森林はどのぐらいの量の二酸化炭素を吸収しているの?
スギの36~40年生の人工林がこれまでに吸収してきた量と1年間に吸収する量
樹木が吸収し蓄積する二酸化炭素の量は一本一本異なっています。例えば、適切に手入れされている36~40年生の スギ人工林は1ヘクタール当たり約302トンの二酸化炭素(炭素量に換算すると約82トン)注1を蓄えていると推定されます。
また、この36~40年生のスギ人工林1ヘクタールが1年間に吸収する二酸化炭素の量は、約8.8トン(炭素量に換算すると約2.4トン)と推定されます。
スギの吸収量と身近な二酸化炭素排出量とを比較してみましょう
1世帯から1年間に排出される二酸化炭素の量は、2017年の場合、4,480キログラム注2でした。 これは、36~40年生のスギ約15本注3が蓄えている量と同じぐらいです。また、この排出量を、40年生のスギが1年間で吸収する量に換算した場合、スギ509本分注3の吸収量と同じぐらいということになります 。
注1 二酸化炭素量に12/44を掛けると、炭素量となります。
注2 出典:温室効果ガスインベントリオフィスウェブページ(2019年公開値)
注3 40年生のスギ人工林、1ヘクタールに1,000本の立木があると仮定した場合。
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国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 国際連携・気候変動研究拠点> 森林による炭素吸収量をどのように捉えるか
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