2012年10月
2012年10月28日(日曜日)
親子自然観察会 雨…

あ~ よりによって 雨…。
紅葉も最後の見頃、そして今年最後の森林教室だというのに、降られ
てしまいました。
今日は毎年恒例の玉原東急親子自然観察会。10班に分かれて玉
原の秋を歩き尽くそう! だったのですが、特に小さなお子さんを連れ
た御家族には少々心配な寒さ。 残念だけども室内で…という御家族
を管理署の我々が受け持つこととなりました。
それでも少しでも楽しんでもらうよう準備アイテムを目一杯使って…

ロケットリーフを作り 玉原高原を上空から眺め 紅葉の玉原しおり作り

昼前になって、雨が小やみになったところでロケットリ
ーフ(カエデ類の種の模型。飛ばせるんです。)の飛ばし
っこに外へ出ました。
ちょっと寒かったかもしれませんが、みんな元気に飛ば
した種を追いかけて走り回ってくれました。 やっぱり外
へ行きたかったですね。
残念だったけど また来年、今度こそ鮮やかな紅葉の
中を歩きましょう!
(中澤 署長) topに戻る
2012年10月25日(木曜日)
共同施業団地
本日、川場村、群馬県、利根沼田署の三者協定による
「川場村溝又入地区(みぞまたいりちく)共同施業団地」
設定の調印式が川場村役場で行われました。
共同施業団地? という方もいらっしゃるかもしれませ
んね。簡単に言えば、これまでは一区域の森林でも所
有がバラバラだと、道路もそれぞれが作り、森林施業も
小さな事業を何度も繰り返さねばならない。お互いが連
携すれば、共通に使える道の整備ができるし、施業を一
時期に実施することも可能となるなど、様々な効率化が
期待できるというものです。
今、全国的に所有者の枠を越えた団地化の取り組み
が進められているところで、利根沼田署の管内にもようや
く一つ目の「施業団地」が設定された記念の日というわけ
です。
協定の相手方川場村は、地域資源としての森林の有
効利用に先進的な取組を進めており、木材利用はもとよ
り、レク、エネルギー、環境保全、技術開発などに非常に
力を入れておられます。今回の協定が、こうした取組推
進の一助となるとともに、管内各地の良い先例となるよう
協定後の具体策の実行に力を入れたいと思いますので、
連携のほど どうぞよろしくお願いいたします。
(流域管理調整官) topに戻る
2012年10月24日(水曜日)
捕獲作戦 どうだった?
当署管内みなかみ地区にナラ枯れの元凶、カシノナガキクイムシが
出没を始めて3年目。大発生・大蔓延…とならぬようできる限りの対抗
策をとってきました(7月9日「カシナガの活動期に入ります」)。
概ね活動期も終わりに近づいた今日、山形県からカシナガの権威
S先生においでいただいて、対策の効果について調査をいただくことと
なりました。今年の新兵器「おとり丸太」は、期待通りカシナガを誘引
してくれたのか? その結果、ミズナラ被害は抑制できたのか?
署、群馬県、試験場の担当者らで調査に同行させていただきました。

調査は、おとり丸太20本につけられたカシナガの侵入痕をカウントして総数を推計する方法で行われましたが、素
人に近い我々には、侵入痕を見つけることがまずできません。 先生から 「ほら ここに穴が」 と教えてもらいますが、
それでも見えない。 爪楊枝を差し込んでみて「あった…」とかろうじてわかる程度。 先生の「野鳥の会渡り鳥調査レ
ベル」の計数カウンターさばき(それ以上かも…)を眺めるばかりとなりました。
調査の結果、種の特定まではできないものの、2箇所のおとり丸太全体の○○キクイムシの侵入痕は約50万個!と
推計されました。 「好成果をもたらしたのは、丸太の乾燥を防ぐ工夫に畳表(たたみおもて)使ったことかもしれませ
ん。」と講評いただき、手間暇かけた甲斐があったかもと担当も安心しました。
カシノナガキクイムシの被害は、今年新たな枯損木34本と、前2年に比べて少ない結果になりましたが、まだまだ
被害無し! までは長い道のりが必要かと思われます。 引き続き、県・地域と連携した地道な取組を続けていきた
いと考えながら、現地検討を終了しました。 (署 業務課長)
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2012年10月23日(火曜日)
コンテナ苗 育っています
今年5月に、当署の造林事業に初めて使用したコンテナ苗。暑い夏を
乗り切って、スクスクと成長した現在の様子です(6月1日「コンテナ苗造
林の取組み」)。
当署では、初めての取組ということもあり、普通苗木との活着、成長、
工程比較などの調査を継続的に進めているところです。
ちなみに写真の苗木は、
○ 根元径 54㎜ → 72㎜ 133%
○ 苗高 50㎝ → 56㎝ 112%
の生育。 同時に植えた普通苗木の成長平均が、
○ 根元径 87㎜ → 95㎜ 111%
○ 苗高 47㎝ → 49㎝ 104%
というところですから、なかなか良好というところかと思います。
ただ、普通苗木は3年生、コンテナ苗は2年生という育苗期間の差が
あるため、直径成長が遅れてヒョロヒョロした苗の印象が強く、実際に
この夏、コンテナ苗の一部が倒伏したりして、少々心配させられました。

