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近畿中国森林管理局

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    森林環境教育(森林ESD)・活動報告事例集

    森林環境教育(森林ESD)活動報告・意見交換会

      平成29年度    平成28年度     平成27年度   H27発表データ

    NEWアイコン 森と自然を活用した保育・幼児教育に関する自治体勉強会in関西
           26日に森林管理局で開催しました  報告内容はこちらから(外部リンク)  チラシ(PDF : 887KB)


    NEWアイコン 平成29年度 
    森林環境教育(森林ESD)活動報告・意見交換会を開催しました
          75団体125名が参加し、8事例12団体の事例報告と講演、パネルディスカッションを行いました   
           当日は、会場内で「小学校教科書、森林・林業に関する副読本等の展示」も行いました


    発表会場 参加者交流 教科書展
    多くの参加者でいっぱいの会場 参加者同士の交流タイム 会場隣で教科書展も実施

    目 的   林野庁では、「森林」をフィールドとする「森林環境教育」を推進しており、学校や森林ボランティア団体・企業などが、創意工夫した多くの活動が行われています。
      幼児期及び学齢期以降を含めた教育機関と活動団体が連携して取り組む事例報告や講演・パネルディスカッションから、ESDの視点で見直した実践の成果や活動団体の役割、保幼小連携などを考え、教育機関と活動団体の連携・協働の促進活動の活性化と森林環境教育(森林ESD)の普及を目的に実施します。
    日 時   平成30年1月27日(土曜日) 10時~18時
    会 場   近畿中国森林管理局大会議室及び森林のギャラリー   (大阪市北区天満橋1-8-75) 
    主 催 近畿中国森林管理局箕面森林ふれあい推進センター
    共 催 公益社団法人 国土緑化推進機構
    特定非営利活動法人 近畿環境市民活動相互支援センター(NPO法人 エコネツト近畿)
    後 援 文部科学省、近畿環境パートナーシップオフィス(きんき環境館)、大阪府、京都教育大学、大阪青山大学、
    全国緑の少年団連盟、経団連自然保護協議会、NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟

    局長挨拶
    近畿中国森林管理局 髙野局長挨拶
      今回で3回目となる「森林環境教育(森林ESD)活動報告・意見交換会」を、1月27日(土曜日)近畿中国森林管理局大会議室において開催しました。
      今回は、幼児期の事例を含めて募集を行い、ESD(Education for Sustainable Development 持続可能な開発のための教育)の視点で見直した実践の成果や活動団体の役割、また保幼小連携などを考え、成果の共有、相互交流、連携や活動の活性化を通じた森林環境教育(森林ESD)の普及を目的に実施しました。
      当日は、教育機関・自治体・活動団体など75団体125名の参加があり、3つの講演と8事例12団体から教育機関と活動団体が連携して取り組む森林環境教育の事例報告、パネルディスカッションを行いました。
      始めに主催者として近畿中国森林管理局髙野局長より、「多くの参加に感謝し、前日に開催された『“森と自然を活用した保育・幼児教育”に関する自治体勉強会 in 関西』とこの意見交換会を合わせ、今後の森林環境教育の推進に、より大きな貢献となることを期待しています。」と挨拶を受け、開会しました。

    山下教授
    山下 宏文 氏
    内田理事長内田 幸一 氏 木俣知大課長
    木俣 知大 氏
     
    講演
     京都教育大学教授 山下宏文氏   講演資料(PDF : 1,595KB)
        「過去2回の取組成果と年代をつなぐ森林ESDの取組の視点」

     NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟理事長 内田幸一氏
        「幼児教育における森林体験学習」

     公益社団法人国土緑化推進機構政策企画課長 木俣知大氏   講演資料(PDF : 8,791KB)
        「幼稚園教育要領、保育所保育指針、学習指導要領の改訂と森林ESD」

