植栽試験地ですが、冬から春先にかけてのウサギやシカによる樹皮剥ぎから桐を守るため、冬先に一本ごとにネットを巻き付けています。 今回は枝葉が展開する時期に向けてネットを外す作業を行いました。ネットはアンカーで地面に固定しているため外すのに毎回苦労するのですが、この日は人数が多く、皆さんてきぱきと動いてくれたおかげで、すんなりと作業を終えることができました。 (イ)ニセアカシアの除去 蜂蜜のみつ源として有名で、山地砂防の緑化植物としても以前は使用されていたニセアカシアですが、外来の植物でありその繁殖力と生育力の強さから在来種への影響が懸念されています。いきもの村にもニセアカシアが生育していおり、放置しておくとあっという間に覆い尽くされてしまうので、毎年この時期に駆除作業を行っています。いたる所に生えているので、人数が少ないと見落としも多くなりますが、幸いにも人数が多かったこの日は、隅から隅まで徹底的に刈ることができました。作業は鉈や鋸を使って根元から伐採しますが、切り株からの萌芽力が強く直ぐに再生してしまうことが非常にネックです。それでも少しずつ成果は出てきており、道上に関してはだいぶ少なくなった印象を受けます。ニセアカシアは固いトゲがびっしり生えており、周囲にもノバラやイチゴ等のトゲのある植物が多いので、作業はとても大変なのですが、皆さんの協力を得ながら引き続き撲滅に向けて取り組みたいと思います。 (ウ)初回案内 初参加の方が3人いらしたので、初回案内を兼ねていきもの村を散策しました。雪に残る動物の足跡や水辺に生息するプラナリアを観察したほか、お昼過ぎには草を食すカモシカを見ることもできました。
3 南ヶ谷湿地環境保全活動(センター:伊藤 サポーター:竹村、前田、和田、高橋、小林) 南ヶ谷湿地へはいつも車で向かうのですが、今年は林道に雪がまだ残っており、ゲート手前から歩いて行くことになりました。片道約3キロの道で、スノーシューを履くとなると体力をかなり必要としますが、この日は積雪がそこまで深くなく、雪も閉め固まっていたおかげで、目的地までは長靴のみで1時間ほどかけて行くことができました。林道脇では冬眠中のキタテハやクジャクチョウを見たり、バイカモ池では10cmほどのイワナがたくさん泳いでいる様子を見ることもできました。 さて、湿地自体はまだ上に雪がけっこう残っていましたが、一部水面が見えるところでは、クロサンショウウオとその卵塊を見ることができました。昨年はこの時期としては異常な1000以上の個数が確認された卵塊ですが、今年はまだ数十個ほどでした。
報告者:いとうちゃん これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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