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 利根沼田署の森林や山へご案内!

2013.5月号表紙 

2013年5月  

2013年5月31日(金) 

玉原地域運営協議会

130531玉原運営協議会

ブナの森、湿原、ダム、そしてスキー場と一年を通じて多く

の皆さんが訪れてくださる玉原高原(国有林)は、同時に

多くの皆さんがその取扱いに深い関心をもたれている地区

となっています。

 このため、観光・利用・維持管理に直接関わる企業、個

人、行政の関係者が定期的に集まり、情報交換・意見交

換を行いながら取組を進めています。今日はH.25の各機

関の計画を報告し合い、調整や新たな課題について話し

合いを行いました。

巡視活動、受け入れ体制、環境整備など話題にはことかかない会議となって、関係者の皆さん方それぞれの玉原へ

の思い入れが再認識される機会でもあります。

 森林管理署は、今年も安全確保、自然情報等の提供などに取り組むグリーンサポートスタッフによる巡視活動を続

けていく予定ですので、玉原を訪れる皆さん、お気軽にお声がけいただけますようお願いいたします。
                                                        (森林技術指導官)

                                                             topへ戻る

2013年5月30日(木) 

雨…水…

130530久しぶりの雨 

 雨筋が写真に写るぐらいの雨なんて久しぶりのことです。

すでに梅雨入り宣言が出された関東ですが、利根沼田地区、なかなかまとまった雨が降りません。地元の方々との

会合の中でも「雨がほしい」との話題が頻繁に聞かれるようになっています。

たぶん、皆さん今日の雨を心待ちにしていたのだと思いますが、結局続いたのはいいところ1時間。あっという間に

あがってしまいました。

源流域の山々のほうの雨はどうでしょうかね? こんな調子が続くようだと盛夏に向けてちょっと心配が…

                                                           (中澤 署長)

                                                             topへ戻る  

2013年5月26日(日曜日) 

平標山 山開き

130526平標小屋と平標山 昨年は苦労して会場まで登ったのに、雨に泣かされ

た平標山開き…今年は当たりました。気持ちの良い青

空です。会場(平標小屋)入りには大汗をかかされまし

たが、こんな景色と引き替えならば文句はありません。

 

 

 

 

130526青空の下での山開き

 神事にはみなかみ町の町長さんをはじめ一般登山者

の方々も多く集まってくださり、総勢約50名の賑わいと

なりました。

 今年は天候もそうですが、現れる花々を楽しみに出か

けたのですが、意外と咲いてない…。もう少し高山系の

花が見られるかと思っていたのですが、2週間ばかり早

かったですね。 

 

130526イワナシ

130526ハウチワカエデ

130526シラネアオイ

 

 

 

 

 

 

目を惹いたのは登山道の足下に淡いピンク…、いや花の色は日本語で表す方がしっくりしますね。鴇色(ときいろ)の

イワナシ、濃紅のカエデ、若紫のシラネアオイの花々でした。                        (中澤 署長)
                                                               topへ戻る

2013年5月17日(金曜日) 

夏山始動を前に…

130517三国山山頂 三国山の山頂にやってきました。

ここは国道17号線の三国峠と平標山を結ぶ稜線上。

谷川連峰の一番西の端に当たるところです。  イヤきつい

登りでした。

今日は日頃、この登山道の維持管理をしてくださっている

平標小屋の方から、「何カ所か登山道の危険箇所の切り

替えができないか?」と相談をいただいたので現地を確

認に来たところです。   

130517谷川連峰の景色

                            三国山からの谷川連峰

130517割れ目の入る登山道130517部分的に崩落した登山道 進んでいくとところどころ道が谷へずっ

て、割れ目の入っている箇所や崩落箇

所を確認できました。割れ目の方はどう

やら冬場の雪の重みで、地面が一緒に

谷側へ引きずり落とされている様子、こ

こに雨水が流れ込むと底が抜けて崩落

してしまうのでしょう。

 幸い脇は笹藪なので、草刈りの実施

に合わせて、そちらへ何mかずつ道をず

らしてもらうことにしました。

  こうした危険箇所の定期的な点検、

草刈り、ロープ張りなどを日々気づか

い、実施してくれているのは山小屋

や地元の山岳会の皆さんです。

我々だけではとても回りきれぬ区域のフォ

ローなどいつもありがとうございます。

                             小規模な崩落           登山道には割れ目が見えます

山開きも目前に迫って、今年も多くの皆さんに訪れていただきたい谷川の山々です。どうぞ安全で楽しい夏山をよろし

くお願いいたします。                                      (署 事務管理官(管理))

                                                             topへ戻る 

2013年5月11日(土曜日) 