      講演では、京都教育大学の山下宏文教授より、森林ESDの視点についてや過去2回の取組の成果の報告を受け、NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟の内田幸一理事長より、内田さんが運営する森のようちえんの活動の紹介後に、森のようちえんの運営の考え方や、子ども達に自然環境の中でどう意識化させていくかを考えていることなどが話されました。
      国土緑化推進機構の木俣知大課長からは、森林ESDの視点から、学習指導要領改訂を踏まえて教育に求められるものや、そのための支援・協働の体制の動きなどが報告されました。
     
      事例報告は、幼児教育関係が5事例、小学校関係が3事例について行われ、こども園や森のようちえん・小学校と森林・里山で活動する団体との連携事例、保育のための野外活動施設からの報告、生涯教育として木育を実践する教育委員会とこども園の事例、地域の風土・文化から学ぶことに視点をおいた活動での小学校と活動団体との連携事例などが報告されました。
      報告からは、連携によって活動団体自身も活性化していることや、地域での繋がりが深まり、さらに取組が拡がっていること、森の中で子ども達が生き生きと体験をしていること、そうした中から子ども同士で考え共同して取り組む姿が生まれていることなど、それぞれ多様な背景を持った事例として体験・実践の報告がありました。

    岡本麻友子 森川生一 澁谷太郎 吉野町教育委員会 萩のゆき
    小杉美恵子 西北千絵子 栗川万須美 高見累 国廣幸一
    事例発表者   上段左から 発表者の岡本さん、森川さん、澁谷さん、紙森さん、阪口さん、中山さん、萩のさん
                     下段左から 発表者の小杉さん、西北さん、栗川さん、高見さん、国廣さん

    事例発表1-1  社会福祉法人顕陽会すみだこども園  西北千絵子さん (和歌山県)
      発表資料(PDF : 9,868KB)   分析シート(PDF : 107KB) 
    事例発表1-2   橋本ひだまり倶楽部  小杉美恵子さん (和歌山県) 

      発表資料(PDF : 3,504KB)   分析シート(PDF : 116KB) 

    事例発表2-1   森のようちえんウィズ・ナチュラ  岡本麻友子さん (奈良県)
      発表資料(PDF : 3,361KB)   分析シート(PDF : 369KB)
    事例発表2-2   明日香森林環境教育フィールド「Forest River」  森川生一さん (奈良県)
      発表資料(PDF : 6,531KB)

    事例発表3    森のようちえん ことこと   澁谷太郎さん  【連携先:木こりの会】  (岡山県)            

      発表資料(PDF : 9,336KB)    分析シート(PDF : 1,773KB)

    事例発表4    公益社団法人 京都市保育園連盟 八瀬野外保育センター  高見 累さん (京都府)                               
      発表資料(PDF : 8,261KB)       【連携先:京都市内の保育園・幼稚園】

    事例発表5    吉野町教育委員会  紙森智章さん、吉野町立わかばこども園  中山智美さん
                     
    森林インストラクター  阪口榮治さん 
     【連携先:吉野町内幼小中学校】  (奈良県)                               

      発表資料(PDF : 15,791KB)   分析シート(PDF : 180KB)   

    事例発表6-1   橋本市立清水小学校  栗川万須美さん (和歌山県)
      発表資料(PDF : 13,623KB)   分析シート(PDF : 120KB) 

    事例発表6-2   橋本ひだまり倶楽部  小杉美恵子さん (和歌山県)

      発表資料(PDF : 3,357KB)   分析シート(PDF : 134KB)  
     
    事例発表7   土地に根ざした学びの場・まるやま組  萩のゆきさん  【連携先:輪島市立三井小学校】  (石川県)  

      発表資料(PDF : 4,462KB)   分析シート(PDF : 149KB)  

    事例発表8    箕面市立止々呂美小学校  国廣幸一さん  【連携先:NPO法人とどろみの森クラブ】  (大阪府)                      

      発表資料(PDF : 5,995KB)  分析シート(PDF : 293KB) 
                                   

