2012年4月
2012年4月25日(水曜日)
相俣の桜
署の桜に遅れること約1週間。国道17号線三国峠の登り口に近い相俣付近も桜が見頃になってきました。
この桜は「相俣のさかさ桜」と呼ばれるこの辺りでは一番の古木。上杉謙信ゆかりの桜として県の天然記念物に指
定されています。だいぶ御老体の様子ながらも残った枝に精一杯の花を付けて、桜って本当に強い木ですね。
最近の相俣はしばらくこんな天気模様が続いて、桜の色も映えませんが、いよいよ桜前線も里から山へです。
(内山 相俣森林官)

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2012年4月25日(水曜日)
沼田市 桜満開!
今年は春先の寒さの影響で、全国的に桜の開花が遅れているそうです。そんな中、沼田市でもようやく桜が満開
になりました。

写真は前回の報告(4月15日「沼田公園桜祭」)にもありました、沼田公園での桜の様子。昼休み・仕事帰りの空
き時間を使って写真を撮ってきました。普段も利用者が多い公園ですが、この時期は昼夜問わず花見客でごった返
し、市内有数の桜スポットはほとんどお祭り状態でした! いよいよ春本番の雰囲気ですね。


仕事帰りに夜桜見物もおつなものです

ちなみに当署の桜も今がピークです!
(川手 治山第一係長)
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2012年4月22日(日曜日)
里山の春
いまだに雪の山ばっかり行ってる署長はおいてきぼりにして、署の若手たちで管外の里山の春を探訪に出かけて
きました。多くの花々が今を盛りと咲き乱れ、花の春を満喫してきました。
 
左:カタクリ、ショウジョウバカマ、オオバナノエンレイソウ
右:クモイイカリソウ
今日のお目当ては雪割草の花。早春、雪を割って咲くといわれることから付けられた名ですが、地域によって様々
な花にこの呼び名が付けられているようです。今日の雪割草はオオミスミソウという名がついています。
変異種が多く、いろいろな色の花が咲くと聞いていましたが…
  
雪 割 草 ( オ オ ミ ス ミ ソ ウ )
赤・白・紫と可憐な花を見せてくれました。
ここは、雪割草の群生地として非常に有名なところで、毎年、多くのお客様を迎えているそうですが、やはり少しず
つ花の規模が小さくなっているようだとか。
日々、自分たちが管理する国有林内にも、貴重な植物群落や多くの人に楽しんでもらいたい自然がいくつもありま
す。とはいえ我々だけでそれを守るには限界があり、利用される皆さん方全員の御理解と御支援をいただくことが
必要です。 今後とも御協力 よろしくお願いいたします。 (内海 経営係長)
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2012年4月21日(土曜日)
春模様
山々もここへ来てめっきりと春めいてきました。ここは上越国境を臨む緩やかな山稜上です。
 
穏やかな谷川岳・平標山などの国境稜線 ブナ林も明るい日射しに包まれて根元の穴が大きく…
今シーズンの冬場、訪れるたびに吹雪吹雪で追い返された山域だったのですが、今日は汗ばむほどの天候となり
ました。シャツ1枚になって歩かねば日射しが暑くてたまりません。

それでも午後に入ると、谷川稜線を越えて南から雲が入ってきました。峰々の低いところを狙って、山向こうから水
があふれて流れ込んでくるように見えることから 「滝雲」 と呼ばれている雲です。
気象の用語では「層雲」(最も低いところに浮かぶ層状・霧状の雲)と呼ばれる雲で、滝雲というのは、山の地形に
沿って流れ落ちる様から付けられた名前なので俗称ということになるようですが…、こんな雄大な景観を言い表すの
は「滝雲」の方がずっとイメージが湧きますね。 (中澤 署長)
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2012年4月20日(金曜日)
山火事防止パトロール
雪融けの進む里山地域。当署では4月14日~5月13日を「山火事防止強化月間」として警戒態勢をしいています。
さっそく今週も、野火が2件発生しています。国有林内ではありませんでしたが、燃え広がりでもしたら同じことで
す。強く「火の用心」をお願いいたします。
今日は週末を前に山火事パトロールに出ました。
スピーカーで山火事防止を呼びかけながら管内を
回ります。
今日の里山の様子はまだ冬枯れのままで、入林者
の方々はどうやら0、とはいいながら連休も目前です。
まだまだ心配な日々がしばらく続きます。
(斎藤 経営係)
カモシカが林道法面の上から我々を偵察…
なんだなんだ?と様子を見に来たのか?
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2012年4月17日(火曜日)
0.00…1分咲き
前回の報告(3月27日 署内の春 経過報告)から21日目、当署のソメイヨシノの第1号がついに咲きました!
当署の桜 開花宣言!といきたいところですが…、調べてみると「5~6輪花が咲いた状態」を開花日とするのが
一般的だそうで、厳密には少し足りない…。 でもきっと明日には一気に開いてしまいそうな感じですので、やっぱ
り本日が開花日ですね。
満開までは気温等地域による違いがあるようですが、4~7日程度とありました。今週末辺りが沼田の桜の見頃
になることでしょう。 (中澤 署長)
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2012年4月15日(日曜日)
沼田公園桜祭
緑の週間も近づいたこの週末、地元沼田市で「沼田公園桜祭」のメインイベントが開催されました。イベント会場で
は、花いっぱい運動推進委員会と利根沼田地区郷土緑化推進委員 会によるラベンダー苗、花木苗木配布があっ
て、苗木配布のお手伝いをさせていただきました。
幸い天気に恵まれ暖かい1日となったのですが…、今
年は肝心の桜の花がまだ咲きません。(背景の樹がサ
クラ)例年なら200本以上の桜が満開となって、イベント
に華やかな色どりを添えてくれるのですが…。やはり今
年の春は遅めなのでしょうか?

