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南館森林事務所

2007年2月掲載 山作りのスペシャリストを目指して 南館森林事務所 森林官 小林 寛子

南館森林事務所は、メークイン発祥の地として有名な厚沢部町館町にあり、およそ7,800ヘクタールの国有林を管理しています。

厚沢部町は農林業を基幹産業とする町で、光黒大豆などの多くの農作物が特産品となっており、最近では厚沢部産のメークインを100パーセント使用したじゃがいも焼酎などを作っている喜多里ブランドの工場が出来ました。
館町には松前藩の城跡があり、春には桜が咲き、お花見を楽しむことができます。

厚沢部町のある北緯42度付近は、ヒバ(ヒノキアスナロ)とゴヨウマツの自生の北限、またトドマツの自生の南限でもあり、南北の植物が観察できる植生豊かな山が魅力です。
部内には、紅葉の時期には見事な景観をみせる矢櫃(やびつ)峡渓谷があり、その奥には断崖絶壁におりなすヒバの天然林の絶景も見ることができ、渓谷に向かう林道には冷泉がわき出ており、豊かな自然を楽しむことができます。

南館は、近隣の3つの森林事務所と協力して業務を進めています。
主な業務は収穫調査で、職員が減少しているなか一人一人の作業はきつくなっていますが、大変な作業の時こそみんなで冗談を飛ばし、疲れも吹き飛ばしながら、南館にきてから約10カ月、楽しく仕事をすることが出来ました。
森林官としては2カ所目になり、ヒバやゴヨウマツなどこの地域特有の樹種をみることができ、とてもよい経験となっています。

ここに来て森林官として責任の重さをさらに実感する毎日でありますが、理想の山をえがきながら、山づくりのスペシャリストを目指してこれからもしっかり学んでいきたいと思います。


矢櫃(やびつ)峡渓谷

ヒバ林

後列左端が小林森林官
 

お問い合わせ先

檜山森林管理署
南館森林事務所
桧山郡厚沢部町館町87 - 1
電話0139 - 66 - 2053

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