北海道森林管理局のエゾシカ対策
北海道ではエゾシカ生息数の増加による農業被害額の拡大とともに、森林内においても樹皮を食べられて樹木が枯れる、植栽した樹木が食べられるといった悪影響が出ています。
エゾシカによる被害や悪影響を減らすために、北海道森林管理局ではエゾシカの個体数調整捕獲事業の実施、北海道や関係機関との連携を図りながら捕獲事業を展開するなど様々な取組みを行っています。
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コンテンツ
北海道国有林におけるエゾシカ被害対策について
エゾシカによる森林に与える影響評価について
エゾシカ簡易影響調査結果(職員によるチェックシートを用いた調査(毎年4月~8月末まで実施))
エゾシカ痕跡調査影結果(職員によるチェックシートを用いた調査(毎年9月~翌年3月末まで実施))
エゾシカ対策に係る各種報告書
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エゾシカによる森林に与える影響評価について
国有林・民有林が連携した取組の一つとして、全道の人工林におけるエゾシカの影響を地図化しました。
樹木の被食状況や天然更新等に与える影響の把握、簡易な調査手法の確立などを目的として、専門的なコンサルタントに委託し詳細な調査を実施しています。
また、道内各地にある森林事務所に配属された森林官が中心となって、管轄する森林(天然林及び人工林)にどのような影響が生じているかを把握するため、簡易なチェックシートによる調査を実施しています。
エゾシカ対策に係る各種報告書
平成28年度、空知森林管理署管内で継続したエゾシカ捕獲事業実施のため、地域で捕獲体制を構築し、エゾシカの動向調査を行った上で、小型囲いワナと銃など複数の手法を組み合わせた費用対効果の高い捕獲方法の実証を行いました。
平成29年度より、継続したエゾシカ捕獲事業を効果的に進めるための様々な実証(捕獲地の選定、捕獲体制の構築、捕獲手法の検討、捕獲効果検証のためのモニタリング調査など)を行い、エゾシカによる森林被害低減をもたらすための事業を行っています。
知床半島ではエゾシカの生息密度が高く、森林へ悪影響が及ぶことが懸念されていることから、個体数調整と有効活用を目的として、知床世界自然遺産隣接地域の国有林において、囲いワナによる生体捕獲を実施しています。
エゾシカの個体数管理に資するため、全国の猟区運営状況、土地所有状況及び猟区設定に伴う森林施業との関係等について調査を行うとともに、占冠村における猟区設定に関するケーススタディを行っています。
洞爺湖・中島では、エゾシカの食害により一部の樹木が消失し、後継樹の発生が期待できない状況であり、林床植生の消失による裸地化が進行していることから、固定調査区の森林植生の調査を実施しています。
平成28年度稚咲内国有林におけるエゾシカの個体数管理に向けた調査業務に係る報告書(平成29年6月1日)
宗谷森林管理署では稚咲内国有林におけるエゾシカによる樹木への食害等が増加し、森林への被害が拡大していることから、今後の対策に向けてエゾシカの生息状況と生息数調査を実施し、今後のエゾシカ捕獲方法について検討を行っています。 報告書本文はこちら(PDF : 6,550KB)
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エゾシカによる樹皮剥ぎ
 くくりワナ設置状況
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リンク集
お問合せ先
計画保全部保全課
ダイヤルイン:050-3160-6286
FAX:011-616-4021
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