    パネルディスカッション
      元地球緑化センターの金井久美子さんの進行で、講演者と発表者によるパネルディスカッションを行い、森での活動で感じることや連携による変化・保幼小の接続など、それぞれの活動の中で感じていることが語られました。
      講師からは、「森林・自然が持っている教育力をあらためて感じた。」「子ども達が正しく育っていく環境が森林にはあるが、そうではない違う環境でどう育てていくかを実践できるかが問われる。だからESDがある。」「発表事例から、質の高い体験が行われており、活動がESDとして成り立っているかを考えてもらえた。幼児期でしかできないことがあり、森林体験の意義ということを考えてもらいたい。」などの意見が出されました。
    パネルディスカッション1 パネルディスカッション2 パネルディスカッション 金井久美子
           
    冨永茂 新田章伸 高井秀章 上段:パネルディスカッション
    右端 司会の金井久美子氏

    下段:主催・共催挨拶
    左から
    冨永茂氏、新田章伸氏、高井秀章氏
    閉 会
      最後に、主催・共催団体から、公益社団法人国土緑化推進機構の 冨永茂 政策企画部長は「森の力、子どもの力を信じることの大切さを学んだ。関係者がどうやって連携していくかが大事で、信頼関係が生まれることでいいものができていく。国土緑推としても支援活動を取り組んでいく。」と挨拶。
      エコネット近畿の 新田章伸 副理事長からは、「いろんなところに成功事例がある。出会いや学び合うことが大事であり、こうした場を活かしてもらいたい。エコネット近畿でも交流の場を企画している。」と挨拶。
      近畿中国森林管理局の 高井秀章 森林整備部長からは、「ESDは、地球市民の一員として考えることのできる能力を育てるということ。地球全体の未来を考える思考の一つに、森林体験が活かされていければと考える。この会では、いろいろな立場の方々が意見交換できたことはよかった。この後の時間でさらに交流を深めてもらい、参加した意義を高めてもらいたい。」との挨拶を受け、閉会しました。

    ※ アンケート
      参加者アンケートからは、参加しての感想・事例発表の感想とも、大変参考になった、参考になったを合わせて、90%と高い評価を得ました。また、ESDを取り入れたいと50%の回答があり、連携・協働に取り組みたいも53%と、それぞれすでに実践している人が20~30%いる中で、これから取り組みたいとする意見が多く出されました。  感想からも、「大変勉強になった」「地域でも活動を進めたい」「連携や接続を考えたことはなかったが、関わり方を考えたいと思った」「環境教育や体験学習へのアプローチの仕方について選択の幅が拡がった」「いろいろな事例から自分の中で具体的イメージが膨らんだ」など学びや意欲に繋がる感想が出ていました。

    アンケート結果より  (個人アンケート集約 30名分)
      (ア)参加をしての感想
         大変参考になった 57%、参考になった 33%、ならなかった 0、わからない 3%、空欄 7%
       評価◆大変参考になった、参考になったが、90%と高い評価を得た。
      (イ)事例発表について参考になりましたか
       大変参考になった 57%、参考になった 33%、ならなかった 0、わからない 3%、空欄 7%
       評価◆大変参考になった、参考になったが、90%と高い評価を得た。
         ◆事例毎の取組の視点・成果から学ぶ場となった。
      (ウ)参加者交流で得るものがありましたか
       多くあった 30%、あった 50%、なかった 3%、わからない 3%、空欄 13%
       評価◆80%の参加者が得るものがあったと回答。
         ◆活動団体などの交流の場の提供ができた。
      (エ)ESDの活動を取り入れたいと思いましたか
       取り入れている 33%、取り入れたい 50%、思わない 0、わからない 10%、空欄 7%
       評価◆ESDの視点を活動を、取り入れている33%、取り入れたい 50% と回答。
         ◆ESDの視点での活動の促進に繋がるものとなった。
      (オ)連携・協働に取り組みたいと思いましたか
       取り組んでいる 23%、取り組みたい 53%、思わない 0、わからない 10%、空欄 13%
       評価◆連携・協働を取り組みたいと53%の参加者が回答。
         ◆連携・協働の促進を図ることに繋がるものとなった。
    主な意見
    ◆系統性を持つとともに、広い視野で取組を進めておられる発表を聞いて、取組に足りない部分を感じました。
    ◆いろいろな形で活動されている事例が聞けたので、自分ならば・・というイメージを膨らませることができた。
    ◆森林で活動を体験すればよし、といったものにならないよう、進めていくためにはやはりきちんとそれを捉えられる人材が大事だなと感じます。
    ◆分析シートによって、森林環境教育とはという意義についてあらためて共有出来た。
    また、想いやニュアンスを文章化することに意義を感じた。課題も洗い出された。
    ◆各立場からの声が聞けてたのしかった。
    ◆どの地域も熱心でたいへん勉強になりました。地域でも活動を進めていきたい。
    いろんな機関の方々と話ができ、自分のこれからの仕事の幅が広がったと思う。

