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 利根沼田署の森林や山へご案内!

13066月号表紙 

2013年6月 

2013年6月25日(火曜日) 

梅雨のさなか

130625梅雨時01  ここ2~3日、沼田周辺では夜間に強い雨が続きました。こんな時の伐採現場の道

は、いっときひどい状況になります。伐採・集材作業のための集材路は重機の行き

来によって、ところどころに泥田が発生。こんな時は、巡視の我々も埋まってしまいそ

うな長靴を引き抜きながら、ウーンやっぱり林業の作業は3Kかね?などと考えながら

伐採現場へ向かうこととなります。

  路の終点では、作業車輌と運材車輌3台が縦一列になって作業中でした。すれ違

130624梅雨時02いすらできない道上のみを使っ

ての集材・枝払い・仮積み・積

み込み・運材の作業ですので、

見ていても作業は本当に窮屈

そうですが、これも道の部分以

外は林内を痛めないための取

組ですので、どうぞよろしくお願

いします。

 特に足下が不安定になる梅雨期は、人も重機も非常に気をつかう時だと思います。

どうぞ一層の安全確認をしながら作業をお願いします。             (署 資源活用担当)                                

                                                              topへ戻る

2013年6月24日(月曜日) 

もうすぐ労働安全週間

130624安全表示01

  7月の第一週は全国労働安全週間です。

 残念ながらとりわけ災害発生率の高い林業の現場では、真剣

な労働安全対策の取組が求められています。安全に特効薬な

し! 基本作業の徹底と注意意識の喚起をコツコツと積み重ね

ていくことが大切であり、全請負事業体の作業現場を回らせてい

ただいています。

 今年の現場では、実際に作業をされる皆さんから「大きく目立

つ安全表示板を作り替えたんですよ。」なんて声も聞かせてい

ただきました。「よく目立つしわかりやすいわ。でも設置・移動は

大変だろう?」「いや、全員でやればそんなには…」
130624安全表示02 現場を移る度に、まず全員で安全表示をしっかり掲げる職場は間違いなく良い職場です。引き続き全員で力を合わせて取り組みをお願いいたします。

                 (中澤署長・資源活用担当)

 

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2013年6月23日(日曜日) 

今が満開!

 またもや性懲りもなく訪れた仙ノ倉岳。今週は、5月の山開きの際に「ぜひ花の時期に来てみてください。」と言わ

れたのを受けての訪問です。天気は相変わらずちょっとイマイチですが、それでも今日は時折ガスも晴れて周辺が

見えるだけマシです。

130623万太郎~仙ノ倉の稜線130623稜線から赤谷川を見る 

               万太郎山~仙ノ倉岳の稜線                 稜線から赤谷川源流を見下ろす

今日の目的は仙ノ倉岳~平標山間のお花畑の様子。どうやらタイミングはピッタリだったようです。 

130623仙ノ倉岳のお花畑 

130623ヨツバシオガマ

130623ミヤマキンポウゲ130623ツガザクラ

130623ハクサンチドリ 

 

 

 

 

130623ミヤマキンバイ

130623アカモノ

 

 

 

 

      

   ミヤマキンポウゲ(上)      ツガザクラ(上)        

     ミヤマキンバイ(下)        アカモノ(下)

  ヨツバシオガマ                                              ハクサンチドリ 130623ハクサンイチゲ

130623チングルマ130623ウラジロヨウラクツツジ 

 

 

 

 

130623ベニサラサドウダン 

 

 

 

  

    

  ハクサンイチゲ   ウラジロヨウラクツツジ(上)とベニサラサドウダン(下)  チングルマは雨に痛められて終わりかけでした

130623ハクサンコザクラ

 

 前回は誰一人いなかったこの辺りも、今日は登山者の

皆さんでいっぱいでした。皆さんちゃんと時期を知ってい

らっしゃるんですね。

  高山の花の時期はホンの一瞬ですが、それだけにその

可憐さ・美しさも格別です。

  今日は体力増強ばかりじゃなく、心の保養をさせてもら

いました。
                        (中澤 署長) 

                         topへ戻る 

 

2013年6月17日(月曜日) 

130617水源の森 施工地復旧工事の進行は?

