佐呂間森林事務所は若佐森林事務所との合同森林事務所となっており、事務所は北海道で一番大きな湖として有名な「サロマ湖」に接する佐呂間町の中心街にあります。

佐呂間町の基幹産業は、ホタテ養殖を中心とする漁業とカボチャを特産物とする農業・酪農業ですが、意外と国有林野の占める面積が広く15，410ヘクタールあり、佐呂間町全体の38％を占めています。

 

 
昨年の10月に佐呂間町家庭教育推進会議からの要請で常呂川森林環境保全センターの協力を得て、小学生を対象にした林業体験・自然観察を内容にした森林教室を行いました。
今年も9月に要請があり、サロマ湖畔遊歩道フィールドを活用して森林観察・森林セラピーを内容とした森林教室を練っているところです。

網走国定公園とサロマ湖自然休養林に指定されているサロマ湖・幌岩地区は施設が整備されており自然豊かなフィールドから観光という面だけでなく、地元の人達に紹介して森林の持つ効用を体験していただきたいと考えています。

 

 

佐呂間町の植樹祭には佐呂間合同森林事務所全員で植樹祭準備や植樹祭に参加しています。植樹祭は全てナラを中心とした広葉樹でここ数年は牧場跡地に植え、終了後は佐呂間漁業組合からホタテ稚貝の味噌汁を参加者全員に振るまっていただきました。

また、佐呂間町の植樹祭に前後して例年漁業協同組合独自による植樹祭を開催しています。森林が豊かになれば漁業にも影響があることを意識していることから積極的な森作りに取り組まれています。 

 

幌岩展望台から富武士漁港を眺望
 

網走中部森林管理署 佐呂間森林事務所 常呂郡佐呂間町永代町98-2 電話01587-2-3439