    参加者125名

    内訳  一般参加79(内 自治体関係21、幼児教育関係19)、発表団体関係27、講師2、主催・共催関係17
    ・所属団体等75団体
    ・参加者住所1都2府15県(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、和歌山県、奈良県、三重県、島根県、岡山県、
                                     広島県、愛媛県、石川県、岐阜県、長野県、東京都、神奈川県、千葉県、秋田県)

     参加者交流1 参加者交流2 参加者交流3 参加者交流4
    ※ 教科書展
      当日隣の会場で、サイドイベントとして、京都教育大学附属図書館の協力のもと、森林、林業、環境に関する小学校の教科書及び副読本の展示を行いました。
      活動報告・意見交換会の参加者の多くが訪れ、戦前から現在に至る教科書の林業や森林に関する記述に触れ、小学校の授業における位置づけの変遷について思いを巡らせました。
    教科書展2


    プレスリリース(PDF : 2,659KB)
    チラシ(PDF : 2,529KB)

    H29森林ESD募集表面


    H29森林ESD募集裏面
    問合せ先
       箕面森林ふれあい推進センター
       担当:池田
              TEL:050-3160-6727
              FAX:06-6881-2055
              メール:kc_fureai@maff.go.jp
     




    平成28年度 
    森林環境教育(森林ESD)活動報告・意見交換会を開催しました

    目  的   教育機関と地域団体等が連携・協働して取り組んでいる学校における多様な実践事例や講演から学び、連携・協働のあり方やどのような視点で活動していくかの方向性をESDの視点から考え、成果の共有化・相互交流により、教育機関と森林環境教育に取り組む地域団体等の連携・協働の促進や活動の活性化、森林環境教育(森林ESD)の普及を図ります。
    日  時   平成29年1月28日(土曜日) 10時~17時
    会  場   近畿中国森林管理局大会議室及び森林のギャラリー   (大阪市北区天満橋1-8-75) 

      3つの講演と6事例13団体による活動報告、参加者による意見交換会を行いました。
    今回の取組では、教育機関と地域団体等が連携・協働して取り組んでいる学校における森林体験学習の実践事例から学び、どのような視点で活動していくかをESDの視点から考え、連携・協働の促進による活動の活性化と森林環境教育(森林ESD)の普及を図ることを目的に開催しました。
    開催にあたり主催者を代表して近畿中国森林管理局馬場局長より「各団体の取組報告から、活発な意見交換、そして交流を深めていただければと考えております。この会を契機に森林を活用したESD、森林環境教育にかかわる皆さま方の活動・取組がさらに進展することを期待しています。」と挨拶を受け開会しました。
    今回は、森林環境教育の普及活動に取り組む公益社団法人国土緑化推進機構と近畿地域の環境活動団体の活動を支えるNPO法人近畿環境市民活動相互支援センターと共催で開催し、そのネットワークの成果として、9都府県から48団体87名と多様な団体等から参加がありました。
    H29.1.28局長挨拶
    近畿中国森林管理局
    馬場局長

    講演

      渡辺室長からは、学習指導要領の改訂の中での学校と地域との連携のあり方の今後の方向や文科省として取り組む土曜学習応援団について、木俣課長からは、教育現場に森林との関わりをいかにして取り込むかを議論している内容について、山下教授からは、森林環境教育(森林ESD)の目指しているものについて、話題提供され、
      参加者からは、「土曜学習応援団について関心を持った」「学習指導要領の動きや文科省での支援対策など情報を知ることができた」「取り組む方向など理解が深まった」「ESDや森林環境教育の目的などがわかりやすく理解できた」など、それぞれの講演から「学ぶことが多くあった」との意見が寄せられました。


