北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
紋別海岸から見渡すオホーツク海の流氷(2016年2月25日撮影)
当署が管理する紋別海岸防風保安林へ巡視に出向いた際にオホーツク海の流氷を撮影してきました。
今年は紋別市において1月27日に流氷初日を迎え、平年(2月6日)より18日遅い、2月24日に流氷接岸初日を迎えた状況となっています。
今回はまだまだ本格的な流氷を見ることは出来ませんでしたが、沖に流氷帯の一団、そして浅瀬の部分にも薄氷が所々にあることや、中には大きい流氷も流れ着いていることを確認できました。
海はとても穏やかで、まるで鏡のようになっており、シンメトリーな世界が広がっていました。
薄氷と氷塊の面々
紋別海岸防風林と海岸の様子(左上の森林が防風保安林、その下に写っているのが防潮護岸、右下に写っているのが波をくい止めるコンクリート製のブロック、中央右奥に見えるのが紋別市内)。
紋別海岸防風林はオホーツク海から吹き付ける塩分を含んだ強風や飛砂による気象害などを緩和するため、昭和33年頃から森林の造成を行ってきている森林です。
しかし昭和48年頃から波による侵食がはじまり、土砂の流出によって森林の崩落が激しくなったことから、国有林としても平成11年より、侵食を防ぐための防潮治山工事(上の写真にある護岸、コンクリートブロックの設置もこの工事の一環)を進めています。
その結果、現在の海岸は安定を取り戻し、波による浸食は抑えられるとともに保安林も崩落せず気象害を緩和する機能を保っています。
(撮影者:網走西部森林管理署西紋別支署紋別森林事務所酒井裕史)
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