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川湯森林事務所

2007年3月掲載 屈斜路川湯から 川湯森林事務所 森林官 春藤 聡明

川湯森林事務所は、根釧西部森林管理署管内北端に位置する屈斜路湖の湖畔街川湯にあります。

管理面積、約9,900ヘクタールは全て阿寒国立公園地で、西に屈斜路湖、東に摩周湖、川湯街にほど近い南には山肌が荒々しく、いたるところから絶え間なく噴煙を上げる硫黄山があります。
いつも硫黄の臭いを発する硫黄山は、明治10年から硫黄の採掘が始まり、硫黄運搬の鉄道が開通し、街に繁栄をもたらし、今の川湯温泉街も、硫黄採掘とともに誕生したと言われています。

現在の硫黄山は、硫黄採掘の形跡も無くなり特異な景観の硫黄山としてこの地域の大きな観光資源となっています。
硫黄山の裾野は、強い噴煙や硫気に耐えられるハイマツやイソツツジ、ガンコウランの大群落が広がり、地際には珍しいハナゴケやスギコケがひっそりと生えています。
また、日本最大のカルデラ湖と言われる屈斜路湖は、原始の森が湖底に眠っている神秘の湖、「運が良ければ湖を巡る遊覧船から黒い影を見ることが出来る」と言われています。

緑繁期には、湖水を取り巻く雄大な森林景観、厳寒期には全面氷結による10キロメートルにも及び御神渡り(氷が盛り上がり積み重なる)現象が現れるなど、夏冬変わらぬ自然豊かな観光地域となっています。

この他、当森林事務所が管轄する森林には、明治23年当時に開設された御料局の森林があり、今も緑豊かな森林維持がなされ、観光資源に貢献しています。

最後に、今後も、森林の公益的機能を維持すべく、地域との関係をより深め「開かれた親しまれる国有 林」を目指し努力していきたいと思います。


屈斜路湖

硫黄山
 

お問い合わせ先

根釧西部森林管理署
川湯森林事務所
弟子屈町川湯温泉1丁目8 - 10
電話015 - 483 - 2052

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