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振内森林事務所

2007年12月掲載 多様化する地域のニーズに応えて 振内森林事務所 首席森林官 瀧澤 廣行

振内(ふれない)森林事務所は平取町振内にあり、管内には、日高山脈を源にし国土交通省が公表した「全国一級河川の水質状況」で三年連続の第1位となった沙流川が東西に流れる約8,200ヘクタールの国有林野を管理しています。

沙流川の畔には、マイカーやキャンピングカーで乗り入れることができるオートキャンプ場を中核とし、パークゴルフ場等を備えた「ニセウエコランド」があり、野生ホタルも見られることから道内外から年間約2,000人のキャンパーが訪れています。
幌尻岳を仰ぎながら幌尻岳は、日高山脈襟裳国定公園の中でも標高2,052mの最高峰であり、アイヌ語で「大きい・山」を意味する「ホロ・シリ」として親しまれてきた山です。
日本百名山の1つとされ、夏には一面高山植物のお花畑となる山頂付近のカール状大地や豊富な動植物群、山頂からは幾重にも連なる日高山脈が一望できる山として人気です。
幌尻山荘近くには、日高山脈中央部森林生態系バッファーゾーン整備事業により設置したバイオトイレの運用が開始され、年間約4,000人の登山者からも環境に優しいトイレと高い評価を得ています。

地域に根ざした取組み昨年7月に当事務所管内1078林班、約27ヘクタールを地元の振内小学校と遊々の森(通称「ホロシリの森」)の協定を結び各種体験活動等に取り組んでいます。
平成19年度は、振内小学校3、4年生を対象とした森林教室を3回実施し、森林の果たす役割等を実際に体験を通じて学ぶ場として活用しています。その他、日高中学校3年生の森林教室、当署職員を対象とし外部講師を招いて実施した内部研修の場としても利用しています。

地域の要望に応えて当管内は、昨年8月の豪雨による災害があり現在被災個所の復旧を進めているところです。
地元自治体及び地域住民からも早期復旧の要望があり、優先順位を付けながら官民一体となった災害復旧を進めるとともに、将来に渡り災害を未然に防ぐ森林づくりを進めていきたいと考えています。

 


日高山脈の最高峰「幌尻岳」

子どもたちと楽しい森林教室

首席森林官(左)と事務所のメンバー
 

 

お問い合わせ先

日高北部森林管理署
振内森林事務所
沙流郡平取町振内町31-3
電話01457-3-3409

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