ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 利根沼田森林管理署 > 沼田スケッチ2012年6月


ここから本文です。

 利根沼田署の森林や山へご案内!

6月号表紙 ブナ新緑 

2012年6月   

2012年6月28日(木曜日) 

山開き続く

  次々と管内の山開きが行われています。

120615武尊牧場山開き

 

  6月15日(金)武尊牧場からの上州武尊山(片品村)

が、咲きはじめたレンゲツツジとアルプホルンに迎えら

れて、

 

120615レンゲツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

120620日光白根山開き 

 6月20日(月)菅沼登山口からの日光白根山(片品村)が、歴史と伝統あるホラ貝の音の鳴り渡る中、

 

 

 

 

 

 

120628川場山開き

  6月28日(木)川場キャンプ場からの上州武尊山(川

場村)が、むせかえるような豊かな緑の中で、

 

 

それぞれ登山者の皆さん、関係者の参加の中、シーズ

ンの安全を願いつつ執り行われました。

いよいよ 夏シーズン全開です!
                                      (中澤 署長)

  

 

 

 

                                                                                       

                                                              topへ戻る

2012年6月24日(日曜日) 

稲包山120624稲包山

 稲包山は三国山系の一角、当署管内では最も西の

はずれにある静かな山です。

昔は中之条町の水源の山として信仰されたと記録等

にあるように、山名も四万温泉にある稲裏(いなつつみ)

神社がその由来となるようです。

 この週末は本格的な夏山の季節を前に、管内にひっ

そりと佇む小さな山頂を踏む山行きです。

  今日はここから三国峠までの上越国境を、残雪の谷

川連峰を遠望しながら歩いてみました。道は少々藪が

うるさく、細々としていましたが、きっと国境稜線を歩く

方々がかなりいるのでしょう。踏跡は思った以上にはっ

きりとしていました。                              

                                            静かな稲包山山頂から谷川連峰を臨む

 120624三国峠へ

 1,500m前後のこの辺りだと、そろそろ山々の花々も

最盛期を迎える様子です。踏跡沿いの笹の切明箇所

には陽が入るようになって、少しずつ小さな花々が入っ

てきています。

 個人的には、山道は細く最小限あればよいと考える

登山者なのですが、笹覆地を刈り払って踏分けを作るこ

とが、地表の小さな花々の居住地を増やすことにつな

がっている、そんな効用もあるのかもしれませんね。

                      (中澤 署長)

 

                                      

 

                                         三国峠への尾根筋は薄いヤブに覆われている

120624ベニサラサドウダン 120624ユキザサ

               鮮やかなベニサラサドウダン                笹の中にひっそりと咲くユキザサ

 

                                                             topに戻る   

2012年6月19日(火曜日) 

こんにちは

 花の季節には注目の的となる当署のベランダ脇の桜の木も、最近はひっそりと、それでも緑の葉をいっぱいに茂

らせて初夏を謳歌しているようです。

 ただ、下から眺めているとあまり気付きませんが、こうして樹冠を間近に眺めることができると、なかなか苦労して

いるのがよくわかります。一番が、それこそ虫食い状に食べられた食痕。

桜自身の意図するところなのかどうかは別にして、ずいぶんと桜を頼りにしている昆虫たちがいるのでしょうね。

まあ… それにしたって、こんなにあっちこっちをつまみ食いしなくても良いのに…。

120619桜食痕

120619ナナフシモドキ

 

 ある朝、ベランダに出てみると、珍しくつまみ食いの主

のひとつが「こんにちは」。ナナフシモドキ?でした。 

 つまみ食い連中たち、なかなか昼間は間近に姿を見

せないのですが、どうやらまだ子供で警戒心も薄いの

かもしれません。それにしても、そこではいくら固まって

いても擬態(ぎたい)にならないよ。もっと修業が必要で

すな。                  (中澤 署長)

 

 

                                                             topへ戻る 

2012年6月11日(月曜日) 

2012年フォレスター研修がスタート!