左の写真がその時の様子です。身長成長が良い分、一時的に頭で
っかちになってしまったのだと考えていますが、秋には皆しっかりと立
ち上がってくれて一安心。
来年度以降も、引き続き生育状況を調査するとともに、下刈り等の保
育作業への効果なども検証していく考えです。
今日は寒い雨の中でしたが、静岡等の管理署の方々
が造林現地の状況を見学に来られました。
大きく変わる育苗・植付け作業の行程や苗木の生長の
状況などを説明して、今後の事業の参考となれば幸いな
りです。
コンテナ苗たちは、これから山の中で初めての厳しい
冬を越さなければなりません。 来春、雪の下から元気
な姿を見せてくれることに期待したいと思います。
(署 森林育成係)
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2012年10月22日(月曜日)
今季も 無事…

10月19日をもって今年度予定していた全ての研修が終
わりました。
思えば梅雨に入って間もない6月11日にスタートしてから
4ヶ月余りの間、准フォレスター研修を6回(前期3回、後
期3回)、林業専用道技術者研修を4回と計10回に及ぶ
研修を実施してきた訳ですが、あっという間に終わってし
まったというのが正直な感想です。
梅雨期 雨中の現地検討
研修期間中は毎日、研修終了後に講師やスタッフが一
同に会して研修内容等を見つめ直し、翌日以降の研修に
活かすことができるよう日々改善を繰り返しました(これを
「順応的」と言ったりします)。そのこともあって、毎日、そし
て毎回、少しずつではありますが研修の内容等が進化し
ていることが実感できました。
また、このことは受講者から提出してもらったアンケート
調査の集計結果の平均値から、評価点数80点(100点
満点)、業務への活用度4.2(5.0段階)と満足のいくた
めになる研修内容と感じてもらったことに繋がっていると
思います。 スタッフも夜遅くまで…
この研修には様々な分野で多くの関係者が携わっており、
研修の質を向上させるため日々奮闘してきました。
毎回講師を務めていただいた外部、内部講師の皆さま、大
変お疲れ様でした。研修の進行管理をしていただいたプロ
セスマネージャーの皆さま、研修資料作りや受講生の生活
面等研修の運営に携わったスタッフの皆さま、ありがとうご
ざいました。
そして何より受講者の皆さま、お疲れ様でした。これから
もメールやホームページ等を利用して情報発信していきま
すのでよろしくお願いします。
秋の現地は手がかじかむほど…
なお、研修の内容や様子等は関東森林管理局が発行している広報誌「関東の森林(もり)から」の10月号で紹介して
いますのでこちらもご覧になってください。(http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/koho/koho_si/pdf/kannmori103_2-3.pdf)
(企画官(研修担当))
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2012年10月21日(日曜日)
谷川GSS報告 その6
今日は等高線沿いに標高を下げてくる紅葉の様子を見
に一ノ倉沢の出合へ。
出合から眺める紅葉は1,200mぐらいまで降りてきていま
した。 白い岩壁と赤黄の色どりのコントラストは日頃見
慣れたはずの我々でも美しいと感じます。
少し画像を大きくしてみると…一層あでやかさが増しま
すね。

