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知床の森の今の姿をブログで紹介します。森林の不思議や役割に興味を持ってみませんか。 オホーツク「木」のフェスティバル(5月20日~22日)5月20日(金曜日)~22日(日曜日)北見市で行われた第26回2011「オホーツク木のフェスティバル」(一般入場者数:42,057人)に参加しました。 当センターのブースでは本年度のイベント計画や昨年度の活動内容報告に加えて、昨今深刻な状況にある森林内でのエゾシカ樹皮食害被害の現状の展示を行いました。来場者は珍しそうに被害木を観察され、エゾシカ被害の現状に関心を示されていました。また、エゾシカによる被害木を有効利用した「木ーホルダー」(イチイの輪切りのキーホルダー)づくりで、「いいお土産になる」と親子連れなどを中心に、およそ300名もの皆様に体験して頂くことができました。 被害木の説明を聞く来場者 木ーホルダーづくりの様子 現地の下見に行ってきました(5月17日)当センターでは知床国有林のフィールドを活用した緑化思想の普及啓発活動を行っておりますが、その一つとして、森林散策イベントを企画・実施しております(イベントの年間スケジュールはこちら)。
本日は、来月開催予定イベント(詳細はこちら)のため、現地の下見に行ってきました。
知床自然観察教育林内にあるポンホロ沼です。雪解けのこの時期にしか姿を現さないことから「幻の沼」と言われています。
羅臼町内国有林にある熊越の滝です。その昔、猟師にこの滝に追いつめられた母熊が子熊を押し上げて先に逃れさせようとする姿を見て、親子愛に心をうたれた猟師は撃つのをやめたそうです。それ以来、羅臼の熊は人を襲わなくなったと言い伝えられています。
気象状況などによって現地の状況は刻々と変化しますので、万全の体制がとれるよう、わたしたちはイベント当日までに複数回現地の下見を行い参加の皆様をお迎えしております。
開葉と開花(5月11日)まだ肌寒く曇りがちな日々が続くウトロですが、本日はポカポカ陽気で、すっきりとした透き通るような青空に覆われています。海の深い青とのコントラストが清々しく、心が洗われるようです。 知床八景、夕陽台からのオホーツク海の眺め
当センター周辺では木や草花が開葉・開花する様子を観察することができます。 シウリザクラ:黄葉して秋のようにも見えますが、開葉後間もない若葉です。6月上旬ごろ試験管洗浄ブラシのような花を咲かせます。 キバナノアマナ:春一番に咲く花の一つで、アマナに似た黄色い花をつけます。 エゾエンゴサク:ブルーがとても鮮やかです。「エンゴサク」とは漢方の原料である中国名の「延胡索」を音読みしたものです。
このほか、本日はエンレイソウ、バイケイソウ、ミミコウモリ等の多くの開葉を観察できました。 本格的な開花の季節まであと少し。とても待ち遠しいです。
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知床森林生態系保全センター
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