 あれから2ヶ月(4月17日「除雪進行中」をご覧く

ださい。)。結局のところ連休明けに工事現場まで

除雪をかけて始まった河川施設等の復旧事業もピ

ッチを上げて進んでいます。 とはいえ…現在の状

況は右写真の通りで木杭が何本かあるだけのよう

にしか見えませんが…。

これは丁張(ちょうはり)と呼ばれる作業をしたとこ

ろで、一言で言えば、現地に設計図を書いた状態

だと考えてください。

130617施工イメージ この場所は、水源の森の散策路が川を渡る地点だったのですが、

このかわいらしい川が大洪水となって、周辺の施設も歩道も全てを

押し流してしまった場所です。このため再び橋だけを直してみても、

再び豪雨災害となれば元の木阿弥となるのは明らか。そこで右の

ような小さな土留めの堰堤を埋めて、土砂と水を押さえながらその

堰堤の上を歩道が通るようにしようとするものです。

 先ほどの丁張は、この堰堤の正確な位置や高さ・水平などを現

地に表したもので、工事の皆さんはこれに従って工事を進めていくことになります。

 水源サミットの開催まではあと3週間。当日はどんな姿を皆さんにお見せできるでしょうか? 現場だけに、進み具

合を決めるのは天気次第となりそうです。さて我々も、2年間使えなかった他の歩道部分を整備しておかねばなりま

せん。鋸とナタを持って歩道を回ってみることにします。              (署 治山技術官・森林技術指導官)

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2013年6月14日(金曜日) 

上も向いて歩こう

 山々が花の季節を迎える6~7月、きれいな野の花々に目を奪われて、皆さん下うつむいて歩きがちですが、森林

帯を歩くときには時々上にも目を向けてみると…。実はこの季節は森の木々も一斉に花を開く季節なのです。樹の

花というと、春の象徴のようなサクラやまだ冬枯れ色の中でひときわ目立つコブシの白い花などは、他の植物に先

駆けて鮮やかに花開くことで皆さんの注目を集めますが、他は意外と皆さんに覚えてもらえない。

 多くの花が割合と地味なこともあるし、おまけに木の上の方で咲いているので非常に見えにくいというのも不利な

点です。それでも頭上で可憐な花を咲かせているものを幾つか集めてみました。

1306オオカメノキ1306ハクウンボク 

 

 

 

 

 

 

 

 この時期 山で一番目にするのがオオカメノキ(タムシバ)   ハクウンボクの花は下向きに付いて観賞しやすい  1306ウワミズザクラ 

1306タニウツギ

                   林間に明るく咲くタニウツギ

 

穂状の花を咲かせるウワミズザクラ

 

1306トチノキ1306ホオノキ 

    ホオノキは樹木の中でも最大クラスの花を咲かせます    ニョキニョキと葉の間から花を立ち上げるトチノキ

   が高木に上向きの花をつけるのでなかなか見えない   

 

少し花は地味になっていきますが まだまだたくさん咲いていますよ。

1306アオダモ1306ミズキ 

 小さな花がたくさん集まり、樹冠全体が白っぽく見えるよ

うに咲くのはミズキ(上)やアオダモノキ(右)

 

 

1306ブナ 1306ミズナラ

                枝からぶら下がるように花をつけるブナ(上)・ミズナラ(右)

1306ウリハダカエデ 1306イタヤカエデ

 カエデ類の花もこうしたぶら下がり型(左ウリハダカエデ)です。イタヤカエデ(右)はすでに茶色いプロペラ型の種

子がぶら下がっていました。

  現場行きのついでなのであまり分類・体系的に御紹介できませんけれど、時々は上を向いて、頭上にひっそり咲く

美しい花、少々変わった花、咲き方に妙のある花などもぜひ楽しんでみてください。         (中澤 署長)
                                                              topへ戻る

2013年6月12日(水曜日) 

130612武尊山の歩き初め上州武尊山 山開き

今年も片品村主催の上州武尊山山開きに参加さ

せていただきました。

一同での神事の後、神主さんを先頭に歩き初めで

す。

 

 

 

 

 

 

     
130612間伐材利用のホルン演奏

 

恒例の地元の皆さんによるホルン演奏で、お客様

をお出迎え。地元産材(間伐材)を有効利用して作

られているところがなんといっても秀逸です。

 

 