美しきものははかなきもの…。この鮮やかさもせいぜいあと10日。 もう水上から奥は「時雨れる」季節がやってき
ています。 「時雨れる」とは晩秋から初冬にかけて、北西風とともに降ったりやんだりする冷たい雨のことをいいま
す。少し下手の沼田辺りは晴れているのに、谷川岳の方向に薄い霧がかかったように煙っている日は、だいたい時
雨れていると思って間違いありません。 地元の我々は、これが来ると「いよいよ冬だぞい。」と覚悟を決めるのです。
お客様方も今週来週がピークとなりそうです。 今日は「時雨れなくて」良かったな。 (谷川GSS)
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2012年10月20日(土曜日)
武尊GSS報告 その11
今日は武尊牧場~田代湿原~奥利根水源の森を回ってきました。
 
9月末、そして先週の台風余波で2度
の強風に見舞われた関東地方。今日
の巡視も風倒木との出会いが続きま
した。

武尊避難小屋付近で 花咲湿原近く 枝条は随所にありました
人力で片付けられるものは道脇へ。どうにもならないものはテープで注意表示をして、人が通れるだけの隙間を確
保しましたが、倒木のまたぎ越しや枝を避けて歩いていただかねばならないところもありますので御注意ください。
大きな台風が近年来ていなかったのか? この秋は風倒・太枝の落下が目立ちました。 なかなか機械の持ち込み
も容易ではない奥山の歩道では、人の方が歩道の状況に合わせて歩いていただく御不便もあるかもしれませんが、
これも山歩きと御理解いただけますよう。
でも、こんな道もありますが、周囲の色合いはいよいよ最高潮になってきましたよ。


すでに秋の柔らかい日射しの中なんですが、紅葉の雑
木林の小径は、かえって夏よりも明るく感じられます。
黄・オレンジの暖色系と呼ばれる色合いには、気分を高揚
させたり、実際よりも温度を2~3℃高く感じさせる力があ
るそうです。どおりで今日はとても暖かい。
水源の森近くまでくると、カラマツ(黄変・落葉する針葉
樹では珍しいタイプです。)もいよいよ黄色味がかってきま
したね。この葉が黄色く変わって落ちる頃にはいよいよ雪
の便りが聞かれ始めますね。 (武尊GSS)
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2012年10月19日(金曜日)
今年の紅葉は…?

今日の業務は奥利根照葉峡付近。帰りに紅葉の進み具合を見てきました。
夏の間、湖底が見えんばかりに水位を下げていた ならまた湖 ですが、よう
やくダムらしくなってきました。 それでもまだ… 半分ぐらいでしょうか?
この隙間を埋めてくれるのが冬期間の積雪です。 雪の大事さはよくわかるん
ですが、昨年のように森林事務所を埋められちゃうとつらいですね…。
照葉峡もいよいよ紅葉が良い案配になってきました。
今日は何枚か、今年の紅葉を見ていただきます。
 
そろそろ最盛期!といってもよい頃合いと思うのですが、今年は少し控えめな色合いに感じます。

今 年 昨 年 (10/13)
同じ場所の昨年の写真を出してきて見比べてみると… 右の昨年の写真の方がゴージャスに感じられませんか?
じっくり見てみると、色合いに加えてどうも今年は葉の量が少ない…。
夏場の乾燥が影響したのかどうか? 紅葉前に葉を落としてしまったのが、控えめに見える原因かもしれません。
それでも奥利根水源の森、今が最盛期とみました。 どうぞ木々の見せる一瞬の輝きを御覧においでください。
(水上森林事務所)
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2012年10月13日(土曜日)
マイ休日
現在、単身赴任中。
どこかの○長さんと違って、週末は家庭サービスに費やされる日々が続いていましたが、今日は待ちに待ったマイ
休日。秋を眺めに苗場山に登ることにしました。 苗場山は山上に広大な湿原帯が広がる 大らかな山です。きっと美
しい草紅葉を楽しむことができるでしょう。
登るにつれ木々の色づきが濃くなっていきますが、どうも
今年は例年よりも色合いが淡いような気がします。ナナカマ
ドの赤も少々パステルカラー調に感じませんか?

