地球温暖化防止に向けて
-森林の果たすべき役割-
地球温暖化は、大気中に存在する二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度が上昇することが原因だと考えられています。
地球温暖化を防ぐためには、大気中への二酸化炭素放出を減らし、さらに、大気中から二酸化炭素を取り除くことに取り組む必要があります。
植物には、半永久的に利用可能な太陽からの光エネルギーを利用して、大気中の二酸化炭素を有機物として固定するという重要な働きがあり、特に樹木は幹や枝などの形で大量の炭素を蓄えています。
また、製品としての木材を住宅や家具等に利用することは、木材中の炭素を長期間にわたって貯蔵することにつながります(炭素貯蔵効果)。さらに、木材は、鉄等の資材に比べて、製造や加工に要するエネルギーが少なく製造・加工時の二酸化炭素の排出量が抑制されることになります(省エネ効果)。また、木材のエネルギー利用は、大気中の二酸化炭素濃度に影響を与えない「カーボンニュートラル」な特性を有しており、化石燃料の使用を抑制することができます(化石燃料代替効果)。
ここでは、地球温暖化の防止への森林の貢献、地球温暖化を巡る国際約束における森林の位置づけ、日本の温室効果ガス排出削減の目標などについて解説します。
主な内容
森林は二酸化炭素を吸収し温暖化防止に貢献しています
トピックス:森林はどのぐらいの量の二酸化酸素を吸収しているの?
森林吸収量算定方法に関する検討会
森林吸収量の算定結果
2022年度の森林吸収量の算定結果森林吸収量の推移(PDF : 359KB)
パリ協定(2020年以降)の下での目標
京都議定書の下での取組
トピックス:京都議定書とは
トピックス:森林吸収量の計上対象となる森林とは
トピックス:HWP(伐採木材製品)などの取り扱い
京都議定書第一約束機関(2008年~2012年)の目標と結果
京都議定書第二約束機関(2013年~2020年)の目標と結果
トピックス:第二約束期間(2013~2020年)のルールはどうなっていたの?
よくある質問
関連サイト
- 地球温暖化に関する環境省ホームページ(外部リンク):地球環境・国際環境協力(環境省)
- 日本国の温室効果ガス目録の作成及び関連調査研究等を行う温室効果ガスインベントリオフィスホームページ(外部リンク):温室効果ガスインベントリオフィス(国立環境研究所)
- 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所での気候変動関連の研究概要(外部リンク):森林総合研究所 生物多様性・気候変動研究拠点
- カーボンニュートラルと森林や暮らしの中の木材利用との関わりについて分かりやすくまとめたパンフレット(外部リンク):「森林と気候変動」キッズ版・おとな版(国土緑化推進機構)
関連事業
お問合せ先
森林整備部森林利用課
担当者:森林吸収源企画班
代表:03-3502-8111(内線6213)
ダイヤルイン:03-3502-8240