北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
硫黄山巡視(2016年7月15日撮影)
硫黄山登山口を利用するには、北海道オホーツク総合振興局への事前申請が必要です (詳しくはオホーツク総合振興局HP)。
登山ルートには水場とトイレがないため、飲み物と携帯トイレを準備して登ります。 また、歩道(登山道)の荒廃を防ぐため、ストックの先端にはキャップを着けましょう。
まず、登山口でヒグマ目撃情報をチェックして登山開始です(ヒグマ対策は必ず行いましょう)。
樹林帯を抜けると、開けた「旧硫黄採掘地」に着きます。
晴れた日にはカムイワッカ湯の滝を見下ろすことができます(写真は7月6日撮影)。 硫黄山では、純度の高い硫黄が産出し、昭和初期まで硫黄の採掘が行われていました。

さらに岩場を登っていくと「新噴火口」です。
岩場には道しるべとして印が付けられており、それらが剥がれていないか、 紛らわしい印はないか等確認しながら登ります。
新噴火口からは、ハイマツ帯を進みます。
ハイマツ帯が終わると雪渓がありました(※現在はかなり溶けています)。 滑らないように、慎重に登っていきます。

ところどころ雪渓の残る谷沿いを登り尾根に出ると、硫黄山直下です。 雲が出ており、山頂からの景色はあいにくでしたが、綺麗な花を楽しむことができました。

ミネズオウ、エゾノツガザクラ、チングルマ

エゾコザクラ

シレトコスミレ
硫黄山では過去に、滑落による死亡事故や沢への道迷いが発生しています。 必ず地図を持参し、安全管理を行って登山を楽しんでください。
(撮影者:知床森林生態系保全センター 一般職員)
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野幌の国有林の闇夜に バット(マン?)とスパイダー(マン?)発見(2016年7月14日投稿)
石狩地域森林ふれあい推進センターでは、平成16年の風台風による風倒被害を契機に野幌の国有林内でモニタリング調査を行っております。
写真は、野生動物の動向等を把握する自動撮影カメラによる調査時に写った映像です。

コテングコウモリ

「クモ(名称?)」
夜になると行動が活発になる野生動物が多くいますが、闇夜と言えば、やはりコウモリでしょうか?
今年、12月4日(日曜日)には、野幌の森林再生に関する「フォーラム」を開催いたします。
モニタリング調査を実施して以来10年間が経過したことから、積み上げてきたデータから見えてきたことや野幌の森林再生などについて情報発信していきます。
開催時間、内容等の詳細は、当ホームページで後日お知らせ致しますので、お気軽にご参加下さい。
(投稿者:石狩地域森林ふれあい推進センター自然再生指導官牧野健司)
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緑岳(2016年7月9日撮影)
可憐な高山植物を求めて大雪山の緑岳(2019.9メートル)に登ってきました。 今回は大雪高原温泉から入り、緑岳を越えて、白雲岳避難小屋まで足を伸ばしてみました。

大雪高原温泉から緑岳までの道中、花畑と呼ばれる場所が二カ所あるとのことで期待していましたが…。 なんと、どちらも深い雪の下でした、がっくり!正面の大きな山は緑岳です。

しかし、道中には様々な高山植物がありました。 岩陰にエゾイワツメクサが咲いていました。

緑岳頂上を越えた先には、ホソバウルップソウが一面に咲いていました。

紫色の花はエゾオヤマノエンドウ。 白っぽい植物はエゾハハコノヨモギです。

白雲岳避難小屋そばのキバナシオガマです。

緑岳は別名・松浦岳とも呼ばれ、幕末期に蝦夷地を踏査した松浦武四郎にちなんでいます。 大雪山には人名にちなんだ山がいくつかあるのも特徴です(間宮岳(まみやだけ)、桂月岳(けいげつだけ)など)。

緑岳の頂上からはトムラウシ山(中央の王冠のような山)を始め、ゼブラ模様の大雪山系の山々が 一望できました。

当日は多くの登山者が緑岳を訪れていました。いよいよ大雪山も本格的な夏山シーズン到来です!
(撮影者:網走中部森林管理署 北見森林事務所 一般職員)
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初夏の野幌 ノハナショウブの大群落(2016年7月5日撮影)
 ノハナショウブの大群落
 ノハナショウブ(アヤメ科)
東野幌の江別市有林でノハナショウブが咲いています。このノハナショウブは野生ですが、 園芸種のハナショウブはこの花を改良したものです。
 タチギボウシ(キジカクシ科)
ノハナショウブの近くには、これから咲くタチギボウシがありました.
 ノイバラ(バラ科)
桜が終わってもバラ科のノイバラはこれからです。
 ミヤマガマズミ(レンプクソウ科)
同じ白い花でも、これは レンプクソウ科です。
 サワフタギ(ハイノキ科)
この花も白いですが、こちらはハイノキ科
 ノハラムラサキ(ムラサキ科)
ヨーロッパ原産の外来種、これは最近野幌に入ってきたようです
 エゾアジサイ(アジサイ科)
アジサイの園芸種は庭などによく植えられていますが、エゾアジサイは野生種です
 スズムシソウ(ラン科)
学名はリパリスマキノアーナ牧野富太郎に因んでいます
 ヤマグワ(クワ科)
もう赤い実をつけ始めました。ちょっと早いようですが。
 ギンリョウソウ(ツツジ科)
お馴染みの葉緑素を持たない菌寄生植物、別名ユウレイタケ。
(撮影者:石狩地域森林ふれあい推進センター 行政専門員 山本 謙也)
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ワッカ原生花園(2016年7月3日撮影)
ワッカ原生花園(北見市常呂町)は、サロマ湖の砂州上に広がる海岸草原で、北海道遺産にも選定されています。春から秋にかけて咲き誇る花々は、訪れる人々の目を楽しませています。

入り口にはネイチャーセンターがあり、原生花園の拠点になっています。 ここでは、常呂高校の生徒が中心となって、パンフレットの作成やボランティアガイドの取組をしています。

園内へは一般車両の進入が規制されていて、みなさんは徒歩かレンタサイクルで散策を楽しんでいました。

北海道ではおなじみのハマナスです。

エゾノシシウド

エゾフウロ

エゾスカシユリ
花のつけ根に隙間(すかし)があります。
いつもは山の中にいるので、海岸性の植物を見るのは一味違った印象でした。
その外にも多くの種類の花があり、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(撮影者:網走中部森林管理署 北見森林事務所 一般職員)
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