      文部科学省生涯学習政策局社会教育課
                     地域・学校支援推進室長渡辺栄二 氏     渡辺室長講演資料(PDF : 8,875KB)

        『地域と学校の連携・協働の推進について』
        ~幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等
          の改善及び必要な方策等について(中教審答申)も踏まえ~
      公益社団法人 国土緑化推進機構政策企画部課長木俣知大 氏   木俣課長講演資料(PDF : 2,649KB)
        これからの「森林ESD」の促進に向けて
          ~「森林・林業基本計画」及び「学習指導要領」改訂に対応して~
      京都教育大学教授山下宏文 氏     山下教授講演資料(PDF : 177KB)
         「森林ESDのとらえ方」
    H29.1.28渡辺室長
    文部科学省
    渡辺室長
    H29.1.28木俣課長
    国土緑化推進機構
    木俣課長
    H29.1.128山下教授
    京都教育大学
    山下教授
      ※ 文部科学省関連サイト: 土曜学習応援団

    活動報告

    事例報告では、学校の授業で行われている森林体験学習の6事例について、学校の先生と学習を支援する地域団体等が、それぞれの立場から活動の成果や課題を発表しました。参加者からは、「双方の立場からの取組や課題を聞くことができてよかった」「今後の活動を考える参考となった」などの意見が出され、今後の取組に繋がるものとなりました。
    また、分析シートについて、「細かく目標設定がされ参考になった」「これまでの取組をESDの視点から再確認し今後の方向性を考えることができた」など、活動の整理やESDの普及に繋がるものとして評価されました。
    H29.1.28事例報告2 H29.1.28発表風景2

    事例(ア) 「河内小学校学校林活動」                                  河内小学校・里山倶楽部(PDF : 2,537KB)
              NPO法人里山倶楽部   新田章伸 (副代表理事)   分析シ-ト河内小学校・里山倶楽部(PDF : 209KB)
              河南町立河内小学校      内山裕生 (教頭)          

    事例(イ) 「大津市立志賀中学校環境学習の取り組み」           志賀中学校(PDF : 11,820KB)
              大津市立志賀中学校   河野卓也 (主幹教諭)         分析シート志賀中学校(PDF : 200KB)
        「志賀中学校1年環境学習7年間の変遷」                比良里山クラブ(PDF : 935KB)
              一般社団法人比良里山クラブ   三浦美香 (代表理事) 

    事例(ウ) 「水のつながりプロジェクト」        森と水の源流館(PDF : 7,005KB)
              森と水の源流館   木村全邦       分析シート森と水の源流館(PDF : 166KB)
              (連携先:川上村立川上小学校、橿原市立香久山小学校)

    事例(エ) 「学校林の財産的価値の変容に対応した活用の仕方の検討に向けて」    米川小学校(PDF : 12,714KB)
              下松市立米川小学校(米泉湖緑の少年隊)  村田泰伸 (教頭)            分析シート米川小学校(PDF : 239KB)
              米川地区教育造林振興会   安永槌男 (会長)

    事例(オ) 「地域に根ざす特色ある学校づくりをめざして」             峰田小学校(PDF : 4,160KB)
              庄原市立峰田小学校   池田周三 (校長)                    分析シ-ト峰田小学校(PDF : 222KB)
             「アサヒの森」の適正な森林管理と地域との協働の活動    アサヒの森環境保全事務所(PDF : 2,321KB)
              アサヒグループホールディングス(株)アサヒの森環境保全事務所   田盛一男