山上の一角に登り着くと、点々とある池塘にはすでに薄氷
が張っていました。影でおわかりのように、とても良い天気
だったのですが、2千m級の山々はすでに氷の季節に入っ
ているのですね。
山頂には紅葉を楽しみにたくさんの方々が来ていました。
秋枯れ色の草原の向こうには、北アルプスが墨絵になって
浮かんでいます。 中央のとんがりはきっと槍ですね。
久しぶりの山でのリフレッシュ! 秋山堪能の1日でした。
(署 経営係)

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2012年10月10日(水曜日)
外敵 駆除!

GSS報告でもおなじみの玉原高原。
ここも外来植物、怒濤の侵攻に悩む地域です。
今年も沼田市の呼びかけによる「外来植物駆除活動」が
行われ、多くの関係者の方々とともに、当署からも外来
種駆除の精鋭?(^^)たちが出動いたしました!
作業は写真の通り、小さな芽まで見逃さずに1本1本
外来種だけを摘んでいくという、地道ですが唯一の効果
的な対策の実施。 高原からのオオハンゴンソウ、アメリ
カセンダングサの根絶を目指して、見た目地味~な作業
に全力で取り組みました。
あ~ 腰が痛い… (森林ふれあい係)


大群落。黒く見えるのは全てセンダングサ 外来種だけをコツコツと抜きます
こいつがアメリカセンダングサ
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2012年10月9日(火曜日)
シーズン前に…

管内の紅葉の名所、みなかみ町の照葉峡にある奥利
根水源の森です。
秋の紅葉シーズンを前に、古くなってきた看板・標識の
リニューアルを行いました。
標高1400mのこの辺り、ツタ類の葉が少し色づいてきま
したが、紅葉本番はもう少し先。
今年の夏は天候に恵まれ日照量は十分でしたが、乾
燥続きが色づきにどう出るでしょうかね?
良い天候と良い紅葉となりますように。
(水上森林事務所)

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2012年10月8日(月曜日・祭)
秋の平標山


今年4回目の平標山頂。
山上一面がササに覆われる国境稜線ですが、
平標山の肩には小さな池塘の点在する一角が
あります。
今日は山頂を北に下ってここを訪ねてみました。
山頂から池塘(中央部)を見下ろします。この北面の道は、新潟県側の土樽に続く登山道が通っているのですが、南
の平標小屋側の登山道の賑わいと比べて、ほとんど人に会うこともない 静かな道です。今日も山頂には多くのお客
様が登ってこられていましたが、5分下ったこの池塘はいつも通りひっそりとしていました。
誰も通らないので木道の真ん中に座って、ラクダの
背のような仙ノ倉岳を眺めます。
あ~ 空が高い。 いよいよ秋ですね。
(中澤 署長)
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2012年10月7日(日曜日)
谷川GSS報告 その5
谷川岳も先週の台風による被害がありました。
主に増水による被害ですが、登山道にも影響が出て
います。
こちらは天神平へ登る田尻尾根。西黒沢を渡る橋
には大小の岩石が押し上げられています。

新道のと呼ばれる湯桧曽川沿いの歩道も、最も川沿いを
歩く部分が数十mに渡って削られてしまいました。
当面は川縁を通行していただくことになりますので、不安
定な足元に十分御注意ください。
それにしても 荒れ川湯桧曽川の増水は、怖さを感じます。

幽の沢出合の岩床の不思議な造形も、流水の威力な
のですね。 出水の早い岩盤の山(谷川連峰のことです)
の水の力は想像を超えるものがあるのでしょう。

今日は谷川岳の閉山式及び慰霊祭の式典が土合で行
われました。 我々も谷川連峰での遭難の根絶、安全な登
山を誓う関係者の皆様の言葉を、しっかりと刻んで巡視を
行っていくつもりです。
さあ秋山シーズンも いよいよあと1ヶ月足らず。楽しい秋
山を安全に楽しみましょう。
(谷川GSS)
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2012年10月6日(土曜日)
武尊GSS報告 その10

台風の過ぎた最初の休日。歩道の状況を見ながらブ
ナ平~尼が禿山~玉原湿原を回りました。
ブナ平へ上がる途中で歩道を塞いでいた倒木は切断・
除去されて、歩きやすくなりました。作業の方、ありがと
うございました。
ブナ平に入ると、風で落ちた枝が目立つようになったと
思ったら、「ブナ地蔵」のところに、親ブナの大枝が落下し
ているではないですか。 ブナ地蔵に当たらなくて幸いで
したが、 親ブナはかなりの痛手を受けましたね。