 関東地方の梅雨入りが発表されて2日後の6月11日、いよいよ待ちに待った(?)今年度最初の准フォレスター

研修がスタートしました。研修は前期と後期に分かれ、計9日間の日程で実施されます。

http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/tone_numata/pdf/120515forester01.pdf

今回の研修に参加したのは、関東森林管理局管内から集まった県職員25名、国有林職員2名の計27名です。

これから15日までの5日間にわたって、研修生は准フォレスターとして必要な知識等を習得するため、様々なカリ

キュラムを受講します。

 

 初日から2日目の午前中までは講師陣による講義が中心です。フォレスターとして期待される役割や業務として携

わる市町村森林整備計画等の内容に関する学びます。 2日目の午後からはグループ(班)演習。1つの課題に対

し、班毎で意見を出し合って検討を進めます。 3日目は現地演習。天気予報では傘の必要がないとのことでした

が、現場につけば小雨に加え霧が視界を遮ります。(日頃の行いが悪いのは誰だ?)でも、午後からは雨もやみ、

昨日机上で検討した箇所の現地を確認することができました。 4日目から5日目の2日間は講師による講義に加

え、グループ内での検討演習、はたまた、検討結果の発表と超ハードスケジュール。発表が終わったと思えば、次

回の研修に向けて一人一言スピーチ。

 あっという間の、そして、中身の濃い5日間でした。次回の研修は8月。皆さん、また会う日までお元気で!

                                                                               (高田森林技術普及専門官)

120611フォレスター研修01

 

 

 いよいよ研修スタートです。

 初日は研修生の皆さんも まだ緊張が

 感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

120611フォレスター研修02

 

 

グループ演習の時間

専門分野となると黙ってはいられませ

ん。どのグループ内でも熱心な議論が

行われています。

 

 

 

                                                       

 

 

 

 

 

120611フォレスター研修03

 

 

グループ演習のあと、現地で検証を行い

ます。実際現場に立ってみると、机上の

設計に修正点が幾つも見つかります。

それを各グループが発表しているところ

です。

現場を確認することの重要性に改めて気

付かされる瞬間ですね。

 

 

 

 

 

 

120611フォレスター研修04

 

 

研修成果の最終発表に各グループ気合

いが入ります。

事例研修の結果と合わせて、フォレスタ

ーの役割である、地域の課題の抽出や

調整を行うノウハウについても発表しま

す。

 

 

 

 

 

 

 

                                                               topへ戻る

 

2012年6月7日(木曜日) 

やられたっ!

120607ハチ誘引 山の中で、時々木にぶら下げられたペットボトルに気付かれたことはありませ

んか? これは山での作業を安全に進めるために、ハチの誘引捕殺を行っている

のです。街なかでも時折「大きな蜂の巣が見つかった」などのニュースが流れるこ

とがありますが、山の作業現場では、この季節、常にハチ刺されの危険がつきま

とっています。このため、山の作業予定地などにあらかじめこのペットボトルをセッ

トしてハチとの突然の遭遇を回避しているのです。

120607飲まれました

 

 

ハチ誘引装置です

 

 

        

          ザックリと…

 

 

 このペットボトルの中身、ジュース、みりん、砂糖等の秘伝?

のスペシャル誘引剤を入れているのですが…。今日「やられた

っ」っていうのは、別にハチに刺されたわけではなく、巡視を

していたらこんなペットボトルを見つけてしまったわけでして…。

 どうやら熊のツメにスパッと切られたようなんです。甘い物に

は目のない熊、こんなものにまで手を出すようになってきたの

か…。

  要注意です。作業小屋等にジュースはもちろんのことペットボトル等を残さないようにしなくてはなりません。学習

効果の高い山の動物たちをあなどることはできませんからね。それにしても樹皮剥ぎだけでも十分に困っているの

に~。                                                                                      (谷地森林事務所)

 

                                                            topへ戻る 

 

2012年6月5日(火曜日) 

ツル切り作業体験

  夏の森林・林業体験活動がスタートしました。120605ツルによる絞め殺し02120605ツルにより絞め殺し01

 当署では都市域の小中学校の皆さん方の体

験活動のサポートをさせていただいています。

今年の第1回目は横浜市の中学校の生徒さんた

ちと「ツル切り体験」を行いました。

 

