赤い谷のブログ2022年5月

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2022年
放送大学面接授業 28-29日
第1回企画運営会議 27日
赤谷の森自然散策(春) 21日
ノウサギ糞粒調査 15日
赤谷の日 14日
職員紹介
 所長 上野文紀 (ぶんちゃん)
 自然再生指導官 玉井宏 (たまちゃん)
 主事 神垣崇郎 (がきお)
 主事 伊藤彰伸 (いとうちゃん)
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2022年5月28日~29日
放送大学面接授業(国有林野の生物多様性復元事業)
令和4年5月28日(土曜日)、29日(日曜日)の2日間、みなかみ町湯宿温泉と赤谷の森の小出俣エリアにおいて、放送大学の面接授業「国有林野の生物多様性復元事業」が開催され、赤谷センターも講師として参加しました。 この面接授業は、普段テレビやインターネット等で放送大学の授業を受講している学生が、野外での授業を受講するものです。昨年、一昨年と新型コロナの影響で中止だったため3年ぶりの開催となりましたが、12名の学生が参加されました。 初日は湯宿温泉の湯本館で室内講義が行われ、放送大学の河合先生が「授業の目的と利根川源流の特色」、赤谷センター所長が「赤谷プロジェクトの内容とその意義」、地域協議会の長浜さんが「天然林再生と生物多様性-生きものの繋がり-」、みなかみ町観光商工課の小野さんが「みなかみユネスコエコパークの取組」についてそれぞれ説明を行いました。 2日目は小出俣林道で現地実習が行われました。林道入口から千曲平まで片道約3kmの道のりを歩きながら、動物の痕跡や植物、昆虫、森林と人との関わりについてガイド役の長浜さんが説明しました。センターからは職員3名が参加し、小出俣で実施している植生復元試験やシカ捕獲試験について説明しました。この日は気温が高いことが心配されましたが、新緑の“木のトンネル”のおかげで林道を気持ちよく歩くことができました。 赤谷センターはこれからも放送大学と協力して、赤谷の森の魅力や森林環境に関する情報をお伝えしていきますので、興味のある方は是非、ご参加いただけると幸いです。
報告者:いとうちゃん
これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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2022年5月27日
令和4年度第1回企画運営会議を開催しました。
5月27日(金曜日)、令和4年度第1回企画運営会議が開催されました。 企画運営会議はプロジェクトの具体的活動内容等の意思決定を行う最高会議です。 【出席者】 [赤谷プロジェクト地域協議会]林泉(会長)、河合明宣(理事)、松井睦子(理事)、鈴木美香、片野直子 [林野庁関東森林管理局]諏訪実(計画保全部長)、杉崎浩史(計画課長)、番場誠(企画官(自然再生))、十川陽香(主事(生態系保全係)) [利根沼田森林管理署]中村昌有吉(署長)、須藤洋一(森林技術指導官)、髙澤一(総括森林整備官) [赤谷森林ふれあい推進センター]上野文紀(所長)、玉井宏(自然再生指導官)、神垣崇郎(主事)、伊藤彰伸(主事) [日本自然保護協会]出島誠一、朱宮丈晴、萩原正朗、武田裕希子
オブザーバー: [環境省 谷川管理官事務所]森田由女花(国立公園管理官)、増田多美(自然保護官補佐) [群馬県 利根沼田森林環境事務所]湯浅克巳(経営管理専門官) [みなかみ町総合戦略課]小林青葉(主任) 【議題】 1. 2022年度赤谷プロジェクト活動計画 2. 環境省谷川管理官事務所からのご報告 3. 利根沼田森林環境事務所からのご報告 4. みなかみ町からのご報告 5. 赤谷プロジェクト20周年記念事業について
6.その他
 会議の様子
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今回の企画運営会議は2022年度の行動計画について議論が行われ、無事承認されました。 オブザーバーでご参加頂いた、みなかみ町の小林さん、群馬県利根沼田森林環境事務所の湯浅さん及び環境省谷川管理官事務所の森田さんからも、各行事や事業等のご紹介、報告などがありました。 また、赤谷プロジェクトは2023年度に20周年を迎えることから、赤谷プロジェクト20周年記念事業の企画やスケジュールについて議論しました。 これからも赤谷プロジェクトは、各方面の方々と協力・連携して取り組んで行きます。
報告者:ぶんちゃん
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2022年5月21日
赤谷の森自然散策(春)を開催しました
