北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林官の仕事
森林官の日常(2015年11月16日、25日、26日撮影)
素材生産事業の監督、打ち合わせの様子(11月25日撮影)
森林事務所が受け持つ業務としては多岐にわたり、主としては森林の蓄積などを調査する森林調査業務や事業の検査・監督業務などがあります。
今回は紋別部内の素材生産事業地において、業者と監督員である地域統括森林官による打ち合わせを行いました。
常緑針葉樹のトドマツの枝葉に雪がうっすらと積もっています。
緑と白のコントラストが見る者の心を彩ります。
山土場で切り出した丸太を搬入&丸太を積んでいる様子。
後ろに見える機械はフォワーダという木材を運ぶ機械です。
(網走西部森林管理署西紋別支署 紋別森林事務所 酒井 裕史)
林道・境界のメンテナンス(11月16日・26日撮影)
林道の維持
林道は所々に水切りを作って、路面を流れる雨水を排水させます。
分散排水をさせないと、大量の雨水が林道を流れ、僅か数ヶ月程度で路面が削り取られてしまい入林できなくなります。
水が路面を洗掘しているので(点線矢印)、土嚢袋などで水を逃がします(実線矢印)
同じく、林道のメンテナンスで欠かせないのは、沢水が流れる管の掃除です。
管が詰まると池になったり、林道にあふれ出て林道が川のようになります。
管がどこにあるか分からなくなりました。探りながら掃除します。
水が減って管が見えてきました。
目印を付けて掃除終了
国有林の境界管理
写真のように斜面に埋設されていると、土やササに埋もれるので掘り返して、「境界標がありますよ」と
分かる目印をつけて、目立つようにします。(赤丸印箇所)
ペンキやスプレーを使って、目印をつけます。
定期的に塗布しないと、樹皮が剥がれ落ちて、不明瞭になります。
作業終了後です。
境界標はこういう物です。
(網走西部森林管理署西紋別支署 紋別森林事務所 松尾 好高)
紋別部内の上原峠(2015年3月12日撮影)
国有林の現場職員は、夏だけでなく積雪期も森林調査を実施します。
人の背丈くらいのササが繁茂していて歩けない箇所があるため、冬の積雪期に調査を実施します。
夏はササが繁茂して歩けない林内も、スキー板を履いてスイスイ進めます。
(遠軽と紋別の中間です。1203林班)
天気が良く、立ち止まると自分の息しか聞こえない世界です。
トドマツの太さ(胸高直径)を測っています。
本州は地面から120センチメートルの高さですが、北海道は積雪があるので130センチメートルです。
トドマツの高さを目測して、トドマツの材積を求めます。
キツツキの食痕。
雪の上に木くずが散乱しており、新しい食痕だと分かります。
ウサギの足跡もくっきり残っています。
雪のおかげで、いろいろな動物の痕跡が分かります。
(撮影者:網走南部森林管理署 西紋別支署 松尾 好高)
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