最初に見学したのは、津別町字布川 ドードロマップ沢です。
昭和44年に施工された鋼製ダムによりサクラマス等の遡上が困難になっていたものを平成13年に改良工事を実施したことで、それ以降、多くの産卵床が上流で確認できるようになっています。
木材利用の推進も考慮された木製魚道で、色んな工夫が多く採用され大変勉強になりました。

次に見学させて頂いたのは津別町字木樋 ツネツグの沢です。
こちらも本体は鋼製ダムですが、魚道はコンクリートブロック魚道工です。

魚道へ上流から入り込む土石の対応や魚道の向き等、こちらも多くの技術が詰まっていて多くを学ぶことができました。
今回学んだことを活かし、今後もより生態系に配慮した設計ができるよう担当者一同、心を新たにしました。
北海道オホーツク総合振興局東部森林室の皆様、お忙しいところ本当にありがとうございました。
(知床森林生態系保全センター 佐藤 祐吉)