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七飯森林事務所

2008年10月掲載 ガルトネルブナ林と市民参加の森林づくり 七飯森林事務所 森林官 立花幹雄

七飯森林事務所

渡島半島の南東に位置し、北は駒ヶ岳を背景にした大沼国定公園、西は北斗市、東は横津岳、南東には恵山道立自然公園があり、函館市(旧恵山町、椴法華村)、七飯町の国有林野3,300ヘクタール余りを管理しています。

ガルトネル・ブナ林

七飯町の「ガルトネル・ブナ林」は、明治2年から3年にわたり、ドイツ人の農業指導者R・ガルトネルが、故郷の風景を偲んで付近の山から採取したブナの苗を植栽したものです。

歴史的文化遺産として、ブナの人工林としても学術的にも価値が高いことから、昭和49年から植物群落保護林に設定されています。

植栽後130余年を経ており、年々腐朽度が高くなり、枯損木が多くなってきてますが、立木の一部を伐採するなど、多くの人の憩いの場となるよう整備に取り組んでいるところです。

ボランティアによる森林づくり

当森林事務所部内では、大沼公園近郊のカリマ国有林及び吉野山国有林を舞台にしたボランティア団体等による森林整備が活発に行われています。

平成12年に始まった大沼の水と緑を守る会の「大沼湖の魚を育てるふれあいの森」、「吉野山ふれあいの
森」を始め、同16年の台風18号による被害跡地では、函館柏稜高校・函館有斗高校の高校生や北海道ガス・函館元町ライオンズクラブ・北海道グリーンビジネスなどの団体やシーニックバイウェイによる被害地再生の森づくりが進められています。

また、21世紀の道南の森づくり事業実行委員会による、北海道洞爺湖環境サミット記念に関連した植樹が来年・再来年と計画されるなど、数々の活動が繰り広げられています。

市民とのふれあいを大切に

このような活動のお手伝いを通じた数多くの市民のみなさんとのふれあいを大切にしながら、これからも森林づくりに努めていきたいと考えています。

ガルトネル・ブナ林

ガルトネル・ブナ林

七飯森林事務所のスタッフ

七飯森林事務所のスタッフ
(左が立花森林官)

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