 

 

 

 

 

130612レンゲツツジ

 

県の天然記念物に指定されているレンゲツツジも

今年はもう満開を迎えようとしています。

見事なものですよ。

                  (鎌田森林事務所)

 

 

 

 

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2013年6月10日(月曜日) 

エゾハルゼミの森

130610エゾハルゼミ

 5~6月、利根沼田の山々は早々とセミの鳴き声に埋めつく

されます。

  春鳴くセミでエゾハルゼミと呼ばれるセミです。本州なのに

「エゾ」なのか?と調べてみると、マツ林にしか生息できない

「ハルゼミ」と少し標高の高いブナ林に生息する「エゾハルゼ

ミ」がいるとのこと。国有林の多くは奥山のブナ林地帯になる

のでエゾハルゼミの声で正しいようです。

  この時期、ブナ林に目をつぶってたたずみ前後左右・上下

から超サラウンド音響で聞こえる深いセミの声に包まれてい

ると、自分が宙にでも浮いているような気がしてきて、森に溶

け込んでしまうような一種不思議な感覚さえ覚えます。 

 

 

 この日も山道を歩いていると、すぐ道脇の1本の木の幹に点々とセミの抜け殻が…。おや?…写真の下の方には

セミ本体もちょこんととまっていました。こんな道脇の地面の下にも、長い地下生活を送るセミの幼虫たちがこんなに

多くいるのですね。この森林の豊かさに気づかされるちょっとした一瞬でした。                       (中澤 署長)

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2013年6月8日(土曜日) 

そりゃ ないよ~

130608尾根は濃い霧に隠れ 季節柄花を御紹介する日が多いこの頃。少し目線の違う題

材を集めようと、この土曜日は谷川連峰の稜線歩きに出かけ

ました。目的は、残雪の谷川連峰を撮る、だったのです。
130608平標山

  早朝スタート。今日はな

かなかの長丁場です。昨

日の雨も上がって今日の

予報は晴れ!のはずだっ

たんですが、山中に入ると尾根は深いガスに覆われていました。「山の上は回復

が少し遅れるからな。」とあまり心配もせずに登り続けます。じきに最初の山頂、

平標山へ到着。霧は少し薄くなったもののここはまだ雨降り…。  「もうしばらく我

慢だな」と先に進むことにしたのですが…
130608仙ノ倉岳 130608エビス大黒の頭

    平標山はいまだ雨…          仙ノ倉岳も真っ白            エビス大黒の頭 何も見えぬ…

130608万太郎山 130608大障子の頭 130608オジカ沢の頭

           万太郎山 晴れてくれ~                大障子の頭 コラー☆&#$…               オジカ沢の頭 ………ハア…

130608晴れた! 肩の小屋直下 130608谷川岳山頂

 午後… やった! ついにガスが晴れ始めたぞ!……ってここはすでに肩の小屋じゃないですか。この景色なら

ロープウェイに乗って、2時間でいつも撮りに来ている景色で、目新しさも何もない。 明け方から新鮮な景色を求め

て延々歩いてきたのは何だったんでしょ?              そりゃ ないよ~。               (中澤 署長) 
                                                                                                                                 topに戻る 

2013年6月7日(金曜日) 

危険木調査

 先日(5月31日)、運営協議会が開かれた玉原高原。会議中に情報をいただいた遊歩道の風倒木を確認にやってきました。

130607危険木調査01

 風倒木は3mほどの高さのところでぽっきり折れたミズナラの老木。きっと、重い雪が枝に付いて重心が高くなっ

たところに強風が来て、支えきれなかったのでしょう。直径80㎝を越える大物でした。遊歩道上に枝部分が倒れ込

130607危険木調査02んで通行できなくなっていました。遊歩道では

車輌を乗り入れることもできないので、手作業

で除去できるところまでチェーンソーで刻んでや

る必要がありそうです。それにしても外見は腐

れが入っているようにも見えず、ここまで太いも

のが倒される自然の力は怖いものですね。万

が一ではありますが、誰かが通っていなくて幸

いでした。

 

 ちょうど良い機会なので周辺も見て回ったの

ですが、立ち枯れの木が数本、右写真のよう

に歩道上に張り出した大枝が枯れてしまって

いるものが見つかりました。特にこうした大枝

は、切り落とす作業も危険でなかなか手が出

せません。まずは根元に注意喚起の赤テープを

巻いておくことにしました。

 

