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林野庁

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更新日:令和3年4月14日

野生鳥獣による森林被害

森林における鳥獣被害の概況

(印刷用)森林における鳥獣被害対策について(令和3年4月)(PDF : 5,341KB)              

 主要な野生鳥獣による森林被害面積(令和元年度)

〇令和元年度における、シカやクマ等の野生鳥獣による森林被害面積は全国で約5千ヘクタールとなっています。

〇このうち、シカによる枝葉の食害や剥皮被害が全体の約7割を占めていて、深刻な状況となっています。

 野生鳥獣による森林被害面積(令和元年度)

 

 注1  都道府県等からの報告による、民有林及び国有林の被害面積の合計。

    2  都道府県別内訳は添付資料のとおり。

    3  割合については、四捨五入のため、合計は必ずしも一致しない。

  

都道府県別内訳

<添付資料>

森林におけるシカ被害の概況

〇シカによる森林被害は、再造林や適切な森林整備の実施に支障を及ぼし、森林所有者の林業経営意欲を低下させるとともに、土壌流出等により森林の有する公益的機能の発揮に影響を与えるおそれがあります。

エゾシカによる剥皮被害 シカの食害を受け成林が見込めないヒノキの新植地

エゾシカの群れによる食害
(北海道えりも町)

提供:北海道立総合研究機構林業試験場

エゾシカによる剥皮被害
(北海道国有林内)

提供:北海道森林管理局

シカの食害を受け成林が見込めない
ヒノキの新植地(静岡県富士市)

提供:静岡県

 

スギ人工林におけるシカの剥皮被害 シカの食害による下層植生の消失 風衝地におけるシカの食害による裸地化

スギ人工林におけるシカの剥皮被害
(滋賀県多賀町)

提供:滋賀県

シカの食害による下層植生の消失
(三重県津市)

提供:三重県

風衝地におけるシカの食害による裸地化
(福井県若狭町)

提供:福井県

 

鳥獣による森林被害と防除方法の例

鳥獣別森林被害内容

  • シカ

シカによる被害は、森林被害全体の約7割を占め、深刻な状況となっています。シカによる森林被害は、これまでは造林地における植栽木の食害が主でしたが、近年では成林したヒノキ等の樹皮の食害も目立つようになってきています。このような被害の発生は、林業生産コストの増大や森林所有者の経営意欲の低下を招きかねません。また、シカの生息密度が著しく高い地域の森林においては、食害によってシカの口の届く高さの枝葉や下層植生がほとんど消失している場合もあり、このような場所においては、土壌の流出等による森林の有する公益的機能の発揮に影響を与える恐れもあります。

  • クマ

主な被害は、壮齢木の樹皮を歯や爪で剥ぐ「クマ剥ぎ」です。人工林の場合、伐採間近の大径木の被害割合が多いため、経済的な損失が大きい傾向があります。

  • カモシカ

主な被害は、幼齢木の枝葉の摂食ですが、一部地域ではほかに壮齢木への角こすりも発生しています。食害された幼齢木は、枯死したり、成長を著しく阻害されます。

  • イノシシ

イノシシは農業における被害が多いですが、森林においては、竹林におけるタケノコの食害やシイタケ等の食害が主となっています。

  • ノウサギ

主な被害は、幼齢木の枝葉及び植栽木の樹皮の摂食です。特に幼齢木への食害については主軸の切断を伴うため、成長を著しく阻害されます。

  • ノネズミ

主な被害は、植栽木の樹皮及び地下の根等の摂食です。食害により、幼齢木・壮齢木問わず枯死に至ることがあり、特に北海道におけるエゾヤチネズミは数年おきに大発生し、大きな被害を引き起こしています。

  • サル

主な被害は、シイタケの被害(食害、ほだ木の剥皮及び散乱)となっていますが、一部地域ではほかにカラマツ、アカマツ、ヒノキの剥皮害(食害)も発生しています。

 

 

鳥獣による森林被害の防除方法の例

鳥獣による森林被害の防除方法の例

(印刷用)鳥獣による森林被害の防除方法の例(PDF:471KB)

 

防除の例

 

