生物の多様性の保全
森林の恵みと危機~九州・沖縄の生物多様性~
世界的に熱帯林等における森林の減少・劣化や生物多様性の喪失が叫ばれています。我が国の森林も、シカによる食害、森林の手入れ不足等により、大きなダメージを受けています。
ここでは、2010年の国際生物多様性年、2011年の国際森林年を迎え、私たちが暮らす九州・沖縄の森林の特徴、森林の恵みと生物多様性、森林が直面する危機等について説明します。
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シカによる森林被害の現状
日本最大の草食動物であるシカは、九州では1970年頃から生息頭数が増加し、1980年代には林業被害が問題となりはじめました。
シカの生息密度の大きな地域では、食害等による林業への経済被害だけではなく、下層植生が衰退して忌避植物ばかりとなったり、一部には土壌流出が見られるなど、生物の多様性にも大きな影響が生じています。
また、シカの生息域の拡大により、シカに寄生するダニやヒルの生息域も拡大すると言われています。
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九州国有林の生物多様性保全に向けた取組
九州・沖縄における生物多様性の保全と森林が直面する危機に対する九州国有林としての各種取組等について紹介します。
九州森林管理局の主な取組
世界自然遺産や我が国を代表する森林の保護 |
・人工林の適切な整備 ・森林を結びつけるネットワークの形成・充実 ・原生的な森林(照葉樹林)の再生・復元) ・シカ被害対策(植生保護、捕獲等) 自然災害からの再生 ・奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界自然遺産候補地科学委員会について |
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お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:生態系保全係
ダイヤルイン:096-328-3612