 

 自然散策を楽しむ皆さん、歩道沿いの幹にテープを巻いた木などを見かけたら、是非周囲に何かあるのではない

か?と上下左右を見回してみてください。山中にわざわざ付けた表示には、必ず何かの意味があります。せっかく

の“危険!”サインを見落とさぬようよろしくお願いいたします。
                                                       (森林技術指導官)
                                                                  topへ戻る

2013年6月5日(水曜日) 

130605つるきりの指導を聞いて…今年も来ました!

 今年も横浜からK中学校の2年生の皆さん80人が、国有林のつる切り作

業にやってきました。たぶん生まれて初めての山(森林)での刃物を使った

作業だと思うのですが、今年の生徒さんたちは特に積極的。今回の現場は

ツルも太くて少々大変かと思っていたのですが、きれいさっぱり切り終えて

しまいました。長きに渡って締めつけられていたカラマツも喜んでいると思い

ます。  どうぞまた、いらっしゃい。        (森林ふれあい担当)

                         作業時の注意点をしっかり聞いて    

130605つるを探しに分散します 130605男子は太物を狙う 130605切り終えた達成感が… 

            いざ ツル探しに出発!                   もちろん男子は極太ツルを狙います                    よっしゃ 切れたぜ

130605女子は細物から… 130605いえいえ女子も負けていません 130605今年の生徒さんは特に元気でした

最初は細めにトライしていた女子も…       力を合わせて太物に挑戦!です      元気で楽しそうに作業してもらえて
                                                  我々も準備し甲斐があったというもの

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2013年6月2日(日曜日) 

130602シラネアオイ続けざま…

 これで3週続きの平標山周辺への出没となりました。今日は、赤谷プロジェクトの活動に

参加して、三国山系のシラネアオイの分布調査の一員です。

 山開きで上がってからまだ一週間しか経っていないのに、峰々の花の様子は一変してい

ました。平標小屋のオヤジさんに話を伺うと、昨日の土曜日は好天もあって150人近い登山

者があったとか…。いよいよ花の百名山、本領発揮ですね。今日はシラネアオイを探しなが

ら、合わせてこの一週間に増えた花々を見て歩きました。

 

 

 

130602アズマシャクナゲ130602コヨウラクツツジ  コースは平標小屋から山頂とは逆の大源太山へ向かいますが、

まずは華やかなツツジ・シャクナゲに目を惹かれます。山全体が

満開となるにはあと一週間というところでしょうか?
 130602ムラサキヤシオツツジ

 

左から 

 ムラサキヤシオツツジ

 コヨウラクツツジ

 アズマシャクナゲ

 

  登山道脇を彩る小さな花々は、イワナシ・ヒメイチゲが終わって、現在の主役はこんな花々に…。            

130602イワカガミ 130602ミツバオウレン 130602ツバメノオモト

               道の両脇は イワカガミ・ミツバオウレン・ツバメノオモト で足の踏み場もないほどです 

130602マイヅルソウ 130602ヒメイチゲ(実) 130602オオバキスミレ 130602ノウゴウイチゴ

 マイヅルソウはこれから…可憐なヒメイチゲはトゲトゲの実に変身していました   オオバキスレミレ       ノウゴウイチゴ

 

  もちろん、調査対象のシラネアオイも花数で34も見つかりました。ただ見ているだけではなく、調査という意識でシ

ラネアオイを探していると、山々の中でもある特定の箇所だけに根付く花なんだということがよくわかりました。皆さ

んも気がつかれていましたか? 