防護柵(ネット) 防護柵(斜め張りネット) 食害防止チューブ

防護柵(ネット) 滋賀県

防護柵(ネット) 埼玉県 (※斜め張りネットの詳細はこちら
    「さいねっと」パンフレット(埼玉県提供))(PDF:1,944KB)

食害防止チューブ

防護テープ

防護テープ 長野県

枝条巻き付け

枝条巻き付け 熊本県

 

 

「鳥獣害防止森林区域に関する有識者会議」報告について

 「鳥獣害防止森林区域に関する有識者会議」委員名簿(PDF:39KB)

森林における鳥獣被害対策関連事業

農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課(「鳥獣被害対策コーナー」へ)

事業報告書等

シカによる森林被害緊急対策事業(シカ被害対策普及加速事業)(令和元年度~令和2年度)

事業の趣旨

近年、シカ生息数の増加や生息域の拡大により、全国的にシカによる森林被害が大きな問題となっている。今後、主伐・再造林の増加が見込まれる中、植栽木がシカの食害を受けて伐採後の更新が困難な森林が発生し、資源の循環利用や林業の成長産業化の実現に支障をきたすおそれがあることから、森林地域におけるシカ捕獲に積極的に取り組んでいく必要がある。

このため、平成28年度より「シカによる森林被害緊急対策事業」の実施地域(以下、「事業実施地域」という。)において、林業関係者が主体となったシカの広域かつ計画的な捕獲等をモデル的に実施したところである。

当該事業では、これらの事業実施地域を対象に、地域毎の様々な条件に応じた効果的な捕獲手法に関する情報を整理し、シカ捕獲手法の効果的な普及に向けたマニュアルを作成する。

(1)委託先

株式会社野生動物保護管理事務所

(2)報告書

令和元年度シカ被害対策普及加速事業報告書(PDF : 17,705KB)

令和2年度シカ被害対策普及加速事業報告書 本文(PDF:2,635KB)

令和2年度シカ被害対策普及加速事業報告書 付録1(PDF:16,458KB)

令和2年度シカ被害対策普及加速事業報告書 付録2,3,4,5(PDF:13,901KB)

(3)マニュアル

シカ捕獲技術マニュアル(これから捕獲に取り組む方へ)(PDF:13,488KB)

シカ捕獲事業推進マニュアル(捕獲事業を発注する方へ)(PDF:10,590KB)

シカによる森林被害緊急対策事業(シカの行動把握調査等及び捕獲者等支援業務)(平成29年度)

事業の趣旨

近年、シカは分布域の拡大等により深刻な森林被害をもたらしており、その被害は新植地の食害や剥皮による材質劣化などの林業被害に留まらず、下層植生の食害や踏みつけによる土壌の流出という問題にまで及んでいることから、国土保全、水源涵養等の森林が持つ広域的機能の低下や、森林における生態系の変化に対しても大きな影響を与えているといえる。

よって、早急にシカによる森林被害への対策を講じる必要があるが、被害対策として有効な手段の一つである「シカの捕獲」については、捕獲を行う者が広大な範囲を群れで移動するシカの行動パターンを把握することが効率的な捕獲のために必要な重要な要素となっているところ、必ずしもすべての被害地域において、シカの行動パターンの把握が十分に行われているとはいえない状況にある。

当該事業では、全国8地域においてシカの行動把握を実施し、得られた知見を捕獲者等に対し情報を周知・提供することで、被害対策の推進に寄与する。 

(1)委託先

株式会社野生動物保護管理事務所

(2)報告書

一括ダウンロード

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森林鳥獣被害対策技術高度化実証事業(平成26年度、平成27年度)

事業の趣旨

近年、分布域を広げているシカ等野生鳥獣による被害が深刻化しており、森林においては、造林地の食害のみならず、樹木の剥皮による天然林の劣化や下層植生の食害、踏みつけによる土壌の流出など、国土の保全、水源涵養等森林が持つ公益的機能の低下や森林における生態系に大きな影響を与えています。

このような中で、シカ等野生鳥獣は広大な森林を自由に往来すること、森林は傾斜などの地形条件、積雪量などの気象条件等が多様であること、狩猟者の高齢化及び狩猟者数の減少という現状を踏まえつつ、爆発的な繁殖力を有するシカ等野生鳥獣による被害に対し、効率的・効果的な対策を推進する必要があります。

