緑の回廊
九州森林管理局管内では、野生動植物の生息・生育地を結ぶ移動経路を確保するため、保護林と保護林の間を結ぶ「緑の回廊」を設定しています。保護林同士でネットワークを形成し相互交流を促すことによって、より広範で効果的な森林生態系の保護に努め、種の保全や遺伝的な多様性の確保を図っています。
管内の緑の回廊
九州森林管理局管内では2カ所が指定されており、人工林の中に自然に生えた広葉樹を積極的に保残するなど、野生動植物の生息・生育環境に配慮した施業を行っています。

設定方針の改定について
令和3年3月開催の「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」への林野庁の対応として、「規制改革実施計画」(令和3年6月18日 閣議決定)において、緑の回廊を含む「国有林野の貸付け等に係る手続きの迅速化、明確化」が位置づけられ、これを受けて改正された本庁の関連通知等において、発電事業者が「緑の回廊」の区域内にやむを得ず発電施設の設置等を検討せざるを得ない場合は、国有林野貸付け等の手続の中で環境配慮の妥当性を確認することとされました。
これらを踏まえて、「大隅半島緑の回廊」及び「綾川上流緑の回廊」における「評価項目」を公表しています。
【参考】
〇緑の回廊の区域内への再生可能エネルギー施設の設置等に係る手続きについて
林野庁HP「緑の回廊」
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kokuyu_rinya/sizen_kankyo/corridor.html
お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:生態系保全係
ダイヤルイン:096-328-3612