 ツルは樹木にとって大敵です。ヤツらは自分よ

り背の高い何か(樹木)に巻き付き、よじ登り、

自分の丈を伸ばしていきます。その結果がこの

写真です。強く巻き付いたツルに締めつけられて、

木は変形させられ、時には「絞め殺されて」しま

います。

 そのため、ツル植物の多い地域ではツル切り作

業は欠かせないものとなっています。
 

 

                                  幹に食い込んだツル   ついには絞め殺されてしまいます
120605整列 120605ヘルメット

  都会の中学生の皆さんも、ヘルメットをかぶれば山仕事の職人さんに早変わり?(さすがに無理ですか…)    

 120605実技指導

  今日は皆さんにヘルメットと手ノコを持っていただき、短い時間

でしたが、山に入って作業をしていただきました。ツルの中には「ツ

ルなのか木なのか?」迷うような太い物もありましたし、登るのにも

苦労するような急斜面での作業にもかかわらず、ツルを求めてどん

どんと山奥へ分け入っていく生徒の皆さんを見て、設定が厳しかっ

たかな?と心配していた我々スタッフもちょっと安心しました。 

 

森林整備への御協力 たいへんありがとうございました!               

                          (鎌田 森林事務所)

                                                                                                                                                                                             

120605作業03

120605作業01

このくらいなら…なんとか

 

 

       男の子たちは大物狙い! 

120605作業02

 

                                                              

 

      

    これって木じゃないのよね? 

     

 

 

                                                             topに戻る

 

2012年6月3日(日曜日) 

平標山山開き

 「ふう キツイや。」今日はみなかみ町主催の平標山山開きです。120603平標小屋

 

 当署管内では日光白根、武尊、谷川岳など夏シーズ

ンの始まりには合計8つの山開きが行われるのです

が、ここ平標山ほど参加するのに気合いが必要な山開

きはありません。会場は稜線上の平標小屋前、標高

1660mありますから、登山口から標高差670mを登らなけ

れば会場入りすることができません。当日は町のスタ       

ッフの皆さんも、神事を行う神主さんも全員がこの登りを

こなして山開きに臨みます。
                                            登山者たちのよりどころとなる平標小屋      

 

  どうせキツイのならば…と、今日は余勢を駆って山頂(1983m)まで行くことにしました。素晴らしい展望!を期待した

のですが、あいにくの雨とガス…、回りはほとんど真っ白でしたが、それでも山頂にはすでに30人以上の登山者の

方々が、早いお昼を広げていらっしゃいました。
120603平標山頂 120603山頂直下の雪田

                        平標山山頂          山頂直下には最後の雪田が残っていました

 

 さて、そろそろ神事の始まる時間です。慌てて駆け下りて、登山者の皆さんとともに今年の安全を祈願しました。

 それでも全員が登山姿、寒いほどの引き締まった空気の中で行われる安全祈願祭は、いかにも山開きの気分満

点です。  どうぞシーズン最後まで、笑顔の皆さんを迎えられますように。               (中澤 署長)                                                      

120603神事

                                全員山スタイルで安全祈願祭 神主さんもガスに霞みそうです

 

                                                               topへ戻る

 

 2012年6月1日(金曜日) 

コンテナ苗造林の取組み

 「苗木袋を背負い、鍬をふるって」というのが不変のスタイルだった植樹作業が、これから変わっていくかもしれませ

ん。 今年、当署の植付け事業に初めて「コンテナ苗」を導入しました。
 120531コンテナ苗

120531普通苗

 120531コンテナ

         コンテナ(マルチキャビティコンテナ)

 

左が コンテナ苗 右が 普通苗です

 

 

 