このため、国有林内にモデル地域を設定し、地域の農林業関係者等と連携を図りながら、森林生態系の保全と農林業被害の軽減を目的に、シャープシューティング等様々な新技術等を組み合わせた新たな対策の実証を行います。

平成26年度 

(1)委託先

(ア)北海道・東北 : 特定非営利活動法人EnVision環境保全事務所

(イ)関東・中部 : 株式会社野生動物保護管理事務所

(ウ)近畿中国・四国・九州 : 一般社団法人日本森林技術協会

 

(2)報告書

(ア)北海道・東北

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(イ)関東・中部

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(ウ)近畿中国・四国・九州

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第1章 事業の概要(PDF:906KB)

第2章 被害対策の実証

平成27年度 

(1)委託先

(ア)北海道・東北 : 特定非営利活動法人EnVision環境保全事務所

(イ)関東・中部 : 株式会社野生動物保護管理事務所

(ウ)近畿中国・四国・九州 : 一般社団法人日本森林技術協会

 

(2)報告書

(ア)北海道・東北

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(イ)関東・中部

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(ウ)近畿中国・四国・九州

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森林環境保全総合対策事業のうち森林被害対策事業のうち「野生鳥獣による森林生態系への被害対策技術開発事業」(平成22年度~平成25年度)

(1)事業の趣旨
  野生鳥獣による森林被害は、シカ等野生鳥獣の増加等を背景として、林業被害に加え、食害等による天然林の劣化や下層植生の消失等が深刻化し、生物多様性や森林の公益的機能への影響が懸念されています。また、被害対策においては、個々の森林所有者等の単発的なわな等設置での対策は限界で、地域の森林を一体ととらえた総合的な被害対策を推進することが必要となっています。
  このため、これまでの人工林を対象とした林業被害対策に加え、野生鳥獣による森林生態系被害対策にも対応し得る新たな鳥獣被害防止技術、鳥獣被害を受けた森林・植生の復元技術及び効率的な捕獲技術の開発を実施します。

(2)事業実施主体
平成22年度:株式会社野生動物保護管理事務所

平成23年度:株式会社野生動物保護管理事務所

平成24年度:株式会社野生動物保護管理事務所

平成25年度:株式会社野生動物保護管理事務所

 

(3)報告書内容
1.事業の目的及び経過

2.個別技術開発報告

  • 課題1 新たな鳥獣被害防止技術の開発
  • 課題2 鳥獣被害を受けた森林生態系の復元技術の開発
  • 課題3 効果的な捕獲技術の開発


報告書の内容については、事業実施主体である株式会社野生動物保護管理事務所のホームページより入手できます。

現在、各地で行われている技術開発の最近情報がまとめられています。

 

 

野生鳥獣被害対策の観点からの生息環境としての森林管理技術開発事業(平成21~23年度)

(1)事業の趣旨

  野生鳥獣による森林被害対策として、これまでに防護柵の設置等の被害対策を中心に実施されてきているところですが、森林は野生鳥獣の生息地となっていることから、被害対策における中長期的な対応の一つとして生息環境管理が重要とされ、「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律」においても、国及び地方公共団体が生息環境の整備及び保全に資するため必要な措置を講ずるものとして位置づけられています。 しかしながら、生息環境としての森林の管理と森林における野生鳥獣被害との関係は必ずしも明らかになっておらず、効果的な被害対策には繋がっていない状況にあります。

  このため、森林の状況やシカなどの鳥獣の生息状況等について分析・検討を行い、野生鳥獣による森林被害の軽減に資する適切な森林管理技術の開発を実施しました。

(2)委託先

平成21~23年度:株式会社野生動物保護管理事務所

(3)成果物

「森林における鳥獣被害対策のためのガイド  -森林管理技術者のためのシカ対策の手引き-」(平成24年3月版)
<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

行政担当者、森林組合や林業事業体の職員及び森林所有者など、森林におけるシカ対策を行う方々のための手引き書です。

 

 

リンク集

 林野庁内

農林水産省内

行政機関【外部リンク】

試験研究機関【外部リンク】

お問合せ先

林野庁森林整備部研究指導課森林保護対策室

担当者:保護企画班
代表:03-3502-8111(内線6214)
ダイヤルイン:03-3502-1063
FAX番号:03-3502-2104

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