こんにちは。たまです。21日土曜日に令和4年度第1回「赤谷の森自然散策(春)」を開催しました。 前日の天気予報ではくもり時々雨の予報で、開催すべきかの判断が難しかったのですが、降っても小雨の予報でしたので実施することにしました。 しかし、当日は朝からしとしとと降り続け、雨はやむ気配がありません。足場の悪い旧三国街道の散策を諦めて、急遽、一ノ倉沢へ散策場所を変更することになりました。 一ノ倉沢へは片道3kmの舗装された自動車道を歩くルートを取りました。入口にはゲートがあり一般車の通交はできません。唯一通るのはみなかみ町が運営する電気バスです。片道500円で一ノ倉沢まで乗せてもらうことが出来ます。バスにはガイドが同乗していて、谷川岳の解説を聞きながら行くことが出来ます。お手軽に谷川岳の自然を満喫するにはいいですね。 今回の参加者は一般の方が20名、スタッフがやはり20名で合計40名。スタッフが多いので安心して散策が出来たとのご意見もいただきましたが、本当は参加者をもっと増やしたいです。コロナ対策のため、今回も群馬県内在住の方のみの参加で行いました。県外の方にも参加していただき、参加人数も以前のように30名としたいのですが致し方ありません。コロナの終息を願うばかりです。 このルートは気持ちのよい自然林の中を歩いて行きます。新緑のこの時期は緑が一層鮮やかに目に映ります。道端にはキクザキイチゲ、イワウチワ、ミツバツツジ、ウワミズザクラなどが咲いていました。路上には、コウガイビルの仲間、ナメクジ、ブナムシなどがいて、子どもたちは興味津々で観察していました。 谷川岳は昭和6(1931)年から2020年6月現在までで、死者818名、行方不明者6名という数字が、その恐ろしさを物語っており、最も危険な「魔の山」と呼ばれています。その中でも一ノ倉沢は以前はクライミングのメッカと呼ばれていた場所なので亡くなった方も多いようです。それだけ魅力的な山ということも言えると思います。散策路の終点から見上げる岩壁は圧巻です。近づく者を寄せ付けない厳容なたたずまいです。今では岩がもろいことや他の山でのクライミングルートが多数開拓されたことで、訪れるクライマーは格段に少なくなっているとのことです。 参加者たちは一ノ倉沢の岩壁と雪渓を眺めながら昼食を摂り、来た道をまた3km歩いて帰りました。最年少は小学1年生でしたので、途中で歩き疲れてしまわないかと心配していましたが、もらった「赤谷カード」(赤谷の森に棲んでいる動物のカード)を友達同士で見せ合ったり、元気にはしゃいで走ったりするのをスタッフがいさめられながらも楽しく散策が出来たようでした。 散策後には昨年完成した谷川岳インフォメーションセンターを見学した後、民話と紙芝居を宮﨑りえ子さんと小学生のこでまりの3人に実演してもらい閉会式となりました。 今回も昨年に続き予定していたコースを案内できなくて心残りでしたが、それでも皆さん楽しそうに過ごされているようで安心しました。しかし次回こそは晴れた青空の下で開催できたらと思います。 また、赤谷の森でお会いしましょう。
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2022年5月15日
こんにちは。たまです。5月期の赤谷の日の開催に続き、イヌワシの狩場試験地の状況を把握するためノウサギの糞粒調査に行ってきました。 メンバーは合計7人、遠方から参加のサポーター2名を始め、地元の地域協議会2名、日本自然保護協会2名、赤谷森林ふれあい推進センター1名が参加しました。数日前からの天気予報では雨だったので、結構シビアな作業になると思っていましたが、予報が外れて日が差し込み、すがすがしい環境で行うことが出来ました。 調査方法ですが、試験地には17カ所のプロットがあり、そこにノウサギの糞がいくつあるかを記録するものです。 イヌワシの主要な狩りの対象動物となるノウサギが、どの程度生息しているかを知るために必要な調査になります。 調査は終始和やかな雰囲気で行われ、なかなか見つからないノウサギの糞を目を皿のようにして探し回りました。 結局、正味2時間の調査で見つかった糞は1個のみでした。調査した面積223m2で1個は、ちょっと少なかったかもしれません。 昼食は、お弁当を眺めのよいところで食べました。話題は、ニホンイヌワシが絶滅の危機に瀕していること。 それは元々、草原を主な生息場所としているイヌワシが日本の山岳環境で適応できる地域が少ないことに起因していると思いますが、奥地の天然林を伐採し、常緑針葉樹の人工林に変換されたことも要因として挙げられています。 赤谷の森では、これらの人工林を伐採してイヌワシの狩場を創設し、長期的には自然林に復元する取組を行っています。 その他、この日は試験地の更新補助として昨秋に植えられた実生苗の活着状況と、トウホクサンショウウオの卵塊を観察して活動を終えました。 赤谷の日と合わせて2日間活動された方もいて、皆さんの熱心さに感服いたします。赤谷の森周辺には、泉質の良い温泉もたくさんありますので、まだ訪れていない皆さんも是非、日頃の疲れを癒やしに来てみてください。 楽しいですよ。
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2022年5月14日
5月赤谷の日を開催しました。
5月14日は赤谷の日です。 天候:雨のち晴れ、参加者:18名、ホスト(赤谷の日運営担当):赤谷センター