 コンテナ苗は育苗・植付け作業の効率化、低コスト化を図るため、数年前から全国各地で実用化に向けた取組が

進められる苗木です。上の写真で見ていただくとおり、24穴,40穴の「コンテナ」と呼ばれるポット型の育苗器で育

てられた苗のことで、

○ 根の部分の形状がポット型に均一化

○ 根に土が付いている分、苗木1本当たりの重量増

などが普通苗との大きな違いとなります。根付く比率(活着率)が高くなる、初期成長が早いなどの成果もでているよ

うで、我々としても大いに期待をしたいところです。

120531ディブル 120531植付け作業 120531植栽穴

   ディブルと呼ばれる植栽機        地面に押し込みます                  植付け穴です  

  苗の形状等の変化により、植付け作業も大きく変わりました。鍬に代わって使用するのはディブル(穴掘機)。結

構重い鉄の棒です。今回は当署初めての植付けということで、署で試作して事業体の皆さんに使用してもらいまし

た。このディブルの自重と足の踏み込みで植栽場所に穴を開けます。あとはコンテナ苗を落とし込んで、周囲を踏ん

でやれば植付け完了です。

 苗木1本1本が重くなったこともあり、苗木の束を背負いながら植付け作業を行うのではなく、苗木の運搬者と植

付け者の分業・セット作業が良いようです。このため、人員配置や作業工程も今後検討する必要がありそうです。

120531植付け完了

   これで植付け完了です。当日は、地域の林業関係者の皆さん方にもコンテナ

苗の植付け現地検討会に来ていただき、苗の様子や作業の感触を持っていた

だきました。

 署では引き続き実際の山での植付け・生育に係る調査を行い、効果や課題に

ついてとりまとめていく考えです。    実りある取組となることをどうぞご期待くださ

い。                               (森林育成係長)

120531検討会                                                   

                                                              topに戻る

 

2012年6月1日(金曜日) 

一ノ倉トレイル開通です120531一ノ倉歩道

 5月31日(木)、谷川岳ロープウェイ駅から一ノ倉沢出合

までの旧国道が冬の眠りから覚めて開通しました。昨

秋の閉鎖が11月中旬ですから、我々も半年ぶりの一ノ

倉出合行きです。

  地元みなかみ町では、今年の春に谷川岳一帯をエリ

アとする「エコツーリズム推進構想」をとりまとめて、谷

川岳の豊かな自然・植生等を守りつつ、地域の振興に

役立てていくこととしています。ここ一ノ倉沢出合への

道も、夏から積雪期までガイドツアー、自然観察の場と

して一層積極的に活用していくそうです。名前も「一ノ

倉沢トレイル」と呼ばれるんだとか…。まだ薄い緑の道

を歩いていくと、ところどころに歴史や自然を紹介する

説明板なども新しく整備されて、着々と準備が進められている様子でした。            緑の中の旧国道

 オープン初日の一ノ倉沢出合です。道路の除雪はここまで、この先の旧国道はまだまだしばらく固い雪を踏まねば

進めません。

 谷川岳の山開きは7月1日の予定だそうです。ここまで来れば、豊かな残雪を越えてくる涼風に当たりながら山開

きを満喫することができると思います。皆さんどうぞ楽しみにしていてください。        (水上森林事務所)

120531一ノ倉沢

                                            まだ出合には残雪がいっぱいです

                                                            topに戻る

 

 

 +先月の記事へ+

 

 最新の記事へ

6月の記事

山開き続く

2012年6月28日

稲包山

2012年6月24日

こんにちは

2012年6月19日

2012年フォレスター研修スタート

2012年6月11日

やられたっ!

2012年6月7日

ツル切り作業体験

2012年6月5日

平標山山開き

2012年6月3日

コンテナ苗造林の取組み

2012年6月1日

一ノ倉トレイル開通です

2012年6月1日

 

 過去の記事

2012年

5月

4月

3月

2月

1月

2011年

12月

11月

10月

9月

 

利根沼田    森林管理署

署外観

利根沼田署は群馬県沼田

市にある森林管理署です。

県北地域の谷川連峰、上

州武尊山、日光白根山、

赤城山などの山岳域を主

体に約10万haの国有林を

管理しています。

ここでは国有林の風景、国

有林の仕事、地域の様々

な出来事などをデジカメで

切り取って、皆さんにご紹

介させていただきます。

 

 L I N K 

 

赤谷 リンクバナー

赤谷森林環境保全

ふれあいセンター

赤い谷のブログ

当署の同居人です。自然と

人との共生を目指して、赤

谷国有林で様々な方々と

協働の日々を送るスタッフ

たちのブログです。

 

 

お問い合わせ先

利根沼田森林管理署 
ダイヤルイン:0278-24-5535
FAX:0278-24-5562

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

森林管理局の案内

リンク集