2011年10月
2011年10月23日(日曜日)
宿堂坊山 点の記?

ここは宿堂坊山(しゅくどうぼうやま)と呼ばれる訪れる人も少ない山頂です。当署の一番東のはずれの境界線上
にある山で、尾根向こうはもう奥日光です。
「宿堂坊」などという珍しい名称に惹かれて登ってみたのですが、歴史的にこの辺りの山々は山岳修行の場所だっ
たそうで、その頃にはここに宿坊(宿泊所)があったため、こうした山名が残ったものだそうです。室町時代というから
もう500年も昔の話です。現在は、里からも、また稜線通しにも一般的な歩道はありません。また山頂にも小さなブリ
キの標識と測量標識があるばかりで、往時を偲ばせるものはもう残っていないようでした。
その測量標識。さすがに500年にはかないませんが、実はこちらもかなりの歴史をもった石標なのです。石の表に
彫られているのは「御料局三角點(てん)」の文字。奥日光の森林は当時「御料林」と呼ばれる皇室財産の一つで、こ
の御料局が管理をしていたのです。(現在は日光森林管理署の管轄です。)記録では、こうした測量業務を行ったの
が明治30年前後とありますので、少なくとも100年以上ここに立っているのですね。残念ながら設置当時のようにキチ
ンと埋め込まれてはいませんが、今でも文字ははっきりと読めます。
ヘリや重機もなく、道路すら十分でなかった当時、どれだけの苦労をして設置されたものなのでしょう。名もなき先人
たちに敬意を表して山頂を後にしました。 (中澤署長)
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2011年10月16日(日曜日)
尾瀬のパノラマをどうぞ
今日は休日。
署の有志で秋の尾瀬を探訪してきました。尾瀬は当署の管轄区域ですが国有林はほとんどなく、仕事で出かける
機会がなかなかないのです。今日の目的は「秋深まる尾瀬撮影」。パノラマ写真を撮って広がりを出したいと思ったの
ですが、この限られたページで皆さんに感じてもらえるでしょうか?
ただの細長い写真にしか見えないって… スペース不足が残念…。

尾瀬 山の鼻から至仏山方面へ向かいます。広大な秋色(茶)の原が印象的でした。

至仏山の稜線です。この稜線は国有林の境界線にもなっています。尾瀬ヶ原側(左手)が民有地、反対側は国有林
です。境界巡視?にカウントしておこうかな?
左端に遠く見えるのが至仏山。ここは人気の至仏山のお隣で不遇をかこう笠ヶ岳からの展望です。笠の名のとおり、
整った円錐形の山頂は尖って狭く、グルリ四方を眺望するには格好の展望台でした。 (川手治山第一係長)
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2011年10月13日(木曜日)
奥利根水源の森 今年はごめんなさい…

秋深まるみなかみ町照葉峡、木々もなかなか良い色合いになってきました。 照葉峡の一角にある「奥利根水源の
森」にも、紅葉を楽しみにお客様が訪れてくださっています。でも…今年はごめんなさい。せっかくおいでいただいたの
に、遊歩道の幾つかを「通行止」とさせていただいています。
今年の7月末の集中豪雨で、照葉峡一帯は大きな
被害をだしました。多くの林道や歩道が崩れたり、埋
まったりして、この奥利根水源の森の遊歩道も壊滅状
態となってしまいました。
そのため、やむなく左記のように「歩道通行止」の措
置を行っています。散策等を楽しみに来られた皆様に
は御不便をおかけしますが、どうぞ御容赦ください。
それでも不幸中の幸いなのは、強い雨風を受けたにもかかわらず、今年の紅葉自体はまあまあの色合いとなってく
れそうな様子。もう最盛期も近い頃、紅葉狩りにはぜひお訪ねください。 (入澤流域管理調整官)
 
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2011年10月2日(日曜日)
ふ~… すごい…
今日は川場村主催の「第1回上州武尊山スカイビュートレイル」が開催されました。クロスカントリー?よりもずっと
ハードな山岳マラソンなんだそうです。利根沼田の名峰 上州武尊山登山を含む50㎞コース、里山地帯を走り抜く
25㎞コース、親子で走る6㎞コースなどに分かれているんですが、山道を50㎞! それも皆さん走るとは……す
ごいです。
大会事務局さんからお借りしたレース風景を少々ご紹介しま
す。山道を、林道を、山里を、皆さん本当に走っていました。当日
のエントリーが総数600人とうかがって、これもビックリです。多
くの愛好家の方がいらっしゃるんですね。武尊の国有林もコース
の一部となっている大会なので、ひとつ署員も参加するか?っ
て……対応能力ある者、うちの署にいましたっけ?
(谷地森林事務所)

50㎞先のゴール目指して走る!走る! 親子ラン 僕らも頑張るぞ!
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