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木づかい運動でウッド・チェンジ!

更新日:令和6年10月23日

木づかい運動でウッド・チェンジ!

木づかい運動について

木材を使うことは、森林とつながっています

日本は国土の約3分の2を森林が占める、世界でも有数の森林国。その森林の約4割は人が木を植えて育てた人工林です。現在、戦後に造林された多くの人工林が、本格的な利用期を迎えており、資源量は年々増加していますが、木材の利用は十分に進んでいないのが現状です。

木材を使うことは、「伐って、使って、植えて、育てる」という人工林のサイクルの一部。二酸化炭素(CO2)の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させるためにも、木材を使って森を育てることは大切なことです。人工林を伐って使うとともに、植えて育てることを進めていくことで、未来につながる森林の持続的なサイクルが保たれるのです。

木材を使うことは、環境にも、暮らしにも、いいことがあります

木は二酸化炭素(CO2)を吸収し酸素(O2)を放出して、炭素(C)を体内に蓄え、成長します。その木を木製品や住宅として利用すると、その間は、二酸化炭素を放出することなく蓄え続けます。そして、伐採した跡地にまた、適切に木を植えることで、その木また二酸化炭素(CO2)を吸収し成長していくという、森林のサイクルが保たれ、地球温暖化の防止にもつながっているのです。

木材を使うことは、私たちの暮らしにもよいことがあります。床材に利用した際の衝撃緩和作用や、室内の湿度を調節する効果、そして香りによるリラックス効果など、木材には色々な働きがあります。木材の良さを経験的に感じている人は多いかも知れません。最近では、血圧が下がる、といった計測データに基づいた、リラックス状態の評価なども進んできています。

木づかい運動の展開

林野庁では、こうした木材を利用することの意義を皆さんに知っていただき、暮らしの中に木材製品を取り入れることで、日本の森林を育てていく運動として、「木づかい運動」を展開しています。また、その一環として、子どもから大人までを対象に、木材や木製品との触れ合いを通じて木材への親しみや木の文化への理解を深めて、木材の良さや利用の意義を学んでもらうための活動である「木育」についても推進しています。

木を「つかい」、山や森林、生活や環境へ「気づかい」。ぜひ、身近なところから「木づかい」に取り組んでみませんか?

お知らせ

ウッド・チェンジ特設サイトについて

国産木材を使った様々なジャンルの木製品や、木にまつわる様々なコラムなど、木を取り入れたライフスタイルに関する魅力的なコンテンツ満載の「ウッド・チェンジ特設サイト」はこちら!(外部リンク)

みんなの一歩で、社会を進める!森や木のこと、木育でしろう!

ウッド・チェンジ特設サイトバナー

ウッド・チェンジロゴマークについて

「ウッド・チェンジ」とは、

  • 身の回りのものを木に変える
  • 木を暮らしに取り入れる
  • 建築物を木造・木質化する

など、木の利用を通じて持続可能な社会へチェンジする行動を指します。

ウッド・チェンジロゴマークは、「ウッド・チェンジ」の趣旨に賛同し、木材利用の取組を積極的に推進していることのPRにご使用いただけます。

ロゴマークの使用申請等、詳細はこちらをご覧ください。

ウッド・チェンジロゴマーク

木づかいに関する動画

木づかいシンポジウム2023ダイジェストムービー 
【YouTube MAFFチャンネル】


令和5年10月24日に開催しました「木づかいシンポジウム2023」の様子をダイジェストムービーでご紹介します。

木づかいジャパン
【YouTube MAFFチャンネル】


あなたの木づかいが、森を育て、サステイナブルな未来を創る林業・木材・建築の川上から川下まで木づかいを作る方々のストーリームービーを公開しています。


木づかいシンポジウム2022ダイジェストムービー
【YouTube MAFFチャンネル】


令和4年10月7日に開催された「木づかいシンポジウム2022」の様子をダイジェストムービーでご紹介します。

木づかいシンポジウム2022(Sustainable Forest Symposium2022)(外部リンク)

WOOD CHANGE コンセプトムービー「木に変えて、変わったのは暮らしとワタシ。」
【YouTube MAFFチャンネル】


『WOODCHANGE』
木を暮らしに取り入れることで、生活に温もりや癒やしが生まれます。
さぁ、あなたの暮らしにもっと「木」を取り入れませんか?

