ホーム > 森もり!スクエア > こんにちは森林官です!(奥静内森林事務所) > 奥主夕張森林事務所


ここから本文です。

奥主夕張森林事務所

2006年8月掲載 黒ダイヤと林鉄の大夕張があった町 奥主夕張森林事務所 首席森林官 山本 謙也

奥主夕張森林事務所は、夕張市の旧大夕張署管内鹿島地区の奥一一、八七三ヘクタールを管理しております。
ここはかつて石炭(黒ダイヤ)と林業で栄えた町で、歴史の始まりは、明治二十二年に官有地が御料林に編入され、昭和四年に大夕張まで鉄道が開通、しかし昭和三十七年に道路ができるまで「陸の孤島」と呼ばれました。
この管内では、昭和九年に主夕張森林鉄道が敷設され、昭和三十六年に林道ができるまでは、「林鉄」の汽笛が響いていました。
一番古い人工林は昭和十三年ですが、昭和五十年代に林道が奥に延びて造林地が増え、今その保育管理を行っています。

話は変わりますが、ここでは八つの森林事務所が互いに協力し業務を遂行しています。
この「チーム夕張」の選手を紹介します。
リードは三ッ山さん、六月に二十歳になったばかりですが、子供の時に相撲をやっていて、もしその道に入れば今頃は「三ッ鵬」となったでしょう。
セカンドは羽澤さん、山を歩き尽くし、先日タケノコ採り行方不明者の捜索に行った時は、警察署や消防署員も彼の後を付いて行けませんでした。
サードは石渡さん、学生時代はレスリング、今も毎朝、海まで行きサーフィンで準備運動をしてから現場に行く人です。
スキップは中尾さん、班長の投げるストーンは、味方のストーンを守り、相手のストーンを全部はじき出し、勝利をチームにもたらすリーダーです。

かつて大夕張地区は二万人以上が住んでいました。今はダム建設のため住民が全員立ち退きし、建物もすべてなくなり、また、夕張市も財政問題でマスコミ注視の中にありますが、私たちは今後もこのチームで、夕張の森林を守り育てていきたいと思います。


主夕張森林鉄道で使われた機関車
(北海道開拓の村)

かつての森林鉄道の橋桁

前列の左端が山本首席森林官
 

お問い合わせ先

空知森林管理署
奥主夕張森林事務所
北海道夕張市千代田5
電話0123-56-5211

森林管理局の案内

リンク集