病害虫や動物被害から森林を守る!
松くい虫等の病害虫や野生鳥獣による森林被害は、森林資源の損失にとどまらず、森林の公益的機能の低下、森林所有者の経営意欲の喪失等につながるものです。
特に松くい虫被害は、1年間に一般的な木造住宅約1万2500戸分にあたる30万立方メートル程度の被害を出しており、我が国最大の森林被害となっています。
また、近年、カシノナガキクイムシが媒介するナラ菌により、ミズナラ等が集団的に枯損する「ナラ枯れ」が本州の日本海側を中心に発生しており、被害区域は、拡大傾向にあります。
シカやカモシカ等野生鳥獣による造林木の枝葉や樹皮等の食害なども後を絶ちません。
このため、森林病害虫等防除法に基づき、松くい虫被害に対する徹底的かつ総合的な対策を実施するなど各種の森林病害虫等について被害状況等に応じ、駆除及びまん延を防止するための諸対策を実施しています。
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松くい虫被害
ナラ枯れ被害
その他害虫による森林被害野生鳥獣による森林被害 |
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