    事例(カ) 「箕面の森ってすごい!!だから、みんなに伝えよう!」   豊川北小学校(PDF : 6,422KB)
              箕面市立豊川北小学校   上田泰稚 (教諭)               分析シート豊川北小学校(PDF : 208KB)
             「箕面『森の探検隊』の取り組み」                             大阪青山大学(PDF : 2,730KB)
              大阪青山大学   萩原憲二 (准教授)
             「箕面『森の探検隊』プログラムの取組」                      箕面ふれセン(PDF : 4,545KB)
              大阪森林インストラクター会   金子 譲 (事務局長)
              箕面森林ふれあい推進センター   柴田隆文               分析シ-ト箕面ふれセン(PDF : 202KB)

    意見交換会

      意見交換会では参加者が8班に分かれて、「森林ESDの感想・疑問」「教育機関と地域団体等の連携・協働の課題」のふたつのテーマで、話し合いを行いました。
      議論を深める時間が少ないとの意見もありましたが、立場の違う人との交流により「先生も団体も苦労していることなど思いがわかった」「いろいろなところで活動が取り組まれていることを実感した」「森林ESDに取り組む団体が多くあることに驚いた」など、参加者同士の意見交換でも学び合いがありました。
    H29.1.28意見交換1 H29.1.28意見交換会2

    閉会

      最後に、主催・共催団体を代表して挨拶があり、公益社団法人国土緑化推進機構の冨永政策企画部長からは「それぞれの機関同士の信頼関係をいかに作るかが重要。企業がCSRとして取り組むように、地域団体も『森』を活用しての取組をPRしてもらいたい。そして、学校と団体・行政とをつなぐ取組など、近中局の動きを全国に発信して推進してもらいたい」と挨拶。
    NPO法人エコネット近畿の平田理事長からは「人を育てることが大事であり、森林ESDは、若い時期に『体験し、楽しませ、実感させること』が大事とあらためて感じた。今日は、次に繋がるヒントと輪をもらった。みんなで輪を拡げることで成果を広めていきましょう」と挨拶。
    最後に近畿中国森林管理局の高井森林整備部長から「今日の情報・交流で得たものを、皆さんがどのように活動に繋げてもらえるか楽しみ。ESDが目指していることが、『森林』にすべて盛り込まれているんだということも再認識して取り組んでください」と挨拶。
    活動報告・意見交換会を終了しました。

    H29.1.28冨永部長
    国土緑化推進機構
    冨永部長
    H29.1.28平田理事長
    NPO法人エコネット近畿
    平田理事長
    H29.1.28高井部長
    近畿中国森林管理局
    高井部長
    H29.1.28参加者交流 H29.1.28意見1班
    画像を拡大できます
    H29.1.28意見5班
    画像を拡大できます

    参加者交流

      閉会後、森林管理局1階の森林のギャラリーで、参加者交流を行いました。活動報告をされた団体の紹介パネルの前で、それぞれが交流を深めました。

    アンケート結果より

      意見の中では、「活動の意義を整理できるよい機会になった」「違う立場の人たちの思いや苦労を聞けたことで今後の連携を考える上で役にたつ」「学校とのプランニングの目標設定などに参考となった」「連携をとることの難しさを感じた」「こういう場を継続して取り組んでほしい」など、学びや交流から評価する意見が多く寄せられました。
      また、「ESDの理解をさらに深める必要がある」「質疑時間が少ない」「意見交換会の参加が少なかった」「議論が深まらなかった」「安全対策の議論がなかった」などの意見もあり、次回への課題となりました。

    参加者アンケートから(30名回答)
      「全体の感想」大変参考になった50%、 参考になった47%
        ◎97%から参考になったと高い評価を得た。
      「ESDを取り入れたいか」取り入れている23%、 取り入れたい60%
        ◎今後取り入れたいが60%と、ESDの普及に繋がるものとなった。
      「学習指導要領の改訂知っていたか」知っていた33%、 知らなかった63%
        ◎63%が知らなかったと回答。学習指導要領の改訂内容の浸透を図ることができた。
      「連携・協働について」取り組んでいる27%、 取り組みたい53%
        ◎53%が連携・協働に取り組みたいと回答。今後の取組に繋がるものとなった。


