恵岱別森林事務所

2007年4月掲載 地域から信頼される国有林を目指し 恵岱別森林事務所 上席森林官 山端 孝

恵岱別森林事務所は「ひまわりの町」として有名な北竜町中心部に所在し、恵岱別川両岸と雨竜町雨竜沼湿原奥地脊梁山岳地域の暑寒別天売焼尻国定公園を含めた約11，300ヘクタールの国有林を管理しています。

北竜町は、農業と観光を基幹産業とする町で、低農薬・有機肥料等のクリーン農業により生産された米は「ひまわりライス」の名で販売されています。
また、北竜産メロン龍の鈴、北竜ひまわりすいか（黄色小玉西瓜）は道内でも有数の生産地となっています。

ひまわりの作付面積100ヘクタールは全国一を誇っていて、最近はひまわりが観光として一躍脚光を浴びて、毎年7月中旬から8月下旬にひまわりの里で「ひまわりまつり」が開催され、20万人以上の観光客が訪れるようになっています。

隣町の雨竜町は、農業と観光を基幹産業とする町で有機減農薬栽培で生産された「雨竜米」をはじめ、暑寒メロン・暑寒ジンギスカンなど特産品として有名です。
ラムサール条約登録地である雨竜沼湿原は観光スポットであり、その背景を担う重要な山岳地帯の国有林を適切な管理を通じて良好な景観を維持していくことが重要であると考えています。

森林事務所に訪れる方々の質問が多種多様に渡っており、今までの経験談で対応をしています。
また、森林事務所の業務内容はどちかと言えば、森林整備より森林保全管理業務の比率が高く、特に林野火災予消防・行方不明者の捜索・不法投棄等地元住民や自治体等の信頼・協力なしでは事は解決しません。

今後とも業務をはじめとして行事・ミニコミ紙「北竜の森から」などを通じて地域の皆さまから信頼される「森林事務所」となるように日頃から研鑚・努力していきたいと思っています。

皆さんも北竜町「ひまわりまつり」・雨竜沼湿原に是非一度足を運んでみてください。
心よりお待ちしています。

ひまわりの里（写真提供：北竜町）

雨竜沼湿原(同上）