今日は野焼き…のはずでしたが…

 藤原地区宝台樹スキー場の近くです。

ここでは「里山のある暮らし」の復活・体験に取り組むNPOが10年にわたって息の長い活動を続けています。

130511野焼き 今日は春の年中行事、「茅場(かやば)」の管理のため

の「火入れ」が行われる予定でした。火入れとは、写真

のような採草地に火を入れて新しい茅の再生をうながす

作業です。遠くから今日の火入れを楽しみに訪れた方々

もいらっしゃったのですが…写真をご覧いただけばわか

るように雨ガッパ姿の空模様。火入れは順延となってし

まいました。

 私も隣接者(国有林)として火入れの立会人だったので

すが、あえなくお役御免。参加の皆さん方とともに自然探

130511オオヤマザクラ索に加わらせていただきました。
130511二重のニリンソウ 

藤原地区は、まだ春が来たばかりの景色。沼田辺りと比べると一ヶ月は

季節の移り変わりが違います。 

これは二重のニリンソウ。通常ニリンソウの花びらは5枚ですが、ここでは

時折8~10枚の花が見られるとか。 これは8枚でした。

 雨の中ですが、オオヤマザクラが今を盛りと咲きそろっています。首都圏

から見えたお客様も多く、せめても二度目の春を楽しんでおられるようでし

た。ぜひ来年こそは茅場の作業が行えますように。 

                                 (水上森林事務所)                topに戻る 

2013年5月11日(土曜日) 

ならまたダムにて

130511ツバメ01

 この写真、カメラの望遠能力、後ろの雪渓がちょうど保護色になっている問題もあって見にくくて恐縮ですが、ツバメ

たちです。 ここは春まだ浅い「ならまたダム」。白い石積みが美しいロックフィルダムとして有名ですが、何気なくダ

ムサイトからダムを見下ろしていると、ツバメが鳴き交わしながら群れ飛んでいるのに気づきました。

ツバメが群れで行動するのも珍しい…と思って眺めていると、ダムサイトの一部に向かって入り替わり立ち替わり降

りていくのが見えました。それが上の写真、数えてみると15羽ぐらいのツバメが群がっています。

130511ツバメ02

 

 ここがどんな場所かというと、ダム壁の途中に溶け残っ

た雪渓の隅っこ(青丸の場所です)。「何してるんだろ

う?」とカメラで覗いてみたわけですが…よくわからない。 

偶然集まっただけか?と手元の手すりを「カーン」と叩く

と、結構距離があるのですが、敏感なツバメたちは一斉

に飛び立つ。 …が、またすぐここに集まってくるのです。

やっぱり意図的に集まってるんだとわかりました。

 

 まさか今の時期、雪渓で涼んでいるわけはなし、末端から水でも流れているのか?と見ても流れはありません。

汚れた雪渓を保護色にして外敵から隠れているのか?とまで考えましたが、どうも正解ではなさそうです。ダム壁と

なると見に行くこともできないので、結局は推測ですが、何度「カーン」と追っても舞い戻ってくるだけの魅力、つまり

エサとなる虫か何かが大発生しているのだろうと決めました。

 春まだ浅い ならまた湖 辺りで子育てを始めたツバメたち、まだ少ない虫を鵜の目鷹の目で探しているのでしょ

う。あまりおもしろがって「カーン」とか鳴らしてはいけませんでしたね。失礼しました。      (中澤 署長)

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2013年5月8日(水曜日) 

130508渓畔林調査第6エリア

 今日は赤谷センターとの共同作業。

当署管内の赤谷の森は協働と共生の森として様々なプ

ロジェクト活動を進める区域となっていますが(詳しくは

当署の相互リンク先「赤い谷のブログ」をご覧ください。)、

その中にある第6エリアは特に国有林が、自ら実践を行

うエリアと位置付けている森林です。

 我々の目標は一言で言えば「自然・生物・生活が融合

できる森林施業エリアの構築」というところでしょうか、

130508渓畔林の境このための地帯区分、施業・事業手法などを検討するの

が今日の目的です。

 

私たちは、まずここを大きく5つの位置付けの森林に区分

することにしました。

 ・人工林施業区 ・人工林不適区(自然林再生区)

 ・天然林を維持する施業区(保護帯)  ・渓畔林  

 ・里山林(生活圏との緩衝帯)

図上では標高、河川、人工林の生育状況などから考え

方を整理し、割合にスラスラと線を引いて区分することができたのですが…、実際の現地はそうはとんやがおろし

ませんでした。
 
  例えば「渓畔林」。常水のある渓流から両側25m幅を設定してみたのですが、「崖しか入らないんですが…」とか

「実地形に合わせるとグニャグニャの線になって管理できないな。」などなど…。おまけに渓畔林と人工林施業区が

明確になるよう境目に集材路を入れて区分しようなどと考えてもみたのですが、あっさり粉砕されました。

「こんなところに道が作れるわけがない」箇所が続出。一日中、カモシカのように急斜面を渡り歩きながら(歩きっぷり

は遠くカモシカに及びません)山の計画実行の難しさを再認識させられました。

現実に適用できるよう因子に「地形・傾斜」をプラスして再設定かしら…これは…。     (中澤 署長)

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2013年5月6日(月曜日・祭) 

130428白砂山連休

  せっかくの連休。天候にも恵まれたこ

とですし、今年は署の管轄を少し越えて

近隣署管内の名峰におじゃまさせていた

だきました。

 