      箕面森林ふれあい推進センターでは、共催団体とも連携し、活動団体、教育機関、文部科学省や環境省・府県関係、指導的立場の方など、公的機関や教育関係・活動団体等へのアプローチを行い、多様な組織の参加を得ることができました。
      その結果、多様な実践事例や講演、意見交換会を通して、多くの学びがあり、参加者同士の交流も深まり、連携を模索するきっかけにも繋がっています。
      こうした多様な機関・団体等が集まり、学びや交流ができる場はまだ少なく、今後も続けてもらいたいとの意見が多く寄せられており、「森林環境教育の普及」に取り組むふれセンの事業として、引き続き連携を図りながら取り組んでいきます。


    募集チラシ

    募集チラシ(PDF : 1,112KB)

     

    募集案内(PDF:114KB)

     


















    森林管理局案内地図地図はこちら(印刷ダウンロードできます)(PDF:46KB

    平成27年度 

    活発な交流が行われた「森林環境教育(森林ESD)活動報告・意見交換会」

    1月25日(月曜日)、近畿中国森林管理局大会議室において「森林環境教育(森林ESD)活動報告・意見交換会」を開催し、14団体による活動報告と参加者全員による意見交換会を行いました。
    今回の取組は、森林環境教育をESDの視点で捉え直すことで、活動の目的や意義、改善点、森林が持つ多様性を再認識することと、実践事例の報告、意見交換会を通じて、活動の活性化と森林を活用した環境教育(森林ESD)の普及を図ることを目的に開催しました。
    実施にあたっては、ESDをキーワードに多くの活動団体の参加をめざして、箕面森林ふれあい推進センター単独ではなく、従来から環境教育活動の支援に取り組んでいる近畿環境パートナーシップオフィス(きんき環境館)と大阪環境パートナーシップネットワーク「かけはし」と新たに連携し、三機関共催として開催しました。
    当日は、報告団体の関係者の外、一般募集での参加者、主催三機関併せて、10都府県から80名を超える参加者となり、所属団体で見ると40を超える団体からの参加と、三機関共催として取り組んだ成果といえるものとなりました。

    森林管理局長
    近畿中国森林管理局
                    馬場局長

    活動報告

    活動報告は、企業関係3、教育委員会1、学校1、森林インストラクター会1、環境学習施設1、NPO等7団体から、それぞれ特徴ある活動が報告され、
    参加者からも「いろいろな団体・企業の取組を具体的に聴くことができてよかった」「団体が様々な組織や人と手を組み、活動の拡がりを感じた」
    「大変参考になった」との意見が多く寄せられました。

    発表風景 発表風景2 発表会会場風景 発表会会場風景2


     







    講評

    発表内容を踏まえて京都教育大学の山下宏文教授から、学校教育との連携をいかに図るかについて、ESDの視点と森林環境教育のポイントについて話され、参加者から「ESDについて理解が深まった」「自分たちの活動で、何に取り組み、何が欠けているか、外部との連携など、考えるきっかけとなった」「これからの活動で学校を意識していくことが必要と感じた」などの感想が出されていました。
    特に発表団体は、事前にESD分析シートの作成に取り組んだことから、そのことが発表に活かされ、山下教授の講評によりESDの視点についてより理解を深めることができたとの意見が出されるなど、ESDの普及に繋がるものとなりました。

     

    講評資料(PDF:134KB)

    京都教育大学山下教授
    京都教育大学 山下教授

     意見交換会                                                                                                                                                      

    意見交換会では、5名程度のグループに分かれて、企業とNPO、教育とNPOなどの組合せで、「森林ESDで大切にしたいこと」をテーマにして話し合いを行いました。ワールドカフェ方式により組み合わせを替えて、より多くの方の意見を取り入れる工夫も行い、「もっと時間が欲しかった」との声が出るほど、熱心に意見交換が行われていました。また「同志的存在を見つけられた」と交流の成果も報告されています。

    (写真:右から箕面森林ふれあい推進センターの才本所長、近畿環境パートナーシップオフィスの赤石さん、大阪環境パートナーシップネットワーク「かけはし」の逸見会長 ) 

