北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
エゾシカによる森林被害防止のために(2016年3月8日投稿)
初山別村に来て早、4年が経とうとしています。
この間、自身がハンターとして狩猟し捕獲したエゾシカは、間もなく300頭を数えます。
地元の方々には水稲、畑作、牧草被害が減ったと大変喜ばれています。
では、森林は?というと…
最近、山に行って感じるのが、今まで食害にあっていなかったトドマツの被害です。
以前から角こすりの被害はあったのですが、近頃では若いトドマツの樹皮を食べるようになってきました。
エゾシカによるトドマツの食害
もし、各地で、そして中・大径木も好んで食べるようになると、北海道の人工林は重大なダメージを受けることになります。
そうさせないためにも、微力ながらエゾシカ捕獲に精を出しています。
また、肉の有効利用も図りながら、緑豊かな北海道の森林を残していきたいと思うこの頃です。
捕獲したシカの肉 シカ肉ソーセージ
(撮影者:留萌北部森林管理署 初山別森林事務所 首席森林官 小川 翼)
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