 

 まずは 白砂山(2140m)

吾妻署の北端に位置し、上州、越後、信

州の境目にある分水嶺です。

130429佐武流山

 

 

 

 

佐武流山(2192m)

中越署と中部局を分ける稜線上にある

遙かに遠い山でした。無雪期の稜線上

には僅かな踏み跡しかなく、春のこの

時期が狙い目ですが、今回は自分たち

以外誰もいない静かな連休の山でした。 

130504守門岳                  

 

 

守門岳(1537m)

管轄は中越署。大雪原の向こうにちょこ

んと頭を見せるのが山頂です。豪雪の奥

只見の山だけあって、2000mに満たない

山なのにまだまだこの雪の量です。

 

                        

越後駒ヶ岳(2003m)

こちらも豪雪の奥只見の盟主(中越署管内)、越後駒ヶ岳です。雪の量も多かったですが、まだ頂上付近には新雪が

積もっていたのには驚きました。山容の大きさは今回の随一、山頂からの展望もまた豪快です。

130505越後駒ヶ岳

まだ山上世界は白一色の様相ですが、ここから急速に雪が溶け遅い春が巡ってくるのでしょう。今度は花の季節に

訪れたいものです。   (中澤 署長)

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2013年5月4日(土曜日) 

130504根元割れいかづち!

130504スギ梢端

 

連休の大峰沼を歩いていると、梢端から

裂けたように落ちた倒木。不思議な折れ

方をしたものだと梢の持主を探してみると…

 

 

  

          ありました この根元まで割れの入っ

         たスギですね。どうやら雷の直撃を受

         け、梢端が裂け飛び、根元まで雷撃に

         よって割れが入ったらしいと見当をつけ 

         ました。 

130504スギの折れ口

  

  上を見上げると確かに先端部がなくなっていますが、

それでもどう見てもこの辺りで一番高かった樹には見え

ません。

  一般に雷は、条件が同じならば少しでも高いものに落

ちやすいと聞いてましたが、もう少し微妙な偶然が決めて

いるものなのかもしれませんね。

    タイミングや運がからむということなら、やはり鳴り出し

たところで一目散に退散するのが正しい対応ですね。

 

 この落雷木…、やっぱり感電死でしょうか?枯れてしま

ったようでした。

   ※ 投稿をいただきました。ありがとうございます。

                          (一般投稿) 

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 2013年5月1日(水曜日) 

130501コンテナ苗01コンテナ苗…赤いけど…?

 

 こちらも山開きの帰路、昨年植付を行ったコンテナ苗造

林地に寄ってみました。ところが春の陽を受けている苗木

が青々としていません。赤・黄・緑… 信号機じゃないん

だからって思うのですが、ちょっと見たところでは枯れたん

じゃないか?とドキリとさせられました。


130501コンテナ苗02

 

 でも真っ赤になった苗木を握ってみると、葉には柔らかさがあって、冬の間に

枯れて乾いてしまった様子でもない。

 冬季間、スギは品種によって葉が赤くなるものがあることはよく知られていま

す。光障害を防ぐためにロドキサンチンという色素が生成されるのだと言われ

ています。そういえばこのコンテナ苗木、適性をみるために何種類もの品種を

混ぜて育成したと昨年植え付けの時に聞いたことを思い出しました。 

 

 様々な色合いの変化は、品種間による色素の程度の差と考えることもでき

そうです。暖かくなるにつれ青々とした苗木に戻るかどうか? もうしばらく経

過観察が必要ですね。                      (中澤 署長)                                 

 

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2013年5月1日(水曜日) 

130501吾妻耶山開き春の妖精

 今春より相俣森林事務所で仕事を始めました。今は管

轄内を覚えようと国有林を走り回る日々。今日はみなか

み町の吾妻耶山山開きに参加させていただきました。

 

 

 

  

130501カタクリ群落

 

 神事のあとの帰り道、巡視のつもりで山道を回っている

と、「あ こんなところに…」小さなカタクリの群落。

早春のほんの一時期、花を咲かせると葉も茎も全部溶け

るように消えてしまうカタクリは、そのはかなさから春の妖

精(スプリング・エフェメラル)ともいわれています。花開く姿

もうつむいて恥ずかしげです。

 こんな自然情報も管轄内の貴重な情報。こんなところに

小さいながらも群落を作っているのを知ることができて幸

運でした。             (相俣森林事務所)

 

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利根沼田    森林管理署

署外観

利根沼田署は群馬県沼

田市にある森林管理署で

す。

県北地域の谷川連峰、上

州武尊山、日光白根山、

赤城山などの山岳域を主

体に約10万haの国有林を

管理しています。

ここでは国有林の風景、

国有林の仕事、地域の

様々な出来事などをデジ

カメで切り取って、皆さん

にご紹介させていただき

ます。

 

 L I N K 

 

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当署の同居人です。自然

と人との共生を目指して、

赤谷国有林で様々な

方々と協働の日々を送る

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す。

 

 

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利根沼田森林管理署 
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FAX:0278-24-5562

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