    ふれセン所長 近畿環境館赤石 かけはし逸見会長

    グループに分かれて意見交換 

    意見交換1 意見交換2 意見交換3











    森林のギャラリーでの参加者交流

    閉会後は、森林管理局1階の森林のギャラリーを使って、参加自由の「参加者交流」を呼びかけたところ、発表団体活動紹介パネルの前で活発な交流が行われ、「興味のあった発表団体の方と直接話ができ、大変有意義な時間を得た」など、時間いっぱいまで、参加者による交流が行われました。
                              

    参加者交流1 参加者交流2 意見交換会メモカード1 意見交換会カード2









     

     アンケート結果より

    アンケートの感想では、「三機関による企画は画期的なことであり、来年もぜひ続けて欲しい」「環境活動に関わる様々な団体にとって学び多く、意義ある会であった」「今後の新たな課題やチャレンジしたいことが増えた」「いろんな地域のバラエティに富んだ多くの活動報告を聴くことができてよかった」など、評価する意見が多くありました。
    また、学校や先生との連携をどうすればよいか、学校関係者との意見交換の場を要望する意見も多くあり、来年度への課題となりました。

    個人アンケートから(51名回答)
    ESDへの理解が深まる      参加して理解できた   89%
    ESDの視点での活動は     すでに実施   29%、取り入れたいと思った    47%
    活動報告参考になったと回答   98%
    意見交換会で、得るもの・出会いがあったと回答   72%
    全体として、今後の活動に役だつと回答   96%

    アンケート集計結果

    活動報告発表団体 14団体 集計結果(PDF:122KB)      参加者 51名分 集計結果(PDF:131KB)
     

    活動報告発表団体(発表順)

    活動概要

    発表データ

    分析シート

     NPO法人 キッピーフレンズ  概要  (PDF : 332KB)  発表(PDF:313KB)  シート  (PDF : 298KB)
     京都森林インストラクター会  概要  (PDF : 219KB)  発表(PDF:1,023KB)   シート  (PDF : 286KB)
     アサヒビール(株) アサヒの森環境保全事務所  概要  (PDF : 222KB)     
     大山横手道上ブナを育成する会  概要  (PDF : 216KB)  発表(PDF:665KB)   シート  (PDF : 237KB)
     サントリーホールディングス(株)  概要  (PDF : 215KB)    
     岡山県西粟倉村教育委員会  概要  (PDF : 216KB)   発表(PDF:1,156KB)   シート  (PDF : 296KB)
     学校法人 YMCA学院高等学校  概要  (PDF : 218KB)  発表  (PDF : 835KB)   シート  (PDF : 285KB)
     NPO法人 とよなか市民環境会議アジェンダ21  概要  (PDF : 218KB)   発表  (PDF : 1,190KB)   シート  (PDF : 287KB)
     NPO法人 クワガタ探検隊  概要  (PDF : 222KB)  発表(PDF:2,666KB)   シート  (PDF : 282KB)
     NPO法人 イー・ビーイング  概要  (PDF : 224KB)  発表(PDF:542KB)   シート  (PDF : 286KB)
     極楽橋森林整備プロジェクト実行委員会  概要  (PDF : 215KB)   発表(PDF:515KB)   シート  (PDF : 281KB)
     NPO法人 バイオマス丹波篠山  概要  (PDF : 209KB)  発表(PDF:1,904KB)   シート  (PDF : 285KB)
     公益財団法人 吉野川紀の川源流物語  概要  (PDF : 216KB)   発表(PDF:2,849KB)  シート  (PDF : 284KB)
     NPO法人 地球と未来の環境基金  概要  (PDF : 216KB)     

     
      意見交換会チラシはこちら(印刷・ダウンロードできます。)(PDF:1,296KB)

    H27意見交換会チラシ1H27意見交換会チラシ2

     

     

    お問合せ先

     

    箕面森林ふれあい推進センター
    ダイヤルイン:050-3160-6745
    FAX:06-6881-2055

    郵便番号530-0042
    大阪市北区天満橋1丁目8-75
    近畿中国森林管理局庁舎3階

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