
知床の森の今の姿をブログで紹介します。森林の不思議や役割に興味を持ってみませんか。
流氷が来ました(1月21日)
1月19日に知床のウトロでは、流氷の接岸を確認することができました。接岸に至るまでの経過写真です。
9時30分時点での様子です。まだ流氷は沖にあり接岸していません。

11時時点での様子です。流氷が近づいてきました。

13時30分時点での様子です。流氷が接岸しました。

16時30分時点での様子です。流氷が港内まで入ってきました。

網走地方気象台では、網走市の流氷接岸が平年値で2月2日となっており、2015年は平年よりも早い接岸となったようです。これから、ウトロの町は本格的な冬を迎えると同時に流氷に関連した観光業も盛んになるので活気に満ちそうです。
(正月公志)
囲いワナへエゾシカを誘引しています。(1月16日)
エゾシカ捕獲事業として、囲いワナ完成前の1月からエゾシカの餌づけ誘引を行っています。


誘引方法としては、各ワナの入り口から半径200~500m程度の範囲のシカ道沿いに、乾燥させた牧草を散布します。

散布した場所には、無数のシカの足跡や糞を確認することができました。誘引は、成功しつつあるようです。また、囲いワナ近くでもシカを確認することができました。

( 正月公志)
エゾシカ捕獲事業の現地検討を行いました。(1月9日)
平成27年を迎えました。新年明けましておめでとうございます。
今年も様々な知床の森林情報の発信に努めていきたいと思います。
平成26年度12月24日に、関係者9名が集まってエゾシカ捕獲事業地の現地検討を行いました。



ここは、エゾシカを生体捕獲するための囲いワナを設置する場所です。話し合いの中で、ワナの方向や形の微修正が行われた他、捕獲ゲートを操作するための電気ケーブルを通す位置等について確認を行いました。
今後は、エゾシカの生息状況調査を進めつつ、ワナの作設工事よりも先行して、エゾシカがワナの存在に慣れるまでの約2週間、ワナの入口付近等で餌まき・誘引を行う予定です。
ワナの周辺を見渡してみるとエゾシカの足跡や寝床を見るとことが出来ました。


知床半島ではエゾシカの個体数及び採食圧の増加に伴って植生の変化や希少植物群落の衰退が起こっており、今年は出来るだけ多くのエゾシカを捕獲できればと考えております。
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