そんな中、ただ1本だけ白い花を付けて孤軍奮闘する
桜がありました。色合いからして大島桜系?

この日は、沼田市と交流のある気仙沼市から寿司職
人の皆さんが参加くださり、来場者の皆さんに海の幸が
ふるまわれました。「がんばります!気仙沼!」の気概
に、私たちも元気をいただきました。
フィナーレは、沼田市長さん(左端)先頭に立って、緑の募金と苗木配布です。ハナミズキ、コブシ、ナツツバキな
ど500本の苗木が地元の皆さんの庭に植えられ、沼田が一層、花と緑濃き町並みになっていくとすてきですね。
(中澤 署長)
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2012年4月9日(月曜日)
追貝 平川林道にて
先週末からぐっと暖かくなった利根沼田。今日は林道の融雪状況を確認がてら新年度最初の山見です。ここ追貝
は、当署の中でも一、二を争う奥深い国有林地帯です。ところで「追貝」という地名…「おっかい」と読むのですが、
県外から異動してきた人は、最初ほぼ読めません。近くには「老神(おいがみ)」という地名もあって、どうやら、神話
時代の神々の争い事の伝説が地名の由来となっているようです。「神を追う=老神」「追い返す=追貝」だとか…。
この山域は山も深いが、渓も深い。林道は深い谷間の中腹にあやうく付けられていて、運転しながら下を見るとゾッ
とする景色が続くので、私はてっきり「おっかない=追貝」かと思っていたのですが…。

どこまで入れるか?と恐る恐る走った林道ですが、標
高約1000mぐらいまでは行けそうです。ただ、奥深い追貝
の場合、国有林は1000mから上ばかり。見上げる山肌に
はまだ雪がベッタリと付いていて、林内に入り込めるのは
もうしばらく先になりそうです。
周囲の木々の様子も冬枯れのまま。山々の春はもうし
ばらく先ですかね。

そんな帰り道。慎重に林道を下っていると、まだ眠った
ままのように見える木々の中に、一本だけ、一足早くひっ
そりと小さな黄色い花を付けた小木を見つけました。
「ダンコウバイ」でした。図鑑には「早春の谷間にそこだ
け春がやってきたように花を咲かせる樹木」とありました
が、まさにそのとおり!
きっとこいつが追貝の春告げ花ですね。 山々に色合い
が戻ってくるのもあと少しです。 (星野 業務課長)
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2012年4月3日(火曜日)
雪融けの季節=
雪融けの季節 = 山火事の季節 森林管理署の
我々の頭の中は、こういう図式ができあがっています。気
温が上がって山里の雪が溶けた後、いったん地面は急激
に乾燥します。ひと冬を越した落葉はもともとカラカラに乾
いていますので、ほんのちょっとの火の粉で簡単に火が
付いてしまうのです。
山火事はとにかく起こさないことが肝心ですが、万一
には備えておかねばなりません。ということで、今日は署
の装備品の点検です。
人力放水器 ジェットシューターです
これは、ジェットシューターと呼ばれるオール人力放水器です。水道管の来ていない山中では、水から担ぎ上げな
ければなりません。使い方はこんな感じです。

ジェットシューター試運転
背中に背負った水袋、小さなナップザックぐらいにしか見えませんが約20Lの水が入っています。20㎏はかなりず
っしりと体にこたえますよ。人力ですので、放水距離も10mぐらい。これでも、チロチロ燃える飛び火や残り火などの
消火に威力を発揮します。
今年はどうやら多雪・低温で雪融けは例年より遅そうな見通しです。連休等に春の野山を楽しみにお出でになる
皆様!からっ風の吹く上州では、特に特に山中では火の使用を控えていただけますよう心からお願いいたします。
(斎藤 経営係)
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2012年4月2日(月曜日)
春の異動
春は異動の季節。当署からも8人の署員が退職や転勤で署を離れる
こととなりました。さらに同じ建物に同居する赤谷センターからも3名…。
森林管理署に転勤はつきものですが、昨日まで席を並べて仕事をして
きた人がいなくなるのは、やはり一抹の寂しさを感じます。皆さん本当に
お世話になりました。所属は変わっても、森林に係る仕事は皆一緒で
す。それぞれの地域での御活躍をお祈りいたします。
(藤井 総務係長) 署長から異動の辞令を交付します

署員全員で 退職者の皆さん、転勤される皆さんを送ります
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