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准フォレスター研修(第2コース)第2週
2011年10月24日~28日 森林施業プランナーのみなさんと合同研修~4日目(平成23年10月27日)
プランナーのみなさんの自己紹介からスタート
7名の森林施業プランナーのみなさんが加わり、研修生は総勢25名。 賑やかな一日が始まりました。
森林施業における労働安全(講義)
1講目は、林材業労災防止専門調査員の渡部氏を講師に「林業労働災害の現状と安全の確保」についての講義が行われました。 リスクアセスメントのねらいは、作業現場で労働災害の発生しそうな危険なところを前もって全般的に洗い出し、事前にどれくらい危ないかを体系的に評価し、その評価に従ってきちんと対策を実施することです。
木材流通・販売(講義)
2講目は、フォレスターとして森づくりの戦略を練っていく上で必要となる木材の流通・販売の現状を把握し、木材の売買に係る感覚、情報収集、分析ができるスキルを養うことと、地域での流通・販売情勢についてリアルな動きについて学びました。 講師の金川氏(物林株式会社 北海道建設資材部長)は、ハウスメーカー向け木材建材販売、国産材原木・製材品の流通、外国産材の輸入販売などに長年携わっており、講義では木材産業の現状、北海道産木材の用途、木材価格の考察、木材流通の実態、地産地消木材の実態と安定供給などについて豊富な知識と情報をユーモアを交えながら研修生に教えていただきました。
森林経営計画の概要と作成演習
森林経営計画とは、持続的な森林経営を図るために森林所有者等が向こう5年間の自らの森林施業についてたてるものです。 計画事項には、集約化された面的な森林のまとまりの下で、森林施業や森林作業道の作設、森林の保護などがあり、森林所有者または所有者から委託を受けた森林施業プランナーなどが策定を行います。 この演習では、森林施業プランナーとその指導的立場となる准フォレスター(研修生)が一緒に計画を作成しました。 講師から森林経営計画の留意点などの説明を受けて、早速、作業が始まりました。
演習対象は、各森林施業プランナーのみなさんが実際に仕事を行っている地域の森林です。 現地をよく知るプランナーから説明を受けながら、グループで検討を進めました。
GIS(地理情報システム)を活用して現地の状況を確認しています。
検討すべき事項を書き出し、電卓をたたきながら構想を整理中。
各グループでは役割を分担しながら、効率的に作業を進めました。
どのような議論をおこない、計画ができあがったのか、しっかりまとめて発表するために、最後の詰めも重要です。 研修生のみなさんは、時間いっぱいまで真剣な検討と発表の準備を続けていました。
Posted by 指導普及課|2011.10.27|准フォレスター研修 |