130602大源太山

 

 大源太山到着です。ここまでくると調査もほぼ終了。

なぜならこの先に候補地は1箇所ぐらいしかないからだそ

うです。  普段はひと気のない山頂ですが、今日は三国峠

から花を訪ねてみえたグループが2組もお昼をとっていま

した。山頂では、まだミネザクラのお花見もできますよ。

130602ミネザクラ

 


 

130602ブナ 

 

 

 

 

 

                   ミネザクラと谷川連峰

  ここから道は樹林帯に下ります。稜線近くの日当たりの

ブナは、たくさんの花をつけていましたが、今年は豊作年

になるのでしょうか?                                           ブナの花がいっぱい

 三国峠から平標・仙ノ倉岳間は、花の最盛期を迎えようとしています。少々道のりは長く、ハイキングというよりは

登山の領域ですが、苦労に見合うだけのことはありそうです。どうぞ美しいシラネアオイを見つけにおいでください。               

                                                            (中澤 署長)
                                                             topへ戻る                                                                                                              

2013年6月1日(土曜日) 

巡検がてら…

130601カタクリ(天神平) 境界巡検に天神平へ。この時期(実施日は5/23)天神

平はカタクリが群生で開花することで有名です。どうせ

仕事で一度は回るものなら、こうした時期に合わせるの

が楽しみもあって一番です。

 

 ついでに境界線に美しく咲く花を幾つか撮ってきました。

 

 

 タムシバの花。里ではとっくに終わった春告げ花です

が、ここでは今を盛りと咲いています。 

130601タムシバ(天神平) 

良く春の山で、「これはコブシ?タムシバ?モクレン?」

と迷うこの花。撮影ついでに見分け方を確認することに。

まずモクレン(ハクモクレン)は、

 ○ 花は上向き、花弁は100%開かない

写真の花は、上下横と様々に、目一杯花を開いています

ので、モクレンは除外です。

 次にコブシは、「花の下に葉が一枚付いている」そうで

す。葉が一枚もないこの写真はコブシではない。よって

タムシバの花に決定です。

130601ショウジョウバカマ(天神平)

 

おや? ここに紫色に混じって白いショウジョウバカマ

が咲いています。

 猩々袴(ショウジョウバカマ)というぐらいですから、猩々色か

と思っていましたが…。ところで猩々色って何色?


戻って調べると「猩々緋」といわれるように「やや黄色み

を帯びた濃い紅色」だそうです。じゃあ、後ろに咲くヤツ

も名前どおりのショウジョウバカマとは言えないですね。どう

見ても紫ですもの。

  

130526猩々色※編集部より  参考に猩々色に近い?ショウジョウバカマを

紹介しておきましょう。5月末に平標山で撮影したショウジョ

ウバカマです。白色はともかく、こうした色合いの差はどうし

て出るのでしょうね?光量なのか?土壌なのか?

  また「猩々」とは、龍や麒麟と同様、中国の想像の生き

物らしいですが、漢字では「猩々」と書いてオランウータンと読

むとか。猩々のモデルはオランウータンだったのですかね?

130601イワウチワ(天神平) 最後にイワウチワの花です。

実は変種に「トクワカソウ」という花があって、そっちでは

ないか?と話し合いになりました。

 こちらも戻って調べてみると、トクワカソウは、

 ○ 北陸~近畿・中国に分布

 ○ 葉の付け根の形状に違いがあり、イワウチワは

  「心形」、トクワカソウは「丸形かくさび形」

と記載されていました。

谷川岳の位置や葉の形から見て、これは「イワウチワ」

だろうと考えました。

 

 樹の名称もけっして簡単ではありませんが、変種・亜種の多い草本の同定は本当に難しい。それでも名前がわか

ると不思議なもので、親しみが湧くというか、覚えようという気になるものです。

 山の春と夏はほぼ一緒にやってきます。さあこれからは日々、花の種類が増えていくことでしょう。

                                                      (水上森林事務所) 

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上州武尊山 山開き

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エゾハルゼミの森

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そりゃ ないよ~

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危険木調査

2013年6月7日

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2013年6月5日

続けざま…

2013年6月2日 

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2013年6月1日

 

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利根沼田    森林管理署

署外観

利根沼田署は群馬県沼

田市にある森林管理署で

す。

県北地域の谷川連峰、上

州武尊山、日光白根山、

赤城山などの山岳域を主

体に約10万haの国有林を

管理しています。

ここでは国有林の風景、

国有林の仕事、地域の

様々な出来事などをデジ

カメで切り取って、皆さん

にご紹介させていただき

ます。

 

 L I N K 

 

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当署の同居人です。自然

と人との共生を目指して、

赤谷国有林で様々な

方々と協働の日々を送る

スタッフたちのブログで

す。

 

 

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ダイヤルイン:0278-24-5535
FAX:0278-24-5562

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