G7宮崎農業大臣会合開催記念「木造化でつながる都市と農山村」産学関係者による意見交換会結果概要
G7宮崎農業大臣会合の開催に合わせて、4月24日(月曜日)に、林野庁主催の「木造化でつながる都市と農山村」と題した産学関係者による意見交換会を実施しました。農業大臣会合のサイドイベントにもご登壇いただいた米国イェール大学建築学部教授のアラン・オルガンスキ氏をお招きし、持続可能な森林経営と都市における木材利用の促進が農山村の発展に貢献することについて、国内の研究者・専門家や民間企業等と意見交換を行いました。
1. 開催日時・場所
日時:令和5(2023)年4月24日(月曜日)10時00分~12時00分
場所:農林水産省
場所:農林水産省
2. 意見交換会の概要
オルガンスキ氏の講演
オルガンスキ氏より、農業大臣会合のサイドイベントに引き続き、都市に大規模な炭素の貯蔵庫としての機能を持たせる構想について説明があり、また、同氏と共同で建築設計事務所(グレイ・オルガンスキ・アーキテクチャー社)を経営するエリザベス・グレイ氏より、実際に同社が手掛けた木造建築プロジェクトの紹介がありました。
◆米国イェール大学建築学部教授、アラン・オルガンスキ氏(PDF:18,070KB)
意見交換
意見交換では、東京大学生産技術研究所の腰原幹雄教授(PDF:3,362KB)がモデレーターを務め、次の参加者からそれぞれの取組が紹介されました。
◆三菱地所株式会社、関連事業推進部長兼木造木質化事業推進室長、森下 喜隆氏(PDF:3,426KB)
◆株式会社大林組、木造・木質推進部主席技師、山﨑 慎二氏(PDF:3,628KB)
◆株式会社竹中工務店、木造・木質建築推進本部長、石川 修次氏(PDF:3,280KB)
◆株式会社マウントフジアーキテクツスタジオ、主宰建築家、原田 真宏氏(PDF:4,538KB)
オルガンスキ氏とグレイ氏より、それぞれの発表に対して、日本国内の関係者が伝統を生かしつつ新しい技術を組み合わせ、総合的な構想を持ってプロジェクトを進めていることへの賛辞が送られました。また、オルガンスキ氏より、次のようなコメントがありました。
オルガンスキ氏より、農業大臣会合のサイドイベントに引き続き、都市に大規模な炭素の貯蔵庫としての機能を持たせる構想について説明があり、また、同氏と共同で建築設計事務所(グレイ・オルガンスキ・アーキテクチャー社)を経営するエリザベス・グレイ氏より、実際に同社が手掛けた木造建築プロジェクトの紹介がありました。
◆米国イェール大学建築学部教授、アラン・オルガンスキ氏(PDF:18,070KB)
意見交換
意見交換では、東京大学生産技術研究所の腰原幹雄教授(PDF:3,362KB)がモデレーターを務め、次の参加者からそれぞれの取組が紹介されました。
◆三菱地所株式会社、関連事業推進部長兼木造木質化事業推進室長、森下 喜隆氏(PDF:3,426KB)
◆株式会社大林組、木造・木質推進部主席技師、山﨑 慎二氏(PDF:3,628KB)
◆株式会社竹中工務店、木造・木質建築推進本部長、石川 修次氏(PDF:3,280KB)
◆株式会社マウントフジアーキテクツスタジオ、主宰建築家、原田 真宏氏(PDF:4,538KB)
オルガンスキ氏とグレイ氏より、それぞれの発表に対して、日本国内の関係者が伝統を生かしつつ新しい技術を組み合わせ、総合的な構想を持ってプロジェクトを進めていることへの賛辞が送られました。また、オルガンスキ氏より、次のようなコメントがありました。
- 建築物の高さは技術の進歩のものさしとして分かりやすいが、人口が密集する大都市だけでなく中小の都市における需要も考慮し、その形状や土地利用との適応、伝統等の要素も加味した設計を今後進めていくべきではないか。
- 脱炭素化は改めて建設セクターを評価する契機となり、木材利用と森林の保全、排出削減を組み合わせることで都市と地方のシナジーを生み出し、新たなビジネスや雇用を創出するチャンスにもなると考える。
- 建築物の寿命到来後、使われていた木材をリサイクルすることにより付加価値を与えることができる。材料の調達から再利用までの情報を一括し、炭素貯蔵の視点から運用していくことが理想的。
お問合せ先
林政部木材利用課木材貿易対策室
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