こんにちは森林官です!(滝西森林事務所)
網走西部森林管理所西紋別支署 滝西森林事務所 森林官 北野 蘭
滝上公園
滝西森林事務所は、渚滑川の上流に位置する自然豊かな滝上町にあり、渚滑岳(1345m)を含む約13,000ヘクタールの国有林野を管理しています。
滝上町には、ピンク色の芝ざくらが山一面に見事に咲き誇る滝上公園があり、多くの観光客が訪れます。
急峻で笹深い山岳地帯

雪の中での地況林況調査
管轄している国有林は急峻で笹が深く、山岳地帯で岩石が多いのが特徴で、森林づくり作業の条件が厳しいところがほとんどです。
笹が多い場所は歩くのが大変ですが、雪で覆われていると笹の上を歩く事ができます。
冬は造林地の蓄積(幹の体積)などを把握し、今後どのような施業が必要か判断するための地況林況調査などを行っています。
他には、間伐予定箇所においてどの木を伐採するかを示すための調査である収穫調査、下刈りなどの造林事業、立木販売、素材生産の監督や検査を行っています。
春先や秋など葉が少ない見通しの良い時期には、国有林野と民有地との境界管理のための巡視も行っています。
気象条件も厳しいところですが、健康管理とひとつひとつの作業を安全確実に行うことを、日々心がけています。
森林官1年目

樹種勉強会
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治山工事現場見学
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今年度から職員の知識・技術の向上を目指す人材育成活動として、当支署では毎月勉強会が開催されています。
内容は低コスト高効率作業システム、治山工事、収穫調査、木材の川上から川下へ加工と流通、銘木と有利採材、地況林況調査、樹種の見分け方などについて行われています。
森林官1年目ということもあり、積極的に参加し、ベテラン職員から技術の継承を受けています。
いつも共に現場を歩いている基幹作業職員の方や、支署内の課長や係長、先輩森林官など周りの方たちに支えていただきながら現場での業務を行っています。
民有林と国有林が森林整備推進のための協定を締結

「白鳥地区地域森林整備協定」調印式
滝上町、滝上町森林組合、網走西部森林管理署西紋別支署が、当森林事務所の白鳥地区(町有林366ha、森林組合383ha、国有林1,043ha)において「白鳥地区地域森林整備協定」を締結し、森林共同施業団地が設定されました。
この協定は、森林の持つ多面的機能の持続的発揮のため、計画的かつ効率的な森林整備、路網の相互利用及び維持管理に関する事項などを定めたものです。
当該森林官として国有林・民有林一体となった森林整備に向け努力していきたいと考えています。
(2011年3月掲載)
網走西部森林管理署西紋別支署
滝西森林事務所
紋別郡滝上町字滝ノ上原野3線北5番地
電話0158-29-3658(代)
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滝西森林官(左)
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