せっかく倒木の処理を進めても、すぐにこうして新しい倒木が発生。
いたちごっこの感もありますが、これも自然のなかでこその出来事と割り切って、
整備を繰り返すしかありませんね。
人力でよけられるだけの枝はよけておきましょう。
 
ブナ平の立ち枯れのブナにビッシリと
秋のキノコです。ただこれはツキヨタケ。
食べようものなら上を下への大騒ぎに
なりかねません。 困ったことにこの同
じ木にこの界隈では「カタハ」と呼ばれ
る食用キノコが生えるので難しい…。
おや…ここにも陰にヒッソリと「カタハ」がありますね(白い方のキノコ)。
これぐらい色の違いがあれば間違える人もいないのでしょうが、ツキヨタケも出始めは白い色をしているので始末に
悪い。 くれぐれも御注意ください。

尼が禿山の山頂まで来ると、大きなアンテナを立ててなにやら作業している
人に出会いました。「動物の行動調査ですか?」と尋ねてみると、アマチュア
無線の愛好家の方でした。 障害物のないこの山頂は電波状況がとても良い
ので様々な方面の方とやりとりが可能になるのだそうで、休みの日にはここま
で機材を担ぎ上げるのだそうです。 いろいろな山の楽しみ方があったので
すね。どうぞごゆっくり。
さて、今日の最後は玉原湿原。 左はこの夏シカに食い荒らされた水芭蕉で
す。けなげにも来春に向けて新しい芽の準備をしています。自然は力強いなと
感じます。
その一方、右の写真のところどころ緑が濃い部分は湿原に侵入したハイイヌ
ツゲです。今年は夏の乾燥が強かったので、勢力を広げたかもしれません。
これも自然の摂理なのかもしれませんが、湿原を守りたいと考える人たちには
大きな悩みの種になっているのです。 どちらも自然の力なんですが…難しいものですね。 (武尊GSS)


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2012年10月1日(月曜日)
台風一過
台風は、前夜前橋付近を、それこそ風のように駆け抜けていきました。
一夜明けた週明けは林道の確認からスタートです。夜半、かなりの強風が吹き荒れ
た南郷・根利地区。大きな被害も心配されましたが、致命的…なものには至らず、
まずはホッと胸をなでおろしました。 なにせ降雪前の追い込み時期ですからね。
それでも 一夜明けた林道は、細かい枝条やら落葉やらが道いっぱいに散乱して
いました。 いやあ だいぶ山栗も青いうちに落ちちゃったな… 。
山のなり物が一体に不作の今年。
唯一豊作の様子だったのが山栗だっ
たんですが、きっと山の動物たちも狙
っていたでしょうに…。
弱り目に祟り目が重なって、農作
物・林木被害に結びつかなきゃ良い
のですが、と少し心配になった林道
確認でした。
(南郷森林事務所)
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2012年10月1日(月曜日)
ここがスタート
この週末はこいつに会いに出かけてき
ました。ちょっと色合いが黒くなってしま
いましたが、「利根川水源 群馬県知事
清水一郎書」と書いてあります。
そう ここは板東太郎 利根川の水源
大水上山です。同時に群馬県の最北端
であり、当署の管轄区域の北端でもあり
ます。
一度は来てみなければ…とずっと思っていたのですが、管内からここへたどり着くためには、矢木沢ダムを越えて
利根川を遡るか? 道のない稜線を雪を頼りに辿ってくるしかありません。とても日数のかかることで実現するのは
いつの日ぞ…? などと思っているうちに任期が来てしまいそう…。 そこで今回はお隣の中越署の管内からおじゃ
まさせていただきました。


下の渓筋が最源流 背後は越後三山 中の岳・兎岳
それにしても、ここは周囲グルリを越後・上越の山々に囲まれた素晴らしいところですね。 利根源流にふさわしい
山深さと大きさの感じられるところです。山上はすでに秋の盛り。もう一ト月もすれば、この辺りは雪の季節を迎えるこ
とでしょう。 台風接近も懸念される中 そのせいもあってか?今日は源流独占の日となりました。 (中澤 署長)

山々は秋真っ盛り
大水上山の山頂標識と秋空
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