    東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における木づかいについて

    東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて建設された競技会場等では、全国各地から調達された木材がふんだんに利用されていますので御紹介します。
    それぞれ、日本の木の文化や技術力を活かした施設となっています。

    詳細はこちらをご覧ください。

    有明体操競技場(Tokyo 2020 / Uta MUKUO)


    ⼤会後に解体された⽊材は、各⾃治体の公共施設などでレガシーとして活⽤されていますので御紹介します。




    詳細はこちらをご覧ください。

    神奈川県相模原市(本庁舎総合案内カウンター)

    木材利用促進月間について

    「都市(まち)の木造化推進法」において、「木材利用促進月間」が10月、「木材利用促進の日」が10月8日(※)に設定されています。
    漢字の十と八を組み合わせると「木」になることにちなむ。

    林野庁では、毎年10月を「木材利用促進月間」として木材利用を推進する集中的な活動を行っています。
    木材利用促進月間には、行政や各種団体、企業等により、「木づかい運動」の推進にかかるイベントの開催など、全国で様々な取組が展開されます。

    詳細はこちらをご覧ください。
    イベント情報はこちらをご覧ください。

    ウッドデザイン賞について

    「ウッドデザイン賞」は木の良さや価値を再発見できる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する顕彰制度です。
    これによって木のある豊かな暮らしが普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的としています。

    詳細はこちらをご覧ください。



    ウッドデザイン賞バナー

    木育について

    「木育(もくいく)」の取組は全国で広がっており、木のおもちゃに触れる体験や木工ワークショップ等を通じた木育活動や、それらを支える指導者の養成のほか、関係者間の情報共有やネットワーク構築等を促すイベントの開催など、様々な活動が行政や木材関連団体、NPO、企業等の幅広い連携により実施されています。

    林野庁においても、子どもから大人までを対象に、木材や木製品との触れ合いを通じて木材への親しみや木の文化への理解を深めて、木材の良さや利用の意義を学んでもらうという観点から、木育の取組を推進しています。

    詳細はこちらをご覧ください。

    木のおもちゃで遊ぶこども(木育)

    ウッド・チェンジ協議会(旧ウッド・チェンジネットワーク)について

    戦後造成された人工林が利用期を迎える中で、森林資源を循環利用し林業の成長産業化を実現するためには、建築物における木材利用を促進することが重要です。木材の利用はCO2の排出抑制及び炭素貯蔵を通じ、脱炭素社会の実現にも寄与します。
    また、建築法の技術革新、建築基準の合理化により、非住宅・中高層建築物における木材利用の可能性が拡大しています。
    これらを背景として、令和3年6月に公共建築物等木材利用促進法が改正され、「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が成立し、木材利用の促進の対象が公共建築物から建築物一般に拡大されました。
    建物への木材の利用は、施主となる事業者にとっても、快適な空間の形成や生産性の向上、建物への愛着心の向上に加えSDGsへの貢献、ESG投資の誘引、社会的評価の向上といった経済的な効果が期待できます。一部の事業者では、店舗やオフィス、中高層ビルの木造化・木質化に取り組む動きがでてきておりますが、まだ広く一般的な取組には至っていないのが現状です。
    このため、川下から川上までの関係者が広く参画する官民協議会(民間建築物等における木材利用促進に向けた協議会(ウッド・チェンジ協議会))を設置し、川下をはじめ各界の声を聞き共有することにより、民間建築物等における木材利用に当たっての課題や解決方法の検討、民間建築物等における木材利用の先進的な取組等の発信など、木材が利用しやすい環境づくりに取り組みます。

    詳細はこちらをご覧ください。

    木づかいサイクルマークについて

    平成 17年度から実施されている「木づかい運動」のロゴマークは、木づかいサイクルマークです。

    このマークは日本の美しい森の再生を願い、「植える、育てる、収穫する、上手に使う」という森のサイクルや、地球環境を思う人たちの連携やつながりを無限大で表現しています。

    令和6年3月末現在、このロゴマークの使用登録をしている企業・団体 [外部リンク]の数は375、地域材で作られた製品や、普及用ツールなどに貼付、活用されています。

    「木づかいサイクルマーク」の使用申請については下記を参照ください。
    ご使用の申請・登録・変更 http://www.kidukai.com/company/application.php(外部リンク)

    木づかいサイクルマーク

    木づかいについてもっと知りたい方へ。 

      ウッド・チェンジポスターについて

      木材利用促進を促すウッド・チェンジポスターを林野庁で製作しました。掲示などに是非ご活用下さい。

      ポスターはこちら(PDF : 1,488KB)からダウンロードして下さい。

      なお、著作権の関係上、ポスターは加工せずにそのままご利用下さい。HP等でご紹介いただく場合には当庁からの引用である旨明記して下さい。

      ウッド・チェンジポスター



      お問合せ先

      林政部木材利用課

      担当者:消費対策班
      ダイヤルイン:03-6744-2296

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