【赤谷の日とは?】 赤谷プロジェクトでは、毎月第1週目の週末を「赤谷の日」と名づけ、サポーターとプロジェクト関係者による協働作業日にしています。赤谷の日は、プロジェクトの拠点であるいきもの村の環境整備や、森のこと、生き物のこと、そして、赤谷の土地に育まれた伝統技術をみんなで学ぶ場であり、この活動に毎月赤谷センターも参加しています。
(活動内容)
新規4名のサポーターを含む計18名と、4月に続き多くの方に参加していただきました。 この日は、「南ヶ谷湿地の環境保全活動」と「三国山に設置しているシカ柵のネット上げ」をメインに行いました。いつも通り10時半にいきもの村に集合し、初めてや久しぶりの方も多かったので、まずは自己紹介をしました。その後、赤谷の日の活動と三国山でのニッコウキスゲ保護の取組について簡単に説明を行ってから、三国山と南ヶ谷の2チームに分かれて活動スタートとなりました。
1 南ヶ谷湿地の環境保全活動(センター:玉井、伊藤 自然保護協会:萩原 サポーター:竹村、和田、山岸) 南ヶ谷湿地ではクロサンショウウオの卵塊調査を行いました。4月25日にも同様の調査を実施しており(こちら)、その時は3000近くあった卵塊ですが、この日は日数が経過したことでふやけているものがほとんどで、数も2000程でした。4月の時点では呼吸をしに水面に顔を出す親の姿もたくさん見られましたが、既に多くが森に帰ってしまったようで、親を確認することは残念ながらできませんでした。一方で、試しに網で湿地内の落葉などをすくってみたところ、様々な種類のトンボのヤゴやヒキガエルやヤマアカガエルのオタマジャクシ、孵化後間もないクロサンショウウオの幼生などを見ることができました。また、湿地周辺の植物などの観察も行いました。 南ヶ谷湿地では近年水位の低下が顕著で、湿地に生息する貴重な生き物が数を減らしています。そのため、サポーターが中心となり、水位低下を防ぐために、周辺の倒木等を利用して、湿地とつながる水路に水の流出を抑える堰を設けたり、湿地に流れ込む落ち葉や土の浚渫作業を行っています。しかし、経年劣化により堰が壊れていたり、水路の侵食が進んでいる箇所があるため、6月以降に現地の材料を使って、堰の再建を計画しています。材料は土嚢と昨年南ヶ谷で間伐をした際に出た木材を使用する予定です。作業は6月以降の予定なので、この日は壊れかけた堰の応急的な補修や再建時に必要となる資材の確認などを行いました。 前日まで天気が心配されていましたが、湿地では天気に恵まれました。よい陽気の中でモリアオガエルの合唱を聴きながらお昼ご飯を食べられて、サポーターにも満足していただけたと思います。
2 三国山のシカ柵ネット上げ(センター:上野、神垣 自然保護協会:朱宮、武田 地域協議会:松井 谷川管理官事務所:森田、増田 サポーター:富岡、小山、永田、マクリーンアッシュ、アベル) 赤谷プロジェクトでは、三国山登山道脇に自生するニッコウキスゲをニホンジカの食害から保護する事を目的として、一昨年から15m四方のシカ柵を設置しています。冬期は積雪や雪崩によって柵が壊れてしまう恐れがあるので、その前に支柱からネットを外して、地面に下ろす作業を毎年行っています。昨年も11月に実施しましたが(こちら)、5月に入るとニッコウキスゲの葉が伸び始めます。これから出てくる花芽がシカに食べられる前に保護するため、谷川管理官事務所にもご協力をいただき、ネットを上げ戻す作業を行いました。 いきもの村から車で三国山の新潟県側の駐車場まで行き、いざスタートとなりました。この時はまだ雨も降っておらず、ゆっくりと植物や昆虫を観察しながら、途中の休憩地点でもある三国権現を目指しました。到着したころには12時を過ぎていたので、一旦ここでお昼ご飯を食べました。昼休憩を終えたら上を目指していざ出陣ですが、こちらのチームは残念なことに、天気に恵まれた南ヶ谷チームとは対照的でした。権現様より上の方は風が強く、雨も降っていました。防寒対策が不十分な人が多く、準備不足を痛感しました。それでも、皆さんの協力があり無事にネット上げは完了することができました。その後は、一部の人には下山をしてもらい、一部のメンバーは今年度新たに計画されている、シカ柵の設置やササの刈り払い箇所の下見を行いました。ニッコウキスゲは、シカによる食害だけでなく、ササの被圧により数を大きく減らしています。(詳しくは赤谷の森だよりvol48をご覧ください。)ただし、今回の下見でほとんどがササに覆われてしまった箇所にも、ちらほらとニッコウキスゲの存在が確認できるなど、現地の実状を改めて確認できたので、今後の取り組みにつなげていきたいと思います。 初参加のサポーターからは、「ニッコウキスゲ保護の取り組みが知れて良かった。」「参加できて楽しかった。」という感想をいただきました。あいにくの天候で大変だったとは思いますが、プロジェクトの取組を深く知っていただけて良かったと思います。
報告者:いとうちゃん これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。http://www.nacsj.or.jp/akaya/sup_index.html AKAYA(赤谷)プロジェクトホームページより
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