
知床の森の今の姿をブログで紹介します。森林の不思議や役割に興味を持ってみませんか。
囲いワナでエゾシカを捕獲しました(1月27日)
1月14日に囲いワナを設置し、1月20日にエゾシカ9頭を捕獲しました。
試験的に設置したセンサー式捕獲ゲート「扉落下自動通報システム」によりゲートが自動的に閉じたため、請負業者による捕獲作業が行われました。

「囲い込み部」に集まるエゾシカ

コンパネで作成した盾を持ちながらエゾシカを「囲い込み部」から「仕分け部」へ追い込んでいきます。

「仕分け部」へ追い込まれたエゾシカ

更に、手前の搬出用コンテナへ追い込んでいきます。

捕獲したエゾシカは生きたまま養鹿施設へ移送しました。
(知床森林生態系保全センター 玉川晴幸)
エゾシカ囲いワナを設置しました(1月14日)
北海道森林管理局では、エゾシカによる被害対策の一環として、知床(斜里町ウトロ)の国設野営場内で、個体数調整のため、囲いワナを設置しました。
これは、エゾシカの個体数調整のため、囲いワナで生きたまま捕獲し、食肉等としても有効に活用するものです。

囲いワナは、アルミパイプと角材で骨を組み、フェンスはシカに飛び越えられないよう3.6mの高さがあり、内部はエゾシカにワナであることを感じさせないよう円形の広々としたスペースになっています。
エゾシカが入るとゲートを閉め、エゾシカを囲いワナの奥にある先端部に追い込み捕獲できる構造になっています。

捕獲までには、エサ(牧草)を用いてエゾシカを囲いワナに誘引し、囲いワナ内でエサを食べることに慣れさせ、多数のエゾシカが囲いワナを出入りするようにする、といった準備段階を経て、捕獲しやすい状況にしています。
さて、今シーズンは何頭のエゾシカを捕獲できるでしょうか!?
(知床森林生態系保全センター 玉川晴幸)
topへ戻る
|