エゾシカによる森林被害緊急対策のための捕獲実践等事業(実施結果)
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北海道ではエゾシカ個体数調整のため緊急対策的な捕獲が実施されており、生息数や農林業被害は減少しているものの、依然として高い水準にあります。
北海道森林管理局では平成26年度よりエゾシカ森林被害対策の一環で捕獲事業を実施していますが、今後も継続して捕獲事業を実施する必要があります。
本事業では継続したエゾシカ捕獲事業を効果的に行うための様々な実証(捕獲地の選定、捕獲体制の構築、捕獲手法の検討、捕獲効果検証のためのモニタリング調査など)を行い、エゾシカによる森林被害低減をもたらすことを目的としています。
本事業では、GPS首輪をエゾシカに装着し、エゾシカがどのような範囲で移動しているのかについても調査しています。下記にエゾシカの季節移動をとらえた、GPS軌跡を公開しています。
GPSを利用したエゾシカの行動範囲の調査 (冬季移動)
下記マップは、令和2年4月~5月にかけて、占冠村を越えて、南富良野町の富良野広域串内牧場付近まで大きく移動した個体が、GPSを装着した日高町(オワイタカ沢)まで冬季になり帰ってきた軌跡です。このデータから、この個体は、南富良野町の富良野広域串内牧場付近で夏季を過ごし、11月から日高町(オワイタカ沢)で越冬すると考えられます。
GPSを利用したエゾシカの行動範囲の調査 (春季移動)
本事業では、GPS首輪をエゾシカに装着し、エゾシカがどのような範囲で移動しているのかを調査しています。
下記マップは、日高町(オワイタカ沢)でGPSを装着した個体が、占冠村を越えて、南富良野町の富良野広域串内牧場付近まで大きく移動した軌跡です。
令和2年1月24日から約3ヶ月間(オワイタカ沢)付近で停滞していたいましたが、令和2年4月21日~5月2日にかけて約24kmも移動したことになります。
このデータから、夏季に占冠村や南富良野町にいるエゾシカが、日高町で越冬している可能性があると考えています。
一方で季節移動しない個体も。下の軌跡は、平取町にて、平成31年2月にGPSを装着した個体のものですが、どちらも約半径1km以内の範囲の移動にとどまっています。
こちらも引き継き、調査してまいります。
令和元年度 エゾシカによる森林被害緊急対策のための捕獲実践等事業(令和2年3月) 
巻末資料1_捕獲地の選定の調査結果(PDF : 550KB)
巻末資料2_捕獲効果検証のための事前調査の調査結果(PDF : 232KB)
巻末資料3_協議会実施報告(PDF : 262KB)
巻末資料4_各餌場の時間帯別のエゾシカ出現状(PDF : 8,701KB)
平成30年度 エゾシカによる森林被害緊急対策のための捕獲実践等事業(平成31年3月)
巻末資料1_捕獲地の選定の調査結果(PDF : 181KB)
巻末資料2_捕獲効果検証のための事前調査の調査結果(PDF : 208KB)
巻末資料3_協議会実施報告(PDF : 583KB)
巻末資料4_各餌場の時間帯別のエゾシカ出現状(PDF : 4,380KB)
平成29年度 エゾシカによる森林被害緊急対策のための捕獲実践等事業(平成30年3月)
巻末資料1~3(PDF : 3,907KB)
巻末資料4~5(PDF : 5,394KB)
巻末資料6(PDF : 3,423KB)
お問合せ先
計画保全部 保全課
ダイヤルイン:050-3160-6286
FAX番号:011-616-4021