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川本森林事務所は、知床半島の付根に位置する清里町にあります。同町は森林が町の面積の約7割を占め、その大半が国有林です。
森林事務所からは日本百名山に数えられる秀峰「斜里岳」の姿が見え、その斜里岳の西側、8,127ヘクタールの広大な国有林を管理しています。
管内には、斜里岳の湧水が支流をなしオホーツク海へとつながる「斜里川」が流れており、その最上流には落差25メートルに及ぶ「男鹿の滝」があります。
この滝は、上流に川が無く、斜里岳の伏流水が湧き出しているという不思議な観光スポットとなっています。
また、江鳶(えとんび)奥林道(通称・江鳶山スカイライン)を登っていくと、展望台があり清里町内とオホーツク海を一望することができます。
一番苦労するのが、民間事業体の請負による下刈作業が適正に実行されているかを検査する仕事です。
これらの現場は、主に過去に択伐を行った天然林で、天然更新を補助するために苗木が植え込まれています。
一つひとつの作業個所の面積は小さいのですが、数が500個ほどあるので総作業面積は270ヘクタールにもなります。
森林官になったばかりの頃は、森林の図面もろくに見ることができず、森の中で迷子になって冷や汗をかくこともありましたが、現在はベテラン職員に助けられながら、どうにか回りきることができるようになりました。
私は森林官になって3年目になりますが、林業は数年で成果が出るものではないので、自分でやっている仕事が本当に山にとって良いものなのか?と不安になることが多々ありますが、現場において山を観る目を養い、活力ある森林をつくれるようにこれからも頑張っていきたいと思っています。
![]() 秋深まる秀峰・斜里岳(標高1,545m) |
![]() 湧水が流れ落ちる男鹿の滝 |
![]() 合同森林事務所のみなさんと (前列中央左が森林官) |
網走南部森林管理署
川本森林事務所
斜里郡清里町羽衣町27-12
電話0152-25-3164