世界遺産
- 世界自然遺産「屋久島」
- 世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」
- 世界文化遺産
世界自然遺産「屋久島」
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→屋久島森林生態系保全センター
→屋久島(やくしま)森林生態系保護地域)
→屋久島世界遺産地域連絡会議、科学委員会に関する取組
世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」
○世界自然遺産に登録決定
令和3(2021)年7月16日から7月31日にかけて開催された第44回世界遺産委員会拡大会議において、我が国(共同推薦省庁:環境省及び林野庁)が世界遺産に推薦していた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界遺産一覧表への記載(世界自然遺産への登録)が7月26日に決定しました。
本遺産地域は、世界的に貴重な固有種や絶滅危惧種が数多く生息・生育しており、独特で豊かな生物多様性の生息域内保全において極めて重要な自然の生息地を包含していることが評価され、また、適切な保護管理体制が整っているものとして世界自然遺産に登録されました。
本遺産区域の約7割を占める国有林野の管理者である九州森林管理局としましては、自然遺産の価値を維持し、次世代に確実に引き継ぐため、地域関係者の皆様とともに連携・協力しながら、森林生態系の保護・管理の取組を一層進めていくこととしています。
世界遺産としての顕著な普遍的価値〈クライテリア×生物多様性〉
遺産地域は、国土に占める割合はわずかですが、日本全体の動植物種数に対して大きな割合を占めるとともに、日本の脊椎動物における国際的な絶滅危惧種の36%が生息しています。
また、国際的な絶滅危惧種95 種のうち75 種が固有種であり、奄美大島と徳之島のみに分布する1属1種で世界に近縁種がいないアマミノクロウサギ、沖縄島北部の固有種である非飛翔性のヤンバルクイナ、3つの島に生息し各島に固有の3種で固有属を形成するトゲネズミ、西表島にのみ生息するイリオモテヤマネコなど、その地史を反映し遺存固有種と新固有種の多様な事例がみられ、世界的にみても生物多様性の生息域内保全にとって極めて重要な自然の生息・生育地を包含した地域となっています。
保護管理〈国立公園、森林生態系保護地域など〉
遺産地域の約7割は九州森林管理局が管理する国有林野であり、当局では森林生態系保護地域または希少個体群保護林に設定し、厳格に保護・管理を行っています。また、民有地を含む遺産地域全体は環境省が管理する国立公園の特別保護地区または第1種特別保護地域に指定されているとともに、一部区域では国指定鳥獣保護区や天然記念物保護区にも指定されています。
保護管理に当たっては、本遺産の管理機関である環境省、林野庁、鹿児島県、沖縄県及び関係市町村で地域連絡会議を設置し、本遺産の適正な管理のあり方の検討と関係行政機関間の連絡調整を図っています。また、適正な管理に必要な科学的助言を得るため学識経験者による科学委員会を設置しています。
〇遺産地域の位置及び面積
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![]() 沖縄島北部国有林の景観(沖縄島北部) |
![]() 大富展望所からの眺望(西表島) |
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遺産の面積 | ||
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→西表森林生態系保全センター
→奄美群島森林生態系保護地域
→やんばる森林生態系保護地域
→西表島森林生態系保護地域
→奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界遺産科学委員会について(外部リンク:環境省)
→奄美群島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界遺産地域連絡会議について(外部リンク:環境省)
世界文化遺産
○「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
→詳細はこちら「文化庁ホームページ」(外部リンク)
○長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
→詳細はこちら「文化庁ホームページ」(外部リンク)
○明治日本の産業革命 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業
→詳細はこちら「文化庁ホームページ」(外部リンク)
お問合せ先
計画保全部 計画課
担当者:自然遺産保全調整